第527話 バニーマスター・先行プレイ配信 その13
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)
清水K介 だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん
大草原原シャロン だいさんじマネージャー お嬢様系一般人
低気圧ともこ 企業勢VTuber(美少女ゲー系) 低気圧よわよわV
【シチュエーション】
ずんだ、キャバクラゲー大会に出場する。
◇ ◇ ◇ ◇
借金取『オラッ!! 出て来んかい!!』
『こさえた借金返しやがれ!!』
『お前もう、利子が雪だるま式で膨らんで!!』
『一生マグロ漁船から下りられない額になってるからな!!』
『というか、どういう神経してたらこんな額を借りれるんだよ!!』
『ご利用は計画的に!!(ゲーム的配慮)』
ずんだ「…………(白目&風化)」
大草原「ほらっ!! 言わんこっちゃない!!」
「ゲームだからって、お金の価値を甘く見過ぎですわ!!」
ずんだ「この借金取りは……闇金だでな?」
「だったら、ずんだがこいつらをしばきあげて」
「借用書ビリビリしたら、踏み倒せるのでは?」
大草原「発想が反○のソレでございますわ!!!!」
「○が如くじゃありませんでしてよ! ずんださま!」
みるく「はい! というわけでね!」
「バニー・マスターの先行プレイ配信でございました」
「いやぁ、やっぱりギャルゲーは、キャバモノに限りますね」
「若さが漲ってきますよ……(テカテカ)」
K 介「みるく先生。流石は、ドリクラで鍛えただけあり」
「誰よりも危なげない、実況配信でございました……!」
「正直、ばにらさんとずんださんが、変なスイッチ入っちゃって」
「使い物にならなくなるとは思ってなかった……!」
ばにら「だって仕方ないじゃないですか」
「ゲームにずんさんが出てきちゃったんだから……」
ずんだ「ばにらちゃんが! 全部悪いのよ!」
「甘い声でずんだのことを惑わす……魔性のバニーが!!!!」
みるく「二人とも大丈夫?」
「虚構と現実の区別、ちゃんとついてる?(煽り)」
K 介「はい! という所で!(あわてて巻きに入る)」
「みなさんどうだったでしょうか?」
「バニー・マスター楽しんでいただけましたでしょうか?」
「お一人ずつ、感想をどうぞ! まずはともこさんから!」
ともこ「久しぶりに紳士・淑女なKENZENゲームでしたね」
「いつも、濃厚アフターな作品ばかりやっている私ですが」
「こういうメキシコに吹く熱風のような作品も」
「悪くないんだな……とあらためて思っております」
みるく「いやぁー、私こういうゲーム大好きなんですけれど」
「最近、この手のって規制が厳しいのか出なくなっちゃったじゃないですか」
「だから純粋にありがとうって気持ちしかないですね……」
「あと、パンツ! パンツの質感とこだわりに、愛を感じました!」
大草原「きらびやかな夜の蝶の世界。そう、彼女たちは夜の嬢王」
「立派なお嬢さまを目指す私としては、たいへん勉強になりましたわ」
「私も、バ美肉する時には、ぜひバニーガールで!」
「バニーガールに美肉すると書いて、バ美肉でございますわ!!!!」
ばにら「ぶっちゃけ、ずっとずんさんを口説いてる感じだったバニよ」
「女の子とお店で飲むお酒って、こんなに美味しいものなんですね」
「ばに~らも、同じバニーガールとして負けてられないバニです」
ずんだ「ずんだも、ずっとばにらちゃんを口説いてる感じだったよ♥♥♥」
「今度ばにらちゃんにも、キャバクラ凸待ちやって欲しいな♥♥♥」
「そしたら、ずんだいっぱいお金持って遊びにいっちゃう♥♥♥」
ともこ「完全にメスの声になってるやないか!!!!」
「配信で流していい奴じゃねーぞ!!!!」
大草原「ずんださま! これ企業案件でしてよ!」
「もうちょっと発言には気をつけてくださいまし!」
みるく「ずんだちゃん、はやく現実に戻っておいで」
ばにら「え、ずんさん、ばに~らがお店やったら来てくれるバニ?」
「だったら、やっちゃおうかな……!」
ともこ「お前もなにその気になってんねん!」
「金盾凸待ちみたいに、滑り散らかすのがオチだってぇの!」
大草原「そうですわよ! ばにらさま一人では荷が勝ちすぎますわ!」
「そういうことでしたら……大草原原シャロンもお手伝いしましてよ!」
みるく「え? ばにらちゃんと、シャロンちゃんがキャストするの?」
「だったら私も通っちゃおうかなぁ……♥」
「あと、ウチのあひるならボーイに使って大丈夫だよ!」
K 介「あひるさん! 逃げて! 今すぐみるく先生から逃げて!」
「この人、やると言ったらマジでやる人だから!」
「はい。ということで、数多のVTuberを」
「キャバクラに沈めた、バニー・マスターは」
「近日発売予定です」
「気になったみなさんは、ぜひぜひ予約のほどよろしくお願いします!」
ばにら「すみません」
「ばに~らにだけ、秘密でソフト売っていただけませんかね」
「正直、ずんさんを完全攻略しないと気がすまなくて」
ずんだ「ずんだも! ずんだもだでなぁ!」
全 員「いい加減、落ち着け二人とも!」
「ここはカップルチャンネルじゃないんよ!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
カップルチャンネルじゃないんよ!
愛深き故に暴走するずんだとばにら。各所で起きてるずんばに推しの流れですが……これはもうやり過ぎて、逆に絡ませない方が安心かもしれませんね。
そしてばにらのキャバクラ凸待ち。
いったい誰が来るのだろうか。
来そうな面子の顔が浮かぶ……!(ただし、猫さんは素性故にでられない)
はい、というわけで、ずんさん蟹工船END。やっぱり、自分のお金の使える範囲で、こういうのは楽しむべきですね。わかりきっていたオチですが、満足していただけた方は――なにとぞ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m
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