第467話 ちまき、清楚()やめるってよ その2
【登場人物】
川崎ばにら DStars3期生 ゲーム配信が得意
八丈島うみ DStars3期生 センシティブ委員長
大内山みるく 羽曳野あひるのママ(絵師さん)
清水K介 だいさんじ所属VTuber アラフォー独身おじたん
【シチュエーション】
事務所の休憩室で、久々にうみと一緒になったばにらだったが――。
◇ ◇ ◇ ◇
ばにら「えっ⁉︎ 他箱と合同の大型企画に出ることになった⁉︎」
う み「そ!」
「だいさんじさんの企画にお呼ばれしてね」
「DStars代表で出ることになったんだワ」
ばにら「すごいバニ! 流石はうみバニ!」
う み「はっはっは! 褒めろ褒めろ!」
「どっかの陰キャうさぎが、この手の案件受けないから!」
「委員長が全部引き受けてるんだぞ!」
「敬え、ばにらちゃん!(ドヤ)」
ばにら「それで、いったいなんていう番組なの?(しれ)」
う み「冷たい! ばにらちゃん冷たい!」
「冬の北海道くらい、なまら冷たいわ!」
「もうちょっと誉め殺しムーブしてもいいでしょ!」
ばにら「いや、ウザかったから……(困惑)」
う み「まぁ、委員長も、まだ詳しくは聞いてないんだけれど」
「だいさんじさん、デジスポさん、単独企業VTuber」
「あとは個人勢や絵師さんなんかも呼んでやるらしいよ」
ばにら「すっごい豪華そうバニな」
「ちょっと勿体なかったかも……!」
う み「今から、他社コラボ解禁するか?」
「まぁけど、ばにらのトーク力じゃ、このメンツじゃ潰れちゃうからな」
「ここは私に任せとけって」
ばにら「たしかに」
「ユーちゃんや、お頭ちゃんに絡まれたら」
「ばにら固まって、なにも言えなくなりそうバニよw」
―――――――
補足 キミノYOU(ゆーちゃん) 九鬼神子(お頭ちゃん)
―――――――
VTuber四天王と呼ばれる黎明期から活動する配信者。
登録者数こそばにらに抜かれたが、その影響力は絶大&V界隈に残した功績は多大。
逆立ちしてもばにらでは敵わないVTuberだ。
ちなみに、キミノYOUは単独企業プロジェクトで、地上波にも出演する超正統派王道アイドルV。一方、九鬼神子はだいさんじ所属で、奇抜な言動と個性的な配信でだいさんじのリーサル・ウェポンの名で知られる、危ないVTuberである。
―――――――
う み「いやぁ、普通に委員長、お頭のファンだからさぁ」
「せっかくだし、サインもらっちゃおうかなぁ……でへへw」
ばにら「こるぁッ! なにを浮かれてるバニか!」
「DStars代表として行くんだから、シャキッとするバニよ!」
う み「大丈夫、大丈夫!」
「今回のは、若手と古参のコンビ参加だから!」
「すずちゃんと一緒に、参加することになるから!」
「配信は、ベテランの生駒に任せて、委員長は楽しませていただきます」
「いや〜、持つべきものはラジオの相棒だわ……」
ばにら「そんなこと言って」
「後で痛い目にあっても知らないバニよ」
う み「このコラボの出演で、VTuberに八丈島うみありと」
「世間にわからせてやりますかね!」
「待ってろ世界!」
「私がDStarsの新時代のエース!」
「委員長こと八丈島うみだ!」
◇ ◇ ◇ ◇
K 介「箱対抗! チキチキセンシティブタッグ選手権!」
みるく「わぁ〜〜! しょ〜〜もなさそ〜〜!w」
K 介「しょ〜もないって言わないでくださいよ!」
「僕だってね、上から言われなきゃ、こんな司会やってませんよw」
「なんなんです、センシティブタッグ選手権ってw」
「タッグ要素なに⁉︎」
みるく「キ◯肉マンの、超人タッグトーナメントみたいなものですかね?」
「センシティブ強度で戦うとか……?」
K 介「しょ〜もないって吐いて捨てた割には、食いつきますね先生w」
「はい、というわけでね!」
「今日は各箱から、センシティブ配信者に集まっていただきました!」
「もちろん! 事前に説明するときてくれないので!」
「一部の方は、嘘企画で呼ばせていただきました!」
う み「は……はめられたぁああああああッ!!!!」
K 介「というわけで、司会はだいさんじのなんでも屋、清水K介と」
みるく「だいさんじでも、DStarsでもない」
「アイ・アム・イラストレーター!」
「大内山みるくでおおくりします!」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
もしかして、だいさんじの公式企画参加は、これがはじめて?
ライバル事務所にほいほい呼ばれた八丈島うみ。
そんな彼女を待っていたのは、見るからに地獄のセンシティブ企画だった。
そして、このタイトル!
一緒に呼ばれたのはもしかしなくても……!
それはそうと、久しぶりの登場のK介くんとみるく先生。どちらも使い勝手がいいキャラですが。今回はちょっと彼らの交友関係も、掘り下げていけたらなと思います。楽しみな方は、応援・評価・フォローよろしくお願いします!m(__)m
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