第488話 水星のように母、再び その5
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
【シチュエーション】
川崎ばにらエイプリルフール企画に挑戦中。
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「それでは、ばにママのマネージャー兼」
「本件のえぐぜぶてぃぶぷろでゅーさー(噛み噛み)の」
「青葉ずんだが説明するでな!」
―――――――
コメント欄
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:でたわねw
:後輩が困ったらすぐに駆けつけるw
:いや、今回は困らせてるんでしょw
:親子配信で百合配信とか、配信よくばりセットじゃんw
:ずんさんが裏で手を引いていたかw
:まぁ、ばにらでは思いつかぬ発想よ
:さすがずんさん! 俺たちにできないことを(ry
【スパチャ 2千円: ばかな! なぜ僕が、呼ばれていないんだ!】
:りんごさんwww
:珍しく、なにも知らされていないりんごさんw
:唐突に出てくるじゃんw
:元百合営業相手と後輩の配信をヲチする、捨てられた猫さんw
:呼ばれるわけないんよなw
―――――――
ずんだ「変な猫が配信に紛れこんでるみたいだけど」
「無視していくでなー!(満面の笑顔)」
ばにら(美月さん、最近りんご先輩の扱いが酷いバニ)
(正直、ちょっと心配になるバニよ……!)
ずんだ「えぇ、みなさんご存じの通り」
「DStarsの看板VTuberの川崎ばにら氏」
「そんな彼女のお義母さん……通称ばにらママですが」
「前回、配信に登場した際に話題になりました」
「みなさん、ばにらママに飢えてますよね!」
「ばにらママの配信が見たいですよね!」
―――――――
コメント欄
―――――――
:見たい!
:いや、どっちでも……
:たしかに、衝撃ではあったけれども……
:なんかこう、絶妙な圧があって
:ばにママさん、ちょっと怖いんよ
:一回でいいかなって
:オールドタイプの波動を感じる
:↑古いインターネッツの民的なね
:○ixiとか○mebaブログとかやってそうな感じよね
:血は争えぬというか、この親にしてこの子ありというか
:インターネット老人会が見たい訳ではないんだわ
:そういうのはうみで間に合ってる
【スパチャ 5千円: いや、僕は普通に見たいけれどね。ばにらちゃんの親子対談。母と娘がきゃっきゃしてるのとか最高に尊いじゃないか。そこに、僕も混ぜていただきたい。具体的にはばにらちゃんの姉になって……】
:↑やばい妄想を垂れ流さないでもろて
:↑りんごさん、最近ライン越えてません?
:↑ちょっと心配
:↑知ってます、こいつ、ずんだの元相棒なんですよ?
:二人揃って、後輩に骨抜きにされてるとか草なんよw
―――――――
ずんだ「はい! 猫さん黙ってくださいね!」
「ばにらちゃんの義姉とか、贅沢言うんじゃないでな!」
「りんごは家で飼ってる猫くらいの扱いで十分よ!」
ばにら「……いや、あんな猫飼いたくないバニですよ」
ばに母「そうよねぇ」
「ママも猫ちゃんは間に合ってるかしら」
ずんだ「ということで」
「ばにらちゃんとばにらママ」
「二人がばーちゃる世界でてぇてぇできるよう」
「急遽ばにらママに、バ美肉させていただくことになりました!」
―――――――
コメント欄
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:なんでそうなるw
:そうはならんやろw
:誰も望んでいないんだがw
:ずんさんが出てきた時点で諦めというもんよw
:というか、よくこの短期間でバ美肉できたなw
:エイプリルフールのためだけに、ガワを用意するとか狂気の沙汰w
:普通にお金の無駄遣いw
:けど、俺たちの金がばにらママをバ美肉させたんだぜ?
:胸が熱く……なるか?
:だから、正直微妙って言ってるんよ
:いったい誰が得するんだ……!
【スパチャ 5千円: そうか、僕もママに頼んで、ばにらちゃんのお姉ちゃんの姿を実装してもらえば……!!!!】
:↑姉を自称するやばい猫
:↑りんごさん? りんごさん? 大丈夫ですか?
:↑ばにらに対する愛が重すぎるんよ
:みんな川崎ばにらが大好き!
:けど、ノリノリでプロデューサーしてるイッヌが妨害するんよな
:りんごとずんだが、ばにらを取り合う未来なんて……
:むしろそっちの方がエイプリルフール企画で見たかったかもw
―――――――
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
りんごパイセン、いつもばにらさんの配信にいますよね?
なんでそんな高確率でコメントやスパチャ残していくんですか?
ぶっちゃけ好きなんですよね? 好きなんでしょ? どうなんです?
解答) 娘が見ているから……!
別解) コメントは割とガチ……!(厄介)
この小説、後輩を取り合うハーレムVTuberコメディを自称した方がいいのかなと、最近ちょっと思っております。いやしかし、主力はずんさんだ。そこは揺るがない……ハズ! 負けるなずんさん、りんごにゃんの迷いを断ち切れ! ばにらとずんだの二人がゴール(結婚)する未来を信じて――ということで、ぜひぜひ評価・フォロー・感想、よろしくお願いいたします。m(__)m
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