第552話 がんばれ宇宙廃品回収会社 その8

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

渋谷いく   DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber

宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫


【シチュエーション】

宇宙を巡って廃品を回収するゲームをやることにした四人。

たるととずんだ二人っきりになる……。



◇ ◇ ◇ ◇



ずんだ「なんがいる⁉ なんがいるよぉ⁉」


たると「なに、さっきの重低音⁉」


   「確実にヤバいモンスターが潜んでる⁉」


ずんだ「たるとちゃん⁉ 先に行くでな⁉」


   「こういう時は先輩が先陣を切るもんだでな⁉(混乱)」


たると「なにさらっと押しつけようとしてるさぁ⁉」


   「そんな決まりないさぁ⁉」


   「ずんだちゃんから先に行ってよ! 社長でしょ!」


二 人「やんややんや!!!!」


???「う゛ぉおおおおおおおおおッ!!!!」


二 人「ひぁああああああッ!!!!」



―――――――

コメント

―――――――


:泥沼になってきたゾ?


:怖がりイッヌが、こうなるのは正直見えてた


:たるとちゃんもここまで怖がるとは……!


:このゲーム、ホラー要素も何気に強いよね


:これ、なんのモンスターだろう?


:実は叫ぶモンスターってそんなにいない……


:↑ネタバレはやめておこうぜ


:↑うろたえるずんさんとたるとちゃんが見たいんじゃないか


:↑しーっ!


:さて、どっちが行くのやら


:VTuberとしての意地の見せ所だな……!


―――――――



たると「……ずんだちゃん! 怯えていても仕方ないよ!」


   「ここは覚悟を決めて突撃するしかないさぁ!」


ずんだ「……たるとちゃん!」


   「なんて男らしいだでな!」


   「ずんだ、ちょっとほりちまいそうだよ!」


たると「惚れるのはちょっと勘弁して!」


   「これ以上、ばにらちゃんの周りを厄介な状況には」


   「したくないので!」



ずんだ「たるとちゃん……!」


   「ずんだは! ずんだは浅ましい女だでな!」



   「たるとちゃんがもしかして」


   「ばにらちゃんを狙ってるのじゃないかと」


   「勝手に警戒してじぇらしぃを妬いて」



   「なのにたるとちゃんは、ばにらちゃんのことを」


   「一番に考えてくれていて!」


   「ずんだは感動したでな!」


   「もうたるとちゃんを疑ったりなんか……!」



???「ビァアアアアアアアアアアッ!!!!(モンスター登場)」



二 人「ぎにゃぁあああああああッ!!!!(絶叫&逃走)」



―――――――

コメント

―――――――


:草w


:せっかくの和解シーンが台無しw


:イイハナシダナァーの流れだったのにw


:おい、大トカゲ! なにしてくれてんねん!w


:やっぱスポアリザードか……!


:こいつ叫びはするけど襲ってはこないんだよな


:モンスータの中では雑魚中の雑魚


:目が合えば逃げてくモンスターに怯えてた二人


:↑今も怯えとるがなw


:ずんさん、もうちょっとホラー耐性をつけようね


:たるとちゃんも


―――――――



ずんだ「え、雑魚モンスター? 攻撃してこない?」


   「なんだ~! それならそうと、はやく言ってよ~!」



   「オラオラオラ! よくもやってくれたでな!」


   「ずんだを怖がらせたことを後悔させてやるでなぁ!」


   「覚悟せえや!!!!(奥へと駆けていく)」



たると「ちょっ! ずんだちゃん!」


   「落ち着いて! まだ、他にモンスターがいないとは……!」



???「パララパララララッ!!!!(ショットガンの音)」



―――――――

コメント

―――――――


:あ


:あ


:やべべ


:もう一体、モンスターが控えていたか


:ペロッ! この音は散弾銃!


:↑舐める必要ないだろw


:くるみ割り人形かぁ……!


:けっこうつよいモブモンスターが湧いてたな


:これはずんだ死すだなぁ


―――――――



たると「ずんだちゃん! だから一人で突っ走っちゃダメって!」


   「って、モンスターが今度はこっちに!」


   「きゃっ……きゃぁああああああッ!」



―――――――

コメント

―――――――


:そしてたるとも死ぬと


:まぁ、たるきちにモンスターとやり合うスキルなどあるはずもなく


:初回プレイとしては上出来な部類ではないでしょうかw


:撮れ高はあったよなw


:これは流石に仕方ないんよw


:たるとちゃん、ずんだちゃん、おつかれバニ~!


:ここは一旦、みんな死んで仕切り直しだ!


―――――――



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



川崎ばにらカンパニー社員、無事に全員○亡。(白目)


Co-op系のゲームは、初見でやるとこういうことになったりするから怖い&だからこそ先が読めなくて面白い部分がありますね。ただ、ずんだとたるとがわかり合えそうな空気を出した矢先に、こうなってしまったのは残念でした。


はたして二人はわかり合うことができるのか!

物語的には、わかり合えない方が面白いのですが!

どうなるずんたる!


ということで、ここで探索一日目終了。二日目へと移動していきます。1回目の決算日のノルマはけして高いものではないですが……この四人のへっぽこぶりで乗り越えることができるのか。会社の行方が気になる方は、ぜひぜひ、評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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