　女だけが魔法を使え魔女と呼ばれ、男は魔女の騎士となる世界のお話です。

　主人公の竜胆ほろびは、男なのに魔法が使える異端の存在です。

　見た目が女の子に見える男の子、竜胆ほろびと竜胆琥珀は魔法学院行きの定期船に乗っていた。しかし定期船は大海蛇（シーサーペント）に襲われる。二人は余裕綽々で、二匹の大海蛇（シーサーペント）を討伐し、遅れて助けに来たブックマン――魔法は使えず、どんなものでも記憶していしまう魔法の使えない魔女ブックマンの血を引くアンジェと仲良くなる。

　仲がよくなり始業式などを終えると、夜にほろびはアンジェに半ば無理矢理大浴場に連れていかれる。お互い裸になり湯煙の中アンジェが握ったのはほろびの男の子だった。

　学院長の元へと送られたほろびは退学処分に遭いそうになる。

　そこへ現れたのは雨傘理事長、三対一のほろびが不利な条件で決闘を行い、ほろびは負ければ退学になると決まってしまう。

　世界唯一の♂魔法使いの運命やいかに。

読んで下さり有り難うございます。新作も同時に書いておりますので何卒よろしくお願い致します。↓が新しいさくひんのURLです。

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