第8話
「うーん」
朝。学校へと向かいながら俺は頭を悩ませていた。
昨日。どうやら、妹の春を怒らせてしまった様だが、何が原因なのかが分からないでいた。
「あんた。馬鹿だねぇ」
母は分かっている様で、そう言ってくるが、何が原因か教えてくれないし。春、本人に聞いても。
「兄貴なんかと話したくない」
と、自分の部屋から出て来てくれなかった。
「(考えろ。昨日、春の様子がおかしくなったのは。・・・確かコロッケの話をした所で・・・)」
あと少し。あと少しで、どうして春が怒っているのか気づくことが出来る所まできて。
「おはよう。冬也」
「あっ。おはよう」
莉奈に声をかけられ、思考するの止めてしまった。
そして、別の事に頭を悩ませる事になった。
「ドキドキ大作戦第二弾を考えてきたから」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます