第520話 バニーマスター・先行プレイ配信 その7
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)
清水K介 だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん
大草原原シャロン だいさんじマネージャー お嬢様系一般人
低気圧ともこ 企業勢VTuber(美少女ゲー系) 低気圧よわよわV
【シチュエーション】
ばにら、キャバクラゲー大会に出場する。
◇ ◇ ◇ ◇
―――――――
コメント欄
―――――――
:ずんさんではないだろ?
:ずんさんはかわちぃ枠
:キャラも性格も最初の娘の方が近いよねw
:ずんだがクールは解釈違い
:けど、怒った時のずんさんはこんな感じじゃねえ?
:もしかして、裏ではこういうクールキャラ……とか?
:想像できんw
:あ、意外に中の人の容姿と似ているのかもw
:↑二度と言わないで
:↑中の人などいない
:↑VTuberがさぁ、中がどうとかさぁ、言い出したら終わりよ
:↑みんな、インターネッツに夢を見にきてるんだよ
:なんにしても、ちょっと意味がわかんないですね
―――――――
ばにら(しまった、ついうっかりと……!!)
(たしかに美月さん(クール&黒髪)とはそっくりだけど)
(青葉ずんだ(かわいい&茶髪)とは似ても似つかない!)
(やらかしちまったバニよ……!!)
ともこ「…………」
ばにら「あ、え、えーっと!!」
「こ、声!! 声が似てるバニよね!! いや、似てないか!!」
「なんていうか、圧かけられた時の具合が、その……」
「ね!!!!(ゴリ押し)」
―――――――
コメント欄
―――――――
:いやいや無理あるでしょ
:むしろ、なんでそんな必死に誤魔化すの?
:なんかあるの?
:おい、みんなこの話題はやめようぜ!
:ばにらを詮索しても仕方ないじゃんよ!
:俺たちはゲーム配信を見にきてるんだから
:いや、そうは言うても気になるやろこんなん
:ちょっと説明してもらってもいいですか?
【スパチャ 5千円: 私、気になります!!】
【スパチャ 3千円: どういうことですか!? ご飯が喉を通りません!!】
【スパチャ 1万円: 気になって7時間しか眠れません!!】
:↑寝れてるやんけw
:ばにら、もう逃げられない……ゾ☆
―――――――
ばにら(ど、どうしよう……!)
(まさかこんなことでドジ踏むとは……!)
ともこ「わかるゥ~!」
「なんか雰囲気似てるよね、ずんださんと!」
ばにら「と、ともこさん⁉」
ともこ「だからともこでいいってば」
「それより、流石はトップVTuber川崎ばにらだね」
「外見に騙されず、するっと中身を見抜いてしまうなんて」
ばにら「そ、そうバニかな?」
ともこ「そうバニ! そうバニー! 間違いないバニー!」
「ほら、その後の会話とかも、よく見てみなよ……!」
クール『私、口が悪いっていうか』
『思ったことを、そのまま言っちゃって』
『ダメだって思ってるんだけれど、直らなくて』
『ほんと、傷つけちゃったら、ごめん』
『あらためまして、美野里っていいます』
『今日は楽しく飲んでいってね……♥』
ともこ「ほらぁ! この氷点下のツンから、灼熱のデレ!」
「急転直下の温度差対応は、間違いなく青葉ずんだじゃん!」
「かわいいガワで毒舌&後輩圧キャラの、青葉ずんだ先輩じゃん!」
「ッパ、百合営業相手には、一発で分かるんよな」
ばにら(と、ともこちゃん)
(ばに~らのことをフォローしてくれてる?)
(この人、もしかしなくてもいい人バニな……!)
―――――――
コメント欄
―――――――
:あぁ、言われてみればそんな気がしないでも
:たしかに、ずんさんってツンデレだしね
:初期ずんばにの面影がちょっとあるような
:なるほど! ばにらの好みはやっぱりずんだってことだな!
:恋愛ゲームでも見せつけてくれやがってよぉ!
:やっぱりずんばにだな!
:ずんばにしか勝たん!
:というかともこもよく気づいたなこれ
:ナイスフォローともこ!
:流石はVTuber界隈の良心!
:美少女ゲー会社所属のVTuberには収まらない女
:アシストたすかる!
【スパチャ 1万円: ともこちゃんに何か買ってあげてください】
【スパチャ 1万円: ともこちゃん支援】
【スパチャ 2万円: 来月の新作の代金、ここに置いておきますね】
:↑なんでばにらに投げるんだよw
:↑美少女ゲーメーカーのチャンネルだから、収益化が通らないんだよ
:悲しいことに、そういうのへの風当たりは強いのよね
:めっちゃいい娘なのに、かわいそうにな子なのよ
―――――――
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ともこナイスアシスト!
見ず知らず、箱も違えば面識もない、商売敵さえあるVTuber!
それをすっと助けるあたり、善人以外のなにものでもない……!
そして、だからこそ漂う気疲れ感。
いい人がメンタル病むのはこの世の通り。
気配りしすぎて、疲れちゃうんだよね。
わかる。(つらひ)
別に好きで低気圧と友達やってるわけじゃない。けど、友達やらないと、うまくつきあわないと、もっとつらいんだ。全世界のお疲れな社会人(にして美少女ゲーマー)のみなさんを代表して活動しているVTuber、低気圧ともこを応援したいというみなさんは――なにとぞ評価・フォロー・応援よろしくお願いいたします!m(__)m
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます