第446話 ユキ 最強死刑囚地下トーナメント(おまけ)

【登場人物】

網走ゆき   DStars零期生 よく炎上する

新潟おこめ  DStars零期生 歌ってみた系サイコVTuber



【シチュエーション】

 最強死刑囚地下トーナメント配信直後。

 ゆきのお家で。


◇ ◇ ◇ ◇



おこめ「…………やっちったぁ」


   「完全にこれやらかしじゃん」


   「しかも、ゆきちも配信切り忘れてるし」



   「マネちゃんとBちゃんに怒られる……(しょんぼり)」



ゆ き「まぁ、やっちまったもんはしょうがないわよ」


   「明日あたり、切り抜きが山ほど出るだろうけど」


   「悪いことはしてないんだから、開き直っていきなさいな」


おこめ「…………ッス」


   「いつもすんません、ゆきパイセン」


ゆ き「いや、それ配信でやれや!」


   「おめーがタメ口叩くせいで、威厳ボロボロなんですけど!」


おこめ「いーじゃねーかよ!」


   「ゆきちって『後輩に平気でタメ口叩かれるキャラ』でしょ?」


   「そこを愚直に私もやってあげてんだから!」


   「逆に感謝してよね!」



ゆ き「おめーほんといい根性してるわ(呆れ)」



―――――――

捕捉 ゆきおこめの裏での関係性

―――――――


表とまったく変わらない。


―――――――



おこめ「いや、けど、感謝してんのはホントだよ」


   「キャラ造ってたのもあるけどさ」


   「アタシ、ゆきちが絡んでくれるまで」


   「箱内で浮いてたから」


ゆ き「…………」


   「まぁ、もともとおこめちゃんとたるとちゃんは」


   「別口(音楽案件)での採用だったもんねぇ」


   「元個人勢VTuberって言っても」


   「どう絡んでいいか周りも分からなかったと思うし」


おこめ「そう、そうなのよ」


   「けどゆきちは、そういうの気にせず絡んできてくれて」


   「おまけにこうして素のキャラも出させてくれて」


   「最近ではこっちのキャラの方がウケるようになってきて」



   「全部、ゆきさんのおかげっす!」


   「マジ卍!」



ゆ き「言葉を選べよ! 新潟ァッ!」


   「褒め方の言葉選びに、リスペクトが感じられねえんだわ!」


おこめ「だ~か~ら~!」


   「それは、ゆきちのキャラに配慮してるからって言ってるじゃん!」



   「それに下手にアタシが甘えてる所とか見られてみなよ!」


   『配信ではバチギスだけど、裏ではマジてぇてぇだからね?』


   「とか、後輩に言われちゃうんだよ?」



   「それは嫌じゃん!(きっぱり)」



ゆ き「きっぱり言うなよ!」


   「ゆきだって嫌だけど! きっぱり言われるのもそれはそれで嫌だわ!」



おこめ「…………はぁ(軽いため息)」


   「なんにしても、今日はオフコラボありがとうございました」


   「あと、テンパっちゃったアタシのフォローも」



   「これからもよろしくお願いします(ふかぶかおじぎ)」



ゆ き「おう、任せろ!(ドヤ顔)」


おこめ「…………」



   「やっぱゆきちにお礼言うの、腹立つわ!」


   「あぁ~、ぶん殴りてぇ~!(ピキピキ)」



ゆ き「アナーキーすぎるだろ!」


   「お前、マジでそういうとこ直せよな!」



   「ところで、今日は夕飯食ってくか?」


   「どうせコンビニか弁当屋で買って食べるんだろ?」



おこめ「え? もしかして、おこめちゃんのためにご飯作ってくれたの?」


   「うれしい! やさしい! 流石はゆき先輩!」


   「一生ついてくこめ☆ きゅるるん☆」



ゆ き「UZEEEEEEEEEEE!!!!」



☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆



配信中と配信外で全然違う関係性のコンビもいれば、変わらないコンビもいる。

百合営業ってのは本当に不思議なものでございますね……。


え、最近は配信中も配信外も同じ感じ?

むしろずんだとばにらの方がもっとひどい?


そんなバカな。

ずんさんはクールなDStarsの氷の女王のハズ。

ばにらもヘタレVTuber陰キャコミュ障なのに……。


という感じで、いよいよキャラの百合ぶりが止まらなくなってきた(商業百合作品と比べると緩いですが)今作ですが、今後ともノンブレーキ(というかかける暇がない)でいきますので、なにとぞよろしくお願いいたします!m(__)m

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