第531話 ははのひ その3

【登場人物】

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

渋谷いく   DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


【シチュエーション】

 ははのひ(独特のイントネーション)配信。


◇ ◇ ◇ ◇



二 人「「ファーーーーーーッ!?」」



ばにら「なに作ってるバニか、うみ!」


   「たしかにこれは面白そうなゲームだけれども!」


   「撮れ高が期待できるゲームだけれども!」



   「パクリはいかんバニでしょ!wwww(大爆笑)」



ずんだ「うみってば、本当に器用ね」


   「自分でゲーム作るとか、その発想はなかったわ」



   「しかも『ははのひ』って!wwww(大爆笑)」



ばにら「これ、いつから準備してたバニですかね?」


   「いく先輩と打ち合わせとかしてたバニですかね?」


ずんだ「さすがにサプライズじゃない?」


   「いくちゃんの反応もそんな感じだし」


ばにら「しかし、まさか母の日のネタ配信に」


   「こんな全力でしかけてくるなんて」


ずんだ「エイプリルフールも全力だったし」


   「うみってば本当に、イベントごとは外さないわね」


   「まぁ、問題はゲームのクオリティよ」


ばにら「それですよね」


   「ゲーム配信で目の肥えたユーザーを」


   「自作のゲームで満足させることができるのか」



二 人「「ここはお手並み拝見と行きますか!」」



◇ ◇ ◇ ◇


う み「いくたんも、知ってるよね」


   「ホラーゲームのつぐのひ!」


い く「知ってる! 知ってるけれど!」


   「こんな勝手に作っていいの⁉」


う み「大丈夫大丈夫」


   「これはそれに、そっくりの『ははのひ』だから」


   「文句を言われたら……」



   「あぁ、こちとら国際的な記念日やぞ!!!!」



   「って、キレ散らかしてやりますよ」


い く「そういうことじゃない!」


   「名前的なことじゃなくてね!」


う み「まぁ、いろいろ頑張ったんですけど」


   「マウスのクリックに合わせて、キャラを前進させるのって」


   「実装が意外と難しくてですね……」



ゲーム【いきなりRPGツクールみたいな画面】



い く「ちがうゲームじゃん!!!!」



う み「いやぁ」


   「委員長、古のツクラーだからさ!」


   「そっちのノリになっちゃったよね!」



   「じゃあ、頑張って後ろから追いかけてくる」


   「うみに追いつかれないように走ってね!」



い く「だから違うホラーゲームじゃん!」


   「青鬼じゃん!」



―――――――

コメント

―――――――


:久々にワロタwww


:最初からRPGツクールでやればいいでしょw


:むしろ高度なことやっとるわw


:みんな青鬼って言ってるけど、これ直線勇者じゃ?


:こういう縛り系のゲームって、意外と面白いよね


:古のフリーゲームに詳しい、うみらしいパロディよのうw


:このノリで、いつかRPGで本格的なの作って欲しい


:いや、古のツクラーって、言ってたじゃん?


:これはワンチャン、もう何か作ってる奴やで


:Vectorか? RPGアツマールか?


:ふりーむという可能性もあるぞ?


:こういう話題が自然に出てくるのが、委員長の配信のいいとこw


:ほんと、古のインターネッツの民が多いよな


―――――――



う み「あぁ、君たぴ、うみのゲームに興味津々ですか?」


   「大丈夫です! この配信の後に、速やかに――」



   「DStars公式サイトで」


   「配布予定です~~~!」



   「みなさ~ん! いっぱいDLしてくださいねぇ~!」


い く「これ、配布するの? このゲームを?」


   「本当にいいの? 大丈夫なの?」




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



つぐの○と思わせて青鬼(こっちは伏せない)。

そして、実質直線勇者(こっちも伏せない)。


ノベルゲー作ろうとしたのに、RPGになっちゃうのは、うみらしいというかなんというか。ここでうみ構文とか出しちゃうと、いろいろとまた大変なことになるのかもしれないですね。


島は島でしかない。(さっそく)


古のツクラー感炸裂! うみの本気のフリーゲームが火を噴く! いつ、うみちゃんの黒歴史ゲームが披露されてしまうのか! 今回は短めの回ですが、期待された方は――ぜひぜひ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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