第15話
「お邪魔します」
そう言って家に入ってきた莉奈を俺の部屋へと誘導する。
「お茶で良かったよな」
「うん。ありがとう」
客人用のコップにお茶を入れ、莉奈の前に置いた。
「春ちゃんはまだ帰って来ていない感じ?」
莉奈の問いかけに頷きつつ答える。
「あと少しで帰って来ると思う」
春はまだ、学校から帰って来てなった。・・・親も仕事で家には居ない。
「(今、莉奈と俺の家で二人きり?!)」
二人きりという事実に気付いて驚いたが、だからと何かある訳ではない。ではないと分かっていても、少し妄想してしまう。実に俺は健全な男子高校生である。
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