第550話 がんばれ宇宙廃品回収会社 その6
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
渋谷いく DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber
宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫
【シチュエーション】
宇宙を巡って廃品を回収するゲームをやることにした四人。
ばにら社長の○体回収される。
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「それじゃ、この中で一番先輩のずんだが」
「みんなにお手本見せるから」
「よーく見て、勉強するでな?」
二 人「はーい!」
―――――――
コメント
―――――――
:ずんさんがレクチャー役か
:ちょっと不安だw
:ずんさんも一応特待生(笑)なんだぞ
:レトロゲー担当だから、こういうゲームは不安
:FPS担当はすずとりんごとぽめちゃんだもんな
:↑ほぼ全員だが?
:↑おかしいな、なぜずんだだけ……
:その分、レトロゲーの技量はたしかだから(震)
:いけるいける! 飛べる飛べる!
:ずんさん先輩としての貫禄を見せつけるんだ!
:ユーキャンフライだ! 飛べゲーミングイッヌ!
―――――――
ずんだ「まぁまぁまぁ」
「日常的にFPSをやってる人間なら」
「これくらいのジャンプなんでも……」
「よいしょぉッ!」
「おっとっと……!(落ちかける)」
たると「あっ、あっ、あぁっ!」
「危ない、落ちるかと思った!」
い く「ずんだちゃん、びっくりさせないでよ」
「一応、ゲーム特化型VTuberの」
「特待生なんだよね?」
ずんだ「ちょっと落ちそうになっただけじゃん!」
「もうっ! そんな怒らなくてもいいでしょ!」
「思ったより難しいんだから」
「そこまで言うならやってみるでな!」
い く「どうする? どっちから行く?」
「あてぃしはどっちでもかまわないけど?」
たると「じゃあ、私から行ってみようかな」
「いくちゃん……」
「落ちたらこの会社のことお願いね!」
い く「しれっとフラグ建てないでw」
「無理だよ、ずんだちゃんと二人で」
「この会社を切り盛りするのなんてw」
たると「大丈夫、いくちゃんならできるよ!」
「それじゃ…………やってやるさぁ!」
「とりゃぁッ!!!!(大ジャンプ)」
い く「あっ! たるとちゃん! ちょっと飛びすぎ!」
ずんだ「たるとちゃん! 軌道修正!」
「まだなんとか間に合うでな!」
たると「えっ、やっ、あっ……!」
「とやぁーーーーッ!!!!(空中で方向を換える)」
「よしっ! セーフ!(無事に鉄骨に飛び移る)」
二 人「おぉ~ッ! 上手い、上手い~!」
―――――――
コメント
―――――――
:たるとちゃん危なかった!
:軌道修正ナイス!
:空中でぐいっと曲がったねw
【スパチャ 2千円: ナイスジャンプ】
【スパチャ 4千円: 無事でなにより】
:たるとちゃん、そこそこゲームできるじゃん?
:会社の方針でゲームしないだけで、スキルはあるのかも
:ちょっと感動した
:さて、あとはいくたんだが……!
:FPSつよつよのいくたんだし、なんとかなるでしょ?
:いや、こういう時にいくたんはやる女……!
:どうなるが配信として美味しいのか
:わかってるよな……!w
―――――――
い く「よし! それじゃ、残るはあてぃしだね!」
ずんだ「いくちゃん! 落ち着いて飛ぶでな!」
「大丈夫、いくちゃんならできる!」
たると「いくちゃん! 落ち着いて!」
「よく見て飛べば、なんとかなるから!」
い く「よぉ~~し! 見てろよぉ~~!」
「とりゃあああああああああッ!!!!(明後日の方向)」
二 人「い、いくた~~~~ん!!??」
―――――――
コメント
―――――――
:いくたん、跳躍失敗w
:笑いの勘所を分かっていらっしゃる
:ここは落ちるのが正解
:陰キャなのにうまく空気を読んだなw
:むしろ空気を読めるから陰キャ
:空気が見えるからこそ、周りに気を遣っちゃうんだよね
:そう、ここは気を遣う場面
:これでようやく場ができあがったな……!
:さぁ、地獄のはじまりだ!
―――――――
ずんだ「…………(唖然)」
たると「…………(唖然)」
ずんだ「……たるとちゃん」
「二人っきりだでな(人見知り発動)」
たると「……ソ、ソダネー(つられて人見知り発動)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
忘れてもらっては困りますが、ずんださんも陰キャの人。
百合営業相手にモーションをかけてくる先輩VTuberに、なにかと圧をかけている彼女でしたが……いざ、二人きりになったら気まずくてなにも言えない。
どうしてこんな人が、社長になってしまったのか!
よく知らない先輩VTuberと二人っきり。
やっぱり……気まずいですよね!
ずんだとたると、因縁にして突発のタイマンコラボ発生! 百合営業相手を守ろうと番犬モードのずんさんと、そんな彼女の気配を察して警戒しているたると! そんな二人で配信しなくちゃいけないなんて! いったいどうなってしまうのか! この二人がいったいどんなドラマを繰り広げるのか、気になる方は……ぜひぜひ、評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます