第598話 ともクラ! その9

【登場人物】

低気圧ともこ 企業勢VTuber(美少女ゲー系) 低気圧よわよわV

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

五十鈴えるふ DStars3期生 和風エルフ


【シチュエーション】

 ともこがやってるマイクラ企画配信。



◇ ◇ ◇ ◇



えるふ「いやぁ~、今日は楽しかったなぁ~!」


   「いろんな所に連れて行ってくれて」


   「ありがとうね、ともこちゃん!」


ともこ「…………ぜぇぜぇ、はぁはぁ」


   「ど、どういたしましてと、言うと思ったか」


   「なんだアンタ、体力お化けかよ」



   「もう夜中の三時だぞ!!!!」



―――――――

コメント

―――――――


:開始何時だったっけ?


:俺の記憶が正しければ22時開始だったはず


:大人の時間よね


:↑23時くらいからじゃない?


:↑24時越えてからだろ


:↑深夜1時から許されてる希ガス


:なんにしても、こんな時間までマイクラしてるバカタレはどいつだ!


:こいつらだ!


:えるふちゃん、元気よすぎぃ!


:中学生かな?


:というか、えるふちゃんって、こんな長時間配信するんだね


:ぜんぜんそんな印象なかった


:↑それ


:わしら、なんだかんだでえるふちゃんのことをよく分かってなかったな


:それはそれとしてゆきちよ


―――――――



ゆ き「すかぴー(爆睡)」



ともこ「爆睡しとるやんけ!!!!」


   「人の配信で寝落ちすな!!!!」


   「あと、落ちるなら通話切って!!!!」


えるふ「グループチャットだから」


   「こっちが切るとかできないもんねw」


ともこ「いや、えるふさん」


   「アンタが新しいチャットの方に」


   「入ってくれればそれで済む」


   「話なんですけれどね?」


えるふ「なるほどたしかに! それには気づかなかった!」


   「流石ともこさん! 熟練の配信者だ!」



ともこ「誰でも気がつくだろ!」


   「おちょくってんのか!」



―――――――

コメント

―――――――


:もうなんか、このやりとりにも慣れてきたな


:ともことえるふちゃんのやりとりすこ


:仲の良い学生のだべりみたいで聞いてて心地良い


:今日はこのコラボが見られただけで大満足よ


:これからもコラボして欲しいね


:そうね、定期的にやって欲しいよね


:ともこがへららずに、ここまでやれるのは本当に貴重


:いつも低気圧に負けちゃうのにね


:えるふちゃんの安心感は、低気圧にも勝つってことか


:侮れないな、えるふちゃん


:へらってる時間もないほどに、ボケ倒してくるだけでしょw


―――――――



えるふ「それじゃあ、次のディスコードのチャンネルにも」


   「来てくれるのカナ?」



ともこ「いいとも~~~~♪」



   「って、なにやらすんじゃい!」


   「もうとっくの昔に明日じゃい!」



えるふ「あははは! ごめんごめん!」


   「つい、ともこさんと喋るのが楽しくって」

 

   「もう夜も遅いし、このあたりでお開きにしようか」



ともこ「ん、まぁ、そうですね」


   「えるふさんは、明日もまた配信ありますしね」



えるふ「え⁉ なんで私の配信スケジュール知ってるの⁉」


   「もしかして、ともこさんも私の配信見てくれてる⁉」


ともこ「いや、それは!」


   「トレンド研究といいますか!」


   「やっぱり売れてるVTuberは」


   「ちゃんと調査しなくちゃって……」



   「べ、別にアンタのことが好きで、見てるんじゃないんだからね!」



えるふ「ツンデレ芸キター!」



―――――――

コメント

―――――――


:もうずっとやっててくれw


:ともこもえるふちゃん見てるんかいw


:お似合いやないけw


:てぇてぇ、てぇてぇ


:事務所の枠を越えて咲いた百合


:これは俺たちリスナーが守護らねば


:今日はいい夢みれそうだぜ(ちな、明日五時起き)


:↑いい夢見ろよ


:↑気をつけてな


:↑仕事も勉強も睡眠は大事だぞ


:↑今日も一日、ご安全に


―――――――



えるふ「それじゃあね! ともこちゃん!」


   「また違うゲームでコラボしようね!」


ともこ「コラボしようねじゃないんだわ!」


   「私がやるの美少女ゲームなんだわ!」


   「基本、一人でやるもんなんだわ!」



   「まったくもう……(まんざらでもない)」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆


事務所を越えて咲いた百合の花。

ということで、時間も遅いので(そしてゆきちが事故りそうなので)お開き。

二人のコラボはこれにて終わりなのでした……。


へらってる場合じゃなかったね、ともこ!(元気がいちばん)


さて、話が終わったように見えておりますが、タイトル的にはラストじゃない。ここからもうちょっとだけ、そう、次の話を見据えて、話が進んでいきます。気になる方は―――ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m

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