第568話 またなにも知らされていないあひる その8
【登場人物】
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
秋田ぽめら DStars特待生 みんなのママ
特級呪物 ぽめらの旦那 エロ同人漫画家
社長 DStarsの社長 元技術者の濃厚オタク
【シチュエーション】
あひるちゃんドッキリ配信。(運営)
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「……いやまぁ、おもてたよりはしょーもないですけど!」
「潰れてるのはほんとですやん! 怪我なくてよかったですやん!」
「みなさんも、家の倒壊にはどうか気をつけてもろて!」
りんご「あひるのふり見て、我が振り直せってね……!」
ばにら「なんもうまいこと言えてないバニですよ?」
りんご「ということで、あひるちゃんの家ネタにもオチがついた所で」
「そろそろ二期生のみんなには退場してもらおうかなぁ……」
ばにら「あひる先輩も息してないですしね(気の毒)」
りんご「二期生って自由なのはいいんだけど」
「いまいちシナジーがないんだよね」
「揃った時のレア感は半端ないけど」
「むしろあひるちゃんは」
「僕やぽめちゃんと仲良いから」
「実質、特待生だと思われているまである……!」
ばにら「前の企画でも呼ばれてたバニですからねw」
りんご「まぁ、辛い方が面白いっていう意見もありますけど」
「動く画がね、やっぱりね、ドッキリは欲しいよね」
「ということで……」
二 人「VTRスタート!」
◇ ◇ ◇ ◇
ナ レ「二期生、次の収録もあり退室」
「再び一人になったあひるちゃんですが」
「ここで廊下から変な物音がしてきて……?」
あひる「なんか騒がしいんですけど?」
「この声、どっかで聞いた覚えがあるんだよな……?」
???「だから! どうしてウチの嫁を使ってくれないんだ!」
「話が違うじゃないか! こんな扱いをされるだなんて!」
「裁判所に訴えてやるからな!」
???「落ち着いてください! これには事情があるんです!」
「彼女にはまだライブは時期尚早!」
「そう上層部が判断したんです! 我々の判断を信じてください!」
???「うるさい!!!! どけ、
あひる「…………特級呪物先生来てるじゃん」
???「こちとら社長だぞ!!!!」
あひる「…………相手してるの社長じゃん」
「え、なに? どういうこと?」
「なんで二人がバチバチにやりあってんの?」
呪 物「俺の嫁にソロライブをさせろ!」
「なんであひるごときがソロライブできて!」
「俺の嫁がソロライブできないんだ!」
「おかしいだろ!!!!」
社 長「物事には順序というものがあるんです!」
「ぽめらさんは、あひるさんの後輩でしょ!」
「後輩が先にソロライブなんてしたら……」
「先輩の立つ瀬というモノがないじゃないですか!」
呪 物「異議あり!!!!(逆転裁判)」
「その理論でいくと、DStarsメンバーは」
「最古参のときはいまがライブをするまで」
「誰もソロライブをできなくなるじゃないか」
「よって……羽曳野あひるのライブは無効!!!!」
あひる「……なんで呪物先生、ノリノリで逆転裁判してんの?」
社 長「呪物先生……それは違うよ!!!!(ダンガンロンパ)」
「ときはいまは既に、バーチャルだけれどソロライブ済み」
「つまり……実質ゼロ期生のみそぎはすんでる!」
「さらに一期生も、生駒すずがソロライブをしている」
「生駒くんのママは……呪物先生だよね?」
「それを知らないはず、ないじゃないか?」
あひる「なんで社長がダンガンロンパしてんの?」
呪 物「ぐぬぅっっッッ!!!!」
あひる「それでちょっと効いちゃってるし!」
「呪物先生に、ロンパ効いちゃってるし!」
「ちょっと、これななに、どういうことなの……⁉」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
会社の廊下で逆転ロンパし始める、特級呪物先生と社長。
割と長い付き合いの二人……のはずですが、だからこそすれ違ってしまう。
嫁がなによりも大事。愛妻家の呪物先生的に、あひるにライブを先越されたのは、腹に据えかねるものがあったのかもしれませんね。
なお、全部仕込みです。
呪物先生ならやりかねない感。
何度もフォローしていますが、呪物先生はネットではちょいちょいイキっておりますが、リアルではまともな常識人です。w そんな彼が気になる――人なんているのかな? まぁいいや、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます