第511話 あの日あの時あの配信で その14
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
トキワいま DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
宮古島たると DStars零期生 事務所の絶対的清楚歌姫
【シチュエーション】
ばにらの金盾凸待ちを振り返る(弄る)ネタ企画にて。
◇ ◇ ◇ ◇
たると「ほらぁ♥♥♥ はやく♥♥ はやくぅ♥♥♥」
ばにら「ちょっ、ちょっと待ってバニよ、たるとちゃん」
「はやくって言われても……ここバーチャルですから」
「食べてって言われても困るバニですよ(困惑)」
たると「じゃあ、○berたるとしちゃうね♥♥♥」
「……今から、ばにらちゃんの家に行っちゃうから♥♥♥」
ばにら「怖い怖い怖いバニ!」
「どうしちゃったバニか、たるとちゃん!」
「なんか今日のたるとちゃんからは、狂気を感じるバニよ!」
たると「そんなことないよ……♥♥♥」
「大好きなお……後輩が♥♥♥」
「VTuberの歴史に残る……♥♥♥」
「偉業を成し遂げて、嬉しいだけだよ……♥♥♥」
ばにら「ぜったい違うバニ!」
「いつものたるとちゃんはこんなんじゃないバニ!」
「ばに~らに優しい、たるとちゃんに戻ってよ!」
たると「ばにらちゃん……♥♥♥」
「なんでそんなこと、言うの……カナ♥♥♥」
「たるとは、ばにらちゃんのこと、こんなに大切に思ってるのに♥♥♥」
「このケーキにも、いっぱい、いーっぱい♥♥♥」
「愛情を入れてあげたのに……♥♥♥」
ばにら「たるとちゃん! まさか、そのケーキ!」
たると「ふふふ♥♥♥」
「ばにらちゃん、ほら、あーんして♥♥♥」
「私の愛で、お腹いっぱいにしてあげるから♥♥♥」
「はい、あ~ん♥♥」
「あ~~~~ん♥♥♥」
ばにら「やめてやめて! たるとちゃん!」
「重たい! 愛が重たいバニ!」
「ヤンデレが過ぎるバニ!」
「ヤンデレたるとちゃんは、ばに~らの解釈違いバニよぉ~!(絶叫)」
たると「はい♪ ということで、サンプルはここまで♪」
ばにら「…………はい?(きょとん)」
たると「ばにらちゃん、びっくりしちゃった?」
「実はですね……」
「じゃーん! こちら、今度発売となるASMR音源!」
『ヤンデレのたるきちに愛されて、今日も寝られない……♥♥♥』
「からの、生サンプルでしたぁ~♪」
「どう、びっくりしちゃったさぁ? 驚いたさぁ?」
ばにら「び、びっくりしたぁ……!」
「たるとちゃん、本当にヤンデレになったと思ったバニよ!」
たると「そんなことあるわけないバニよ~!」
「ということで、凸待ちのついでに宣伝させていただきました!」
ばにら「……あっ!」
「運営! さてはこれが目的で!」
「たるとちゃんの凸に許可を出したな!」
「汚いぞ! ばに~らの純情を返せバニ!」
Bちゃ「は~~~~い! そこまで~~~~!」
「ばっちり、たるとさんのASMR音源の宣伝もできましたし!」
「ここで終了です! おつかれさまでした、ばにらさん、たるとさん!」
い ま「まぁ、イメージ優先のたるきちだからねぇ」
「こういう事情がなければ、凸待ち配信には出せないよね」
「ばにらちゃん、もうちょっと大人になろうか?」
たると(ふぅ……!)
(よかったさぁ。ギリギリで踏みとどまれたさぁ……)
(ASMR音源の宣伝ということで)
(運営さんに出演の許可をもらえたけれど)
(ぶっちゃけ、半分本気でやってる自分がいたさぁ)
(ばにらちゃんのお家におしかけて、今からでもケーキ食べさせたい)
(けど、ダメよ宮古島たると)
(自分のためにも、ばにらちゃんのためにも)
(ここが潮時さぁ……!)
ばにら「はぁ、もうびっくりしたバニ」
「たるとちゃん、ドッキリならドッキリって事前に言ってバニ」
たると「ごめんね~♪」
「けど、ばにらちゃんのことが好きなのは本当さぁ~♪」
「今度よかったら、本当にケーキ作って持っていくさぁ~♪」
ばにら「えぇ⁉ 本当バニか⁉(無邪気)」
たると「…………えっ⁉(真顔)」
ばにら「ヤンデレたるとちゃんはともかく」
「紅芋ケーキは気になるバニ!」
「ぜひぜひ、食べてみたいバニよ!」
たると「ば、ばにらちゃん」
「そ、それって、私と、お家、で、でで、デー……!」
ばにら「もちろん、ずんさんと三期生のみんなも呼んで!!!!」
「たるとちゃんのケーキで、パーティバニ!!!!」
たると「…………」
「だ、だよねぇ…………(しょんぼり)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
ヤンデレたるとに迫られて、今日も寝られないASMRとは……!!!!
グイグイくるなと思ったら、案の定宣伝だったでござる。w
こんなハートマーク多めで迫られたら、たまったもんじゃないよね。w
けど、嘘だから(半分だけ)! 本気じゃないから(半分は本気)!w
たるとちゃんに、ずんさんみを感じたばにらの勘はただしかったんだなァ……!
さて、これでお開き……と行きたいところでございますが、このシリーズもう一人だけ続きます! そう! やっぱり最後は彼女に締めてもらわないと! ここ最近、あらすじ芸が仕事してないなと思っていた方、それを逆手にとったオチでございます! 楽しみな方は――ぜひぜひ応援コメント・評価・フォローなどよろしくお願いいたしますさぁ!m(__)m
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