第489話 水星のように母、再び その6

【登場人物】

川崎ばにら  DStars3期生 ゲーム配信が得意

青葉ずんだ  DStars特待生 グループ最恐VTuber


【シチュエーション】

 川崎ばにらエイプリルフール企画に挑戦中。


◇ ◇ ◇ ◇


ずんだ「ちなみに、ばにらママのバ美肉のためには……」



   「ママとパパが必要ですよね!(満面の笑顔)」



ばにら「えぇ、ずんさんの言うとおりでして」


   「エイプリルフールまで、あと数日……」



   「いえ」


   「あと数時間という状況にもかかわらず」


   「ママの立ち絵を描いてくださった先生がございます」



   「ほんとご迷惑をおかけしちゃったバニ……」



ずんだ「ばにらちゃん! 相手もお仕事でやってるんだから!」


   「正当な対価を払ったんだから、気にしちゃダメだでな!」


ばにら「けど、納期半日の鬼入稿……」



ずんだ「その分、通常のお値段の三倍を払った!」


   「相手はそれで仕事を受けた!」



   「それが全てだでな!(ドヤ)」



―――――――

コメント欄

―――――――


:極道入稿wwwwww


:ずんさん、いくらなんでも開き直りすぎwww


:というか、誰がこの短時間で受けたんだよ


:逆にそっちが気になるよな


:こういうのでノリがいいのと言えばやっぱり……


:あひるマッマか!!!!


:みるく先生なら、たしかにやってくれそうw


:いやけど、最近なんか仕事忙しそうだよ


:自分のエイプリルフール企画もあるし


:ロリママやらなきゃだしね


:年に一度のロリ配信だから、そんな時間ない


:ロリみるはジャスティス


―――――――



―――――――

補足 ロリみるのエイプリルフール配信

―――――――


エイプリルフールに、みるく先生がやっている例年企画。

毒舌ロリータになったみるく先生(通称ロリみる)がはっちゃけるだけの配信。

有名な「バブりーダンス」も、このエイプリルフール配信が発祥。


なお、娘はこの配信を複雑な心境で見ているとのこと。


―――――――



ずんだ「残念! みるく先生じゃないでな~!」


   「けど、いい線は行ってるよ君たち!」



   「お察しの通り」


   「ばにらママのママさんは」



   「みんながよく知ってるDStarsの絵師さんで~す!」



―――――――

コメント欄

―――――――


:DStarsの絵師?


:ほな、ばにらママかな?


:ばにらママこそ多忙でしょ


:配信こそしてないけど、お仕事大変そうだよね


:ずんさんママでは?


:そんなまさか……!


:いや、ずんだならやりかねない!


:ママを自分のママにバ美肉してもらって、義理姉妹になろうというのか!


:なんという策士!!!!


【スパチャ 4千円: ずるいぞずんさん! 一人だけばにらちゃんとバーチャル姉妹になろうだなんて! 僕だって、ばにらちゃんのお姉ちゃんになりたいんだ!】


:↑ほんとどうにかした方がよくない?


:↑りんごさん、落ち着いて、りんごさん


:↑お姉ちゃんになりたいんだってなんだよw


:↑りんごのお姉ちゃん化が止まらない


:むしろずんさんとまとめて妹にしちゃいなよ


【スパチャ 1千円: いや、ずんさんが妹っていうのは解釈違いなんだ】


:↑めんどくさい猫だなぁw


:↑もう黙ってろよw


:↑どうあっても、ばにらのお姉ちゃんになりたい、哀れなネッコ


―――――――



ずんだ「はい、また泥棒猫がうるさいけれど」


   「無視して発表していくでなぁ~~~~!」



   「この忙しい時期に、イラストのお仕事を受けてくれたのは」


   「な、なな、なんと……!!!!」



   「愛妻好太郎先生だでなぁ~~~~!!!!」



―――――――

コメント欄

―――――――


:誰?


:そんなイラストレーターいたか?


:聞いたことないけど


:知らないイラストレーターですね


:ちょっとずんさん、そういうボケいいから


:まぁ、忙しいから仕方ないよね


:そりゃ無名のイラストレーターしかスケジュール空いてないか


:はぁ、愛妻愛妻


:今ググったけれど、成人向けの漫画書いてる先生じゃん


:↑おい


:↑やめろ


:↑それ以上いけない


:ほんとだ、そういう雑誌で書いてる


:あ、けど、この絵柄どこかで


:↑やめるんだ君たち!


:↑特級呪物だぞ!


:この配信が呪われる前に、はやく手を引くんだ!


:↑おk把握した


―――――――



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



いったいだれ○田○めらの旦那先生なんだ……!


成人向けのお仕事をやろうとすると、普通は名義を変えるんですよね。

名義はいくら持っていても困りませんし、場合によって使い分けた方が、集客効果があるのです。なので、成人向けと一般向けで名義を分けるのはよくあること。


僕はやっていないんですけれども……!


次回、特級呪物先生がばにらのちゃんねるで暴れる! いろいろと、人間のダメなところを煮染めた先生ですが、筆者とは関係ないのでご心配なく! 筆者の経験談とか少しも混じってないので――ぜひぜひ評価・フォロー・感想、よろしくお願いいたします。m(__)m

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