番外編 水星のように母、再び 〜逆襲のばにらママ〜
第484話 水星のように母、再び その1
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
青葉ずんだ DStars特待生 グループ最恐VTuber
羽曳野あひる DStars2期生 雑談配信が得意
秋田ぽめら DStars特待生 みんなのママ
津軽りんご DStars特待生 きまぐれ僕っ娘
【シチュエーション】
二人でエイプリルフールを前に晩酌中。
◇ ◇ ◇ ◇
ずんだ「えぇっ⁉︎ 花楓ってば、エイプリルフール企画の準備してないの⁉︎」
ばにら「してないですよ(真顔)」
「私、嘘吐くのって、あんまり好きじゃないんですよね」
「エイプリルフールって、みんな一斉にネタを仕込みますけど」
「よくやるなぁ……って思ってます」
ずんだ「なに言ってるの! このバカチン!」
ばにら「あてぇッ!(デコピンされた)」
ずんだ「他人事じゃないでしょ! こういうイベントごとは大事なの!」
「言ってしまえば、箱とか関係のない合同コラボよ?」
「なのに参加しないだなんて……!」
「見損なったわよ花楓!」
「あなたの配信にかける思いは、その程度ってことなのね!」
ばにら「美月さん! 私、間違ってました……!」
「おっしゃる通り! イベントは大型コラボ企画!」
「しかも面倒な申請が必要ない!」
「参加するのが気がるな奴!(重要)」
「今からでも、さっそくエイプリルフールの準備をしなくては……!」
ずんだ「そうよ! それでこそDStarsのトップというものだわ!」
「成長したわね花楓……!(ほろり)」
ばにら「ちなみに! 参考にしたいので……!」
「美月さんのエイプリルフール配信!」
「見させていただいてもいいですか!」
ずんだ「え゛?(藪蛇)」
◇ ◇ ◇ ◇
あひる「エイプリルフール地獄企画!」
「全否定津軽りんごVS圧全開青葉ずんだ」
「バチギス悪口大会ぃ〜〜〜〜!!!!」
ぽめら「いぇ〜〜〜〜い! どんどんぱふぱふ!」
あひる「はい、この企画はですね」
「エイプリルフールということでーー」
「DStarsの仏心」
「なんでも許す津軽りんごさんが」
「全否定津軽りんごとなり、ありとあらゆることを否定します!」
ぽめら「そこに圧全開のずんだ(通常運転)をぶつけて……」
「どちらが特待生最強かを競うという、企画となっております!」
ずんだ「ねぇ、ちょっと聞いてもいい?」
「なにがどうエイプリルフール企画なわげ?(圧全開)」
あひる「おぉっと、初手から飛ばしてきましたよ!」
「番組開始早々に、圧がビンビンだ!」
「流石は青葉ずんだだぜ……!」
ぽめら「たしかに、企画倒れ感がありますね」
「どうしてこんなしょーもない企画になっちゃったんでしょう?」
「というか、ずんだとりんごの枠でやるべきでは?(核心)」
あひる「やめてぽめしゃ!」
「鬼畜ぽめしゃまで加わったら大変だから!」
「あひるじゃ処理できなくなっちゃうから!」
りんご「ぽめちゃん」
「あひるちゃんの枠でやるから、はっちゃけられるんじゃないか」
「ずんさんも、自分の枠に僕とのバチギス動画が残るの嫌でしょ」
ずんだ「たしかに……!」
ぽめら「これ、もしかして全否定もうはじまってます?」
りんご「はじまってないよ~(全自動否定)」
あひる「いや! はじまってるやろ!」
りんご「はじまってない、はじまってない」
あひる「はじまってる! はじまってる!」
りんご「はじまらない! はじまらない!」
あひる「はじまる! はじまる!」
りんご「…………(沈黙)」
あひる「いや! そこは、ちゃんと返してよ!」
「いい感じに場が温まってきたところですやん!」
三 人「あはははははwww」
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「……へぇ」
「こんなことやってたんですね、美月さんたちは」
「勉強になります!!!!」
ずんだ「…………(赤面)」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
後輩に自分の配信を丁寧に分析されて気まずイヌ。(赤面うつむき)
というわけで、今回はエイプリルフール企画のお話。
例年、いろんなエイプリルフール配信が行われますが……!
今年は本当にすごかったですね。(白目)
あれこそ清楚って感じで、マジでびびりました。w
母も娘もタレント性抜群って、ほんとすごい家族だ。
さて、言うまでもなく、こちらのばにら一家も家族配信するわけですが――元ネタと違って不穏な要素が混ざっているママ。元テキストサイト管理人という肩書きが、どういう形で炸裂するのか。楽しみにしていただけると幸いです。(もし、よければ評価・フォロー・感想、よろしくお願いいたしますm(__)m)
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