ラブコメの法則〜学校一のクーデレ美少女ってのは主人公にだけデレるのが約束だろ?〜

シン

プロローグ〜主人公ってのは物語が始まる前に振られるものだろ?〜

 中学2年の冬、俺は同じクラスのとある女子に告白した。

 

 結果?そんなの決まってるだろ。

 

 ……もちろん振られたよ。


 いや、聞いてくれよ。


 もし俺があの時振られずにリア充の仲間入りをしたとしよう。


 この物語が始まらないだろ?


 そう、あれはこの物語の作者に仕組まれたしょうがない出来事できごとだったのだよ。


 ……それきにしてもかなり勝算しょうさんはあったはずなんだ。


 だって三回連続さんかいれんぞく隣の席だったんだぞ?これは運命うんめい感じるだろ。


 え?彼女の連絡先れんらくさきは持ってたのか?一度でも遊びに行ったか?


 ……


 さて、本題ほんだいに入ろうか。


 あの時振られて以来、俺は猛勉強もうべんきょうをした。


 そう、この最高さいこう教科書きょうかしょ「ライトノベル」でな!


 いや、待て。そうバカにするな。


 ラブコメの主人公というものは劇的げきてきなストーリーの後、必ずヒロインとむすばれるではないか。


 ぎゃくに聞くがお前たちの身の回りに自分の恋愛話れんあいばなしを入学した時からくわしく話してくれる人はいるのか?


 いないだろ?そういうことだよ。


 とにかく、俺は今度こそ彼女かのじょを作ってみせる!ラノベを片手にな!



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