詩 過ぎ行く季節の話

仲仁へび(旧:離久)

詩 過ぎ行く季節の話



 過ぎ行く季節の話をしよう


 宝物のように 大切な話を


 どんな季節にも命があって


 それぞれの人生を彩っている


 鮮やかに染められた生命の記録は


 豊かな季節に刻み込まれていて


 何百年も何処までも続いていくから


 決して誰にも忘れ去られることがない


 春も 夏も 秋も 冬も


 変わり 移ろい続ける 自然たち


 私達を包んだ空気の事は


 全部まるごと覚えている


 それは季節との約束の話


 大切な証を表明してくれる


 あなたが必ずどこかにいて


 どこかの季節で生きていたという事実を


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