第480話 ちまき、清楚()やめるってよ その15

【登場人物】

八丈島うみ  DStars3期生 センシティブ委員長

祇園ちまき  DStars1期生 おまつり女

大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)

清水K介   だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん


九鬼神子   だいさんじのリーサル・ウエポン 海賊大名系女V

山中鹿子   だいさんじのセンシティブライン ○たま大好きお姉さん

猫川ふぐり  お絵描きVTuber 男の娘Vだからふぐりらしい

イトウ一本斎 お絵描きVTuber がんばれ♥ がんばれ♥

天城まひる  アオヤン高校の特攻隊長 身体を張るタイプのV

蓮芋ずいき  アオヤン高校のセクシー担当 三下ムーブが得意な芸達者

御城たてる  だいさんじのお疲れサラリーマン 良心の男性V


【シチュエーション】

説明不要!!!!

箱対抗、センシティブ大会!!!!

開催!!!!


◇ ◇ ◇ ◇


神 子「お待ちになってみなさん!」


   「ちまきさんだけに、こんな配信事故させられません!」


ちまき「お頭!」


神 子「ちまきさん! 貴方の清楚()たしかに見届けました!」


   「ならば私も! それに全力で応えたい!」


   「貴方の好敵手として!」



   「同じセンシティブを競う!」


   「清楚()VTuber戦士として!」



K 介「なにするつもりですか神子さん!」


   「アンタ、うちの看板っていう自覚をちょっと持って……」



   「あぁっ! 映像が!」


   「急に神子さんのガワが消えて! 実写に!」



みるく「あれはまさか! あの有名な!(棒)」



神 子「この九鬼神子……」


   「シークレットフォームでお相手いたします!」



全 員「で、出たぁッ……!!!!」

 

   「時々お頭のチャンネルジャックして、やらかしていく!!!!」


   「九鬼謎子だぁぁぁあッ!!!!」



―――――――

補足 九鬼謎子

―――――――


エイプリルフールやバレンタインに、神子のチャンネルをジャックする変人。

九鬼神子のコスプレをしているが、動きに絶妙なキレがある。特に「連邦に反省を促すダンス」の「踊ってみた」動画が人気で、再生数は九鬼神子の動画の中でもトップクラスとなっている。洒落ではなく、本当にジャックされかかっている。


なお、正体が誰なのかは永遠の謎だ……謎ったら謎なのだ……!


―――――――



神 子「オラーッ!」


   「私という存在自体がセンシティブでしてよ!」



   「自分自身を使ってものボケする!」


   「真似ができるものなら、真似してみなさいな!」



K 介「神子さん! 神子さぁん! 身体を張らないで!」


   「アンタもう、そんなことしなくていいんだから!」


   「大御所なんだから!」



   「VTuberでもトップクラスの実績持ってるのに!」


   「なんでそんな身体を張るんだよ!」



   「おかげで俺らも、張らなくちゃいけない空気になるじゃん!」



みるく「神子ちゃんは立派だよ」


   「えらくなっても、昔とやってることがなにも変わらない」


   「人間、初心を忘れないってのが、一番大事だと思うな」



   「ねっ? 猫川?(キラーパス)」



猫 川「…………みるく先生! 私、目が覚めました!」


   「大手出版社からお仕事もらって! ちょっといい気になってました!」


   「けど、それじゃダメなんです!」



   「VTuberは魂でやらなくちゃダメなんだぁああああッ!!!!」



K 介「なんか今日、ロボットものっぽいノリになってません!」


   「どこからこんな流れになったんです⁉(困惑)」



猫 川「不肖この猫川も、VTuber清楚()四天王の一人!」


   「ちまきちゃんが! 神子さんが! 身体を張っているのに!」


   「毒にも薬にもならないことをやるわけにはいかない!」



   「3Dモデル! 限界リンボーダンス! いきます!」



K 介「猫川さん! それ、ちょっと古いです!」


   「あと、時間かかるので後にしてください!」


みるく「止めてくれるなK介」


   「猫川の清楚()が共鳴しているんだ」


   「力尽きるまでやらせてやってくれや」



   「あんな輝いている猫川、久しぶりにみるぜ……!」



K 介「みるく先生。アンタ、まさか猫川さんのことを思って」



みるく「ということで、出版社さ~ん♥」


   「こんな人様のチャンネルでパンツを晒して人気を得ようとする♥」


   「オゲレツイラストレーターとの取引は控えましょ~う♥」



   「今なら、みるくのスケジュール、空いてますよ♥♥♥(媚び声)」



K 介「違った! 同業者を蹴落としたいだけだった!」


   「汚い! みるく先生! 汚い!」



まひる「くっ! どうなってやがるんだ!」


   「完全沈黙していたVTuber清楚()四天王が」


   「急に息を吹き返しやがった!」


ずいき「やばいよ、まひる先輩! こいつらマジモンだ!」


   「コロコロキッズの下ネタじゃ満足できない!」


   「アダルトなのにまだ求めちゃうタイプの清楚()だ!」



ちまき「見たか! アオヤン高校!」


   「奇抜なことだけ言ってれば、受けると思ったら大間違い!」



   「清楚()ってのはなぁ……心でヤるんだよォッ♥♥♥」



まひる「ぐぅ……ッ! その言葉、【ピー音】にドスンと来たぜ!」


   「まるで【ピー音】【ピー音】したみたいにな……♥♥♥」



ちまき「ふっ……♥」


   「それが感じられるなら、アンタも清楚()ってことさ♥♥♥」


   「絶頂アガってきな♥♥ この遙か高みへと♥♥♥」



う み「うーん」


   「流石に委員長でもついていけないんだワ」


   「ちゅまきの本気は、やっぱ別格なんだワ」


   「センシティブで、天下を取るのは諦めよう」



   「ちゅまき! お前がナンバーワンだ!(ベジータ)」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



清楚()がVTuberたちの間で共鳴する。

その魂でセンシティブを感じられたなら――それはきっと清楚()。

キミも清楚()戦士になれるんだ……。


ちょっと自分でもなに言ってるかわかんなくなってきました。(白目)


知ってます? これ、まだ同点になっただけなんですよ? これから、まだ、最終決戦が残っているんですよ? DStarsとアオヤン高校の一騎打ち! はたして、どちらが勝のか――二つの箱の応援もですが、こんなの書いてる筆者の応援・評価・フォローもなにとぞよろしくお願いします!m(__)m

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