第502話 あの日あの時あの配信で その5
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
トキワいま DStars零期生 事務所発足の切っ掛けになったV
Bちゃん DStars裏方兼事務職員 広報配信を担当
渋谷いく DStars2期生 陰キャオタ女系VTuber
【シチュエーション】
ばにらの金盾凸待ちを振り返る(弄る)ネタ企画にて。
◇ ◇ ◇ ◇
い ま「ばにらちゃんは、こう言っておりますが!」
「リスナーとしては困っているところが見たいわけでして!」
Bちゃ「地味に陰キャ凸事故は、人気のあるコンテンツですからね!」
「ということで、いくとばにらの奇跡の出会いが見てみたい!」
「あの日あの時あの配信で、かけつけたのが渋谷いくだったら!」
「スタートでございます!」
い く「イェーイ♪ みんなぁ~~ッ♪ 盛り上がってるかぁ~~い♪」
「ぶぅんぶぅん♪ DStars2期生のぉ~渋谷いくこと~♪」
「いくキンだYO~~~~♪」
ばにら「…………(絶句)」
Bちゃ「…………(絶句)」
い ま「…………w(忍び笑い)」
い く「…………(スン)」
「……あっ、あっ……スゥー……」
「……あっ、あっ、あっ………スゥー……」
「みなさん……こんばんわ……」
「渋谷いくです……こんばんわ……」
ばにら「大惨事バニよ!!!!」
「凸待ち0人からの、陰キャ凸で大惨事バニですよ!!!!」
「二人まとめてこんなの引退配信待ったなしでしょ!!!!」
「ていうか、なんバニですそのノリ⁉」
「いったいどういうテンションで来たバニか⁉」
い く「だって、ばにらちゃんが」
「陽キャの皮も被れない、陰キャって言うから……(しょんぼり)」
ばにら「傷つけちゃったバニですね!」
「ほんとごめんなさいバニです!」
「けど、やっぱり被れてないじゃないですか!」
「無理せんでもろて! お願いだから!」
い く「こうなりそうだから、本番でも凸できなかったんだよね」
「ずっと配信は見てたんだけど……」
「ごめんねばにらちゃん!」
ばにら「ずっと見ててくれたバニか⁉ それはそれでありがたいバニ⁉」
「結果から言えば、凸しなくて大正解だったバニよ!」
「というか今まさにそれを証明しちゃったバニ!」
「あと、一応過去に戻ったらっていう体でやってるんだから!」
「時系列を今に巻き戻さないで!」
い く「やっぱり、陰キャに凸とかむーりー……」
◇ ◇ ◇ ◇
Bちゃ「いやぁ、絵に描いたような陰キャ凸事故ですねw」
い ま「これこれ、これが見たかったんですよw」
「コミュ障同士が、さぐりさぐりで会話する奴w」
「やってる本人たちは地獄ですけど」
「見てる方としてはニヨニヨ案件ですよねw」
Bちゃ「しかし、ばにらさんの配信を見てたんですね」
「てっきりいくさん、ばにらさんには興味がないのかと……」
い ま「私も一応見てたよ」
「ほら、DStarsではじめての金盾配信でしょ?」
「そりゃ配信してなかったら見守っちゃうよね……」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
陰キャあるある。場を盛り上げようと無理して場を盛り下げる。
共感性羞恥で無事に二人死ぬやつ。
ばにらよりもすごい陰キャがDStarsにはいた。
いくちゃん……無理せんでもろて! 君はそのままで大丈夫だから!
ということで、いくキンでダダ滑りをかましてしまったいくちゃん。
ここからばにらの配信を盛り上げることはできるのか。というか、お通夜通り越して火葬場に直送しちゃうんじゃないのか。ばにらの金盾配信やいかに……!
陰キャ×陰キャの地獄凸待ちはまだはじまったばかり! これから加速度的にヤバさを増していく! 禁忌のいくばに陰キャタッグの行く末は! いまちゃんと同じくによによしちゃった方は、ぜひぜひ応援コメント・評価・フォローなどよろしくお願いいたします!m(__)m
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