番外編 バニーマスター・先行プレイ配信 ~紳士・淑女のみなさま、お待たせいたしました~
第514話 バニーマスター・先行プレイ配信 その1
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
【シチュエーション】
ばにら、事務所で企業案件を打診される……。
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「えっ⁉ 企業からのオファーが来てるバニですか⁉」
Bちゃ「えぇ。ばにらさんにぜひ、やっていただきたいゲームがあるそうで」
「発売前にプレイしていただいて、配信して欲しいとおっしゃっています」
「ばにらさんが企業案件NGなのは知ってますが」
「このゲームは好きだと思ったので」
「お話だけでもさせていただこうかな……と!」
ばにら「う~ん、たしかにばに~らは企業案件NGですけど」
「最近はちょびっと、大丈夫かなってなってきて」
「ゲームくらいならやろうと思っているんですよね」
「ちなみに、どんなゲームなんですか(興味津々)」
Bちゃ「バニーマスターです!!!!(握りこぶし)」
ばにら「絶対エッチなゲームだよね!!!!」
Bちゃ「バニーガールのいる店に遊びに行くゲームです!!!!」
「ぶっちゃけキャバ○ラゲーです!!!!」
ばにら「ぶっちゃけるなBちゃん!!!!」
「というか、私が好きになる要素ある!?」
Bちゃ「バニーガール大好きな、ばにらさんなら間違いないと!」
ばにら「好きでこのガワしてるわけじゃねーんだわ!!!!」
「いや、今は好きだけれど! 愛着あるけど!」
Bちゃ「まぁまぁ」
「詳しい経緯を説明させていただきますとね」
「開発元のゲーム会社さんが」
「うちとだいさんじみたいなVTuber事務所と」
「ゲーム系の個人勢VTuberに依頼をかけたんですよ」
「うちとしては、うみさんにお声がけしてもよかったんですが……」
ばにら「そうですよ。こういうのはうみのお仕事でしょ」
「ばに~らに夜のお店のゲームだなんて(///)」
Bちゃ「それですよそれ!」
「やっぱり、多少のはじらいがあった方が」
「リスナーさんも新鮮だろうと」
「そして、そういう新規層を切り開きたいので」
「あえてのばにらさんをご指名してきたんです」
「どうします? お仕事、受けられますか?」
ばにら「う、うぅん……(ばにら困惑中)」
Bちゃ「ちなみに開発中のゲームなので」
「配信はゲーム会社さんのスタジオになります」
「他の配信者のみなさんと、差が出るといけないので」
「同時配信、実質的なコラボになるかと……!」
ばにら(陰キャのばにらにはハードルが高い案件バニ)
(他の箱のVTuberさんと一緒にってのもだけど)
(キャバクラゲーっていうのも地味にしんどそう)
(ここは勇気の撤退!)
(ご指名いただいて悪いけれど、辞退させてもらうバニよ……)
Bちゃ「ちなみに、こちらがサンプルでいただいている」
「バニー・マスターのパッケージ画像なんですが」
ばにら「こ、これは……!!!!」
「圧倒的覇権コンテンツのパッケージ……!!!!」
Bちゃ「ASMRモリモリの」
「ソフ倫ギリギリCGモリモリの」
「きわきわゲームだそうですよ……!」
「しかも、家庭用ゲーム機向けで、出ちゃうみたいです!」
ばにら「え⁉ これ、一般向けで出していいんですか⁉」
「どう考えてもSteamのえっちっちゲームコーナーで」
「売られてる奴じゃないですか⁉」
Bちゃ「そこら辺は向こうもプロですから」
「うまくやるに決まっているじゃないですか……(にちゃぁ)」
「さぁ、どうします?」
「これは撮れ高が期待できますよ?」
「しかも、一番槍をつければ話題になりますよ?」
「川崎ばにらのガワ的に、シナジーもばっちり」
「受けるしかないのでは…………?」
ばにら「…………(葛藤)」
「み……ずんさんと、一緒なら!」
Bちゃ「そう言うと思って、既にずんださんにはオファー済みです♪」
「ばにらさんが受けるなら『しかたないなぁ……!』って言ってました」
ばにら(完全にこちらの思考を読まれてる)
(これは事務所に来た時点で、私の負けだったなぁ)
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
はい、元ネタは言うまでもございませんね。
今、一世を風靡しているバニー・ガーデンでございます。
拙者も、やったさ……! 面白かったさ……!
夜のお店って、あぁやって遊ぶんだね……!
いろんなノベライズやってきたけど、新鮮でしたよ……!
生まれが貧乏で、現在も貧乏で、未来も貧乏。
そういうお店とは縁のない人間なので、仮想体験できるだけありがたやって感じでした。僕も、あんなお店と出会っていたら人生頑張れたかもしれないです。
ということで、DStars・だいさんじ・個人勢を交えての、一大キャバクラゲー大会開催だ! 今回はどんな面子が飛び出してくるのか……気になる方は、ぜひぜひ評価・応援・フォローよろしくお願いします!m(__)m
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