第522話 バニーマスター・先行プレイ配信 その9

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber

大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)

清水K介   だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん

大草原原シャロン だいさんじマネージャー お嬢様系一般人

低気圧ともこ 企業勢VTuber(美少女ゲー系) 低気圧よわよわV


【シチュエーション】

 ばにら、キャバクラゲー大会に出場する。



◇ ◇ ◇ ◇



ばにら「んー! 決めた!」


   「ばに~らはこの一番安い、カシスオレンジで!」


   「なぜならばにらが、オレンジジュース大好きバニだから!」


ともこ「いいと思います!」


ばにら「そして、美野里ちゃんには……!」


   「ずんだ先輩が大好きな、ソルティドッグを出すバニな!」


ともこ「そこもずんだ先輩基準なんだw」


   「いいと思います!」


   「もう、ずんだ先輩だと思って口説いていきましょう!」


   「大丈夫、そっちの方が面白そうです!」


ばにら「というわけで、どうぞバニ……!」



クール「やった♥♥♥ これ、好きなの♥♥♥」


   「運命、感じちゃう♥♥♥」



ばにら「ふぁぁあああっ!(歓喜)」


   「なんかいっぱいハートが出たバニよ!」


   「もしかして、喜んでくれてるバニか、これ!」


ともこ「GOODコミュニケーションって奴だね!」


   「マジでずんださんじゃんこれ」


   「ばにらさん、本能で嗅ぎつけたな?」



   「やるじゃない!!!!(ニカッ!)」



―――――――

コメント欄

―――――――


:なんでアイン(北斗の拳)www


:ともこちゃん、渋いネタ知ってるなwww


:お前もやるじゃないwww


:なんかこの二人、組ませてみたら意外とシナジーあるな


:わかる


:ともこちゃん、ダウナー系だけあって落ち着いてるのがいい


:騒がしいばにらに、いい感じに合わせてくれる


:えるふちゃんと同じ匂いを感じるよな


:↑同じことを思った


:ばにらには見守りお姉さんポジキャラがよくあうんよ


:おっと、ずんばには一緒に仲良く、わいわいカップリング


:見守りお姉さんという意見には、ちょっと同意できないぞ


:ずんばに警察だ! ずんばに以外のてえてえは認めない!


:↑ずんばにもいよいよ過激になってきたなぁ


:いろんなずんばにがあっていいじゃないのよ……


:愛の形はひとつじゃないんよ!


―――――――



ばにら「それで。次は会話とプレゼントと食事ばにか……」


   「え? これだけバニか?」


ともこ「そう、これだけ」


   「キャバクラっていうのはね」


   「お酒と会話とプレゼントと食事だけで構成される」


   「極めて高度な大人のゲームなんだよ……」



   「いかに相手を楽しませる会話をすることができるか」


   「相手を喜ばせる注文をすることができるか」


   「常に相手の反応を考えて行動することが求められる」



   「ずばり――【紳士のチェス】なのさ!!!!(ドヤ)」



ばにら「【紳士のチェス】!!!!(ごくり)」


   「ばに~ら、もっといろいろあると思ってたバニ」


   「シンプルが故に奥深いバニな……!」



   「ともこちゃんがヘルプに入ってくれて、本当に心強いバニよ!」


   「ありがとバニよ! サンキューバニな!」



ともこ「なんでありがととサンキュー二回言った?」


   「意味、被ってるよね?」


   「うん? もしかして、なにか意味があるのか?」


ばにら「勢いで言っただけバニよ!(///)」


   「いきなり変な考察はじめないでもろて!(///)」


ともこ「わかったバニー! サンキューバニー! ありがとバニー!」


   「バーニバニバニバニバニ!w」


クール『こういうお店に来るの、はじめて?』


   『そう』


   『まぁ、ここはぼったくりじゃないから』


   『安心して、飲んでいってよ』


   『けど、激安良心価格でもない』


   『財布とはちゃんと相談』



   『お金、大事だよ? 無駄遣いしちゃ、ダメ!』



ばにら「うーん」


   「これ、キャバ嬢的にはいいバニなんですかね?」


   「ガンガン自分にお金を使わせた方が、いいと思うバニですけど」


ともこ「細く長くっていうスタンスなんでしょうね」


   「入れ込ませて、一気にお金を吐き出させるよりも」


   「長く通ってもらって、定期的にお金を落としてもらう……っていう」


ばにら「なるほど! 考えてるばにな、美野里ちゃん!」


   「賢い女ばによ……!」


ともこ「けど、これ美少女ゲームですからね」


美野里『それに、ほら……』


   『せっかく、会ったんだし』


   『すぐにバイバイするのは……嫌じゃん』


   『私も、通ってくれたら、嬉しい……』



二 人「たどたどしい営業トークたまらないバニなんですけど!!!!」



美野里『べ、別に! 心配なんてしてない!』


   『本当! 君なんて、別にどうだっていい……!』



二 人「ツンデレ、いただきましたァッ!!!!」



美野里『……ふん!』


   『とにかく、飲み過ぎないの!』


   『どうしても飲むときは』


   『私を指名してね……』



   『ちゃんと見ててあげる……から!』



二 人「いいよいいよいいよ……いいよ!」


   「最高だよ、このクールちゃん! 分かってるねスタッフ!」



―――――――

コメント欄

―――――――


:息ぴったりじゃんよ、こいつらw


:こんな面白いことになると、誰が思っただろうか


:ともこちょっと見直したゾ!


:もう、美少女ゲームメーカやめて、DStars入ろうぜ


:これで、ばに~らのコラボ先がまた一つ広がったな!


:いや、ばに~らのチャンネルはキッズチャンネルだから


:美少女ゲームメーカーの人を呼ぶのは、厳しいんじゃない


:一夜限りの夢ということか


:キャバクラゲーだけにな


:↑うまいこと言ったつもりかw


:けど、そういうコラボがあってもいいよね


―――――――


☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



ともこちゃんDStarsとか興味ないカナ?

今なら五期生のオーディション間に合うケド?

大丈夫、やさしい先輩ばかりのいい事務所ダヨ?


着々とフラグを建てていくともこ。これで入らないとか嘘バニでしょ。先に出てきたらいおんラーメンの娘と合わせていったいどうなるのか。なぽなぼになるのか――なんて考えた方は、なにとぞ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m

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