第577話 大丈夫! うみの攻略本だよ! その4

【登場人物】

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

加藤アトリ  だいさんじのトーク女王 貧乳錬金術師

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


【シチュエーション】

 うみ。大きく遅れてのバニーマスター参戦。


◇ ◇ ◇ ◇



ばにら「息ぴったりですね」


   「とても初がらみとは思えない」


   「いや、加藤さんのチャンネルで絡んでるのか?」


ずんだ「どうかしら? この感じだとなんか絡んでそうよね?」


   「とはいえ、この和気藹々とした感じは強いわね……」


   「オーラスを狙ってきたのもだけれど」


   「コラボ相手にも隙がない」



   「ほんとうみの配信にかけるセンスには脱帽するわ」



ばにら「ですよねぇ。いつか絶対に抜かされちゃいそう」


ずんだ「それは大丈夫よ」


   「心配しなくても、アンタが配信ではずっとトップよ」


ばにら「なにを根拠に言ってるんですか?」


   「まぁ、そう言ってくれて嬉しいですけど……♥」



ずんだ「ほら、うみはなんだかんだで」


   『社畜根性極まれり~~~~!(声真似)』


   「ってところがあるでしょ?」



   「会社の案件に振り回されて」


   「配信時間をうまく確保できなくなって」


   「最終的にアンタが勝つ未来がありありと見えるわ」



   「特に、誰かさんが受けないせいで……(にやにや)」


ばにら(割と生々しい理由だった……)


   (私も、ちょっとくらい会社の案件受けてあげよう……)



◇ ◇ ◇ ◇



八丈島「はい、それじゃあまず」


   「このゲームのシステムの説明をしていこうかなと」


加 藤「もうみんな、いろんな配信で見てるでしょw」


   「そんなんいいからはよやろうぜ、八丈島w」


八丈島「身も蓋もないこと言わないでもろてw」


   「まぁたしかに、擦られすぎて説明する必要ない」


   「そんな感じはありますけれどもw」


加 藤「せやろ?」


   「まぁまぁ、女の子と一緒にお酒を飲んで」


   「楽しくトークして仲良くなる」


   「お喋りキャバクラゲームってことや……!」


八丈島「しれっと説明してるじゃないですか!!!!」



―――――――

コメント

―――――――


:親切だな加藤w


:そらそうよ、加藤は気配りの女


:うみちゃんも気配りについては負けてませんよ!


:まぁ、けど、実際もう見飽きちゃってる感があるよね


:ゆきちの配信がやっぱりよかった


:↑ともこちゃんも絶賛してたよね


:↑流石は元、エロゲーレビュー系VTuber!


:あとは意外にうーちゃんもよかったな


:男になりきってノリノリロールプレイしてたよね


:いくたんも反応が初々しくてよかったぞ


:女の子がはじらいながら、そういうゲームするのすこ


:なお安定のちまき


:↑パンツにいちいち反応して楽しかったよな


:↑そうそうやっぱり、このゲームはパンツなんよ……!


―――――――



う み「パンツ? パンツがどうかしたんですか?」


   「ちなみに委員長は、学校指定の清楚な白ですよ!」


加 藤「学校がパンツの色を指定する⁉」


   「普通はしないだろ⁉」



   「ちなみに私は、情熱の赤だぜ!!!!」



―――――――

コメント

―――――――


:なんの報告w


:パンツ報告ありですw


:やべぇ、1㎜も嬉しくないw


:委員長と加藤のパンツじゃぁなぁ……w


―――――――




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



リスナーにパンツ報告するVTuber。

うみ、加藤、そういうところやぞ……。


そして、それに狂喜乱舞しない訓練されたリスナーたち。

八丈島チャンネルは、パンツ程度では揺るがないのだった。


洗礼が襲うんじゃなかったのか! やっぱりテンポがちょっと遅い、まったり展開! とはいえ、次に待っているのは間違いなく――チラリとバニースーツの下から見えるパンツの色が気になる方は、ぜひぜひ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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