俺の近所で“ノーブラのお姉さんを俺は目撃する!”
神石水亞宮類
第1話 俺の近所で“ノーブラのお姉さんを俺は目撃する!”
・・・俺は目を疑った!?
夜、俺がひとり散歩をしていると? 目の前に顔見知りのノーブラの
お姉さんとばったり出会ってしまう。
明らかに白のT-シャツの下に下着をつけていない!
まさか!? スケスケのT-シャツにはふたつの大きなふくらみに
黒い点が二つ立っている。
『えぇ!? “ノーブラ?”』
『見ないでー! キャーーーアアア!』
『俺は痴漢じゃないですよ。』
『それなら見なかった事にして直ぐにそのまま行って!』
『わ、分かりました、だからそんな大きな声を出さないでください。』
『私、走って家にダッシュで帰ります!』
『それがいい! でも? 変な奴が居たら困るんで俺の上着を貸しますから
これを羽織って、俺もお姉さんの後を走って追いかけます!』
『えぇ!? あぁ、お願いします!』
『じゃあー早速、行きましょう!』
なんだか変な事になった!
俺がお姉さんを追いかけているのは、“変質者”じゃない!
お姉さんを守るためなんだ!
でも? これは誰が見ても俺は変質者しか見えないだろう。
それでも俺は必死にお姉さんを追いかけた。
そして無事にお姉さんはマンションの前まで着く。
『ありがとう、無事に家に着いたわ。』
『よ、良かった、でも? なんでノーブラで居たんですか?』
『だって! “開放的でしょ!”』
『あぁ~ でも夜一人で女性が外でしかもその格好じゃ危ないですよ。』
『そうね、でもスリルがあるじゃない!』
『怖いモノ知らずなんですね。』
『そうかもしれなわね!』
『じゃあーまた!』
『ちょ、ちょっと待って、借りてた上着返すわ!』
『次、会った時でいいですよ、部屋までそのまま帰ってください!』
『あら? 私はそんなに心配してくれるの?』
『当たり前でしょ! “嫁入り前の女性ですよね?”』
『そうね、じゃあーまた今度会ったら返すわ!』
『はい! そうしてください。』
『今日は、ありがとうね。』
『別にいいですよ、お礼なんて。じゃあーまた!』
『バイバイ!』
お姉さんの胸は、小ぶりだが美乳だった。
帰りは走ったせいもあって汗で完全に胸のカタチやち〇びが
くっきりはっきりと見えていた、そして俺の目に焼きつく。
でも? 何故あんな格好で夜、外に一人でいるんだ?
開放的と言われればそうだが、変な奴もいっぱい居るし危ないと思うんだ!
何か起きてからじゃ遅いじゃないのか!
俺は次、お姉さんと会った時はズバッと言ってやろうと思う。
*
・・・そしてお姉さんとまた偶然会った。
なんでそうなんだ? またノーブラじゃん!
今度も黒Tの下は何も下着はつけていない。
【でもお姉さん? ちく〇立ってますよ】とポロっと俺は言ってしまう。
『あら、案外、ヤラシイのね!』
『見たくて見てる訳じゃないですよ、目の前にあったので目に入っただけです。』
『“男の言い訳ね!”』
『・・・そ、そんな言い方、』
『見たいなら見ていいわよ、ほら!』
『・・・・・・』
『じっくり見すぎでしょ!』
『マジでやめてくださいよ、危ないですから。』
『たまに他の男性にもジロジロ見られるわよ。』
『もぉ~バレてるじゃん!』
『仕方ないじゃない! ちく〇立ってんだから!』
『・・・本当、ヤバいって!』
『心配してくれてありがとう、でも私は大丈夫よ。』
『“無傷でいてくださいね。”』
『そうね、そうありたいわ。』
『“他人事?”』
『危なくなりそうになったら、ダッシュで逃げるから大丈夫よ!』
『大声も出して! 誰か助けてくれるかもしれないし。』
『そうね!』
『まあ、スリルを楽しむのはいいですけど、ほどほどに、、、!』
『ありがとう、心配してくれて嬉しいわ!』
『じゃあーお気お付けて!』
『あなたもね!』
・・・そう言ったモノの、俺はこのノーブラお姉さんとこの後も
何度も会った。
その度、お姉さんはいつもノーブラだ!
男は皆、喜ぶだろうがお姉さんを好きな男はやめてほしいと思うだろうな。
だって俺がそうだから。
俺はいつの間にかお姉さんの事を好きになっていたと後で気づいた。
【頼むから! ノーブラで夜、一人で行動しないでくれ!】
俺の願いは、お姉さんにいつか届くのかな?
俺の近所で“ノーブラのお姉さんを俺は目撃する!” 神石水亞宮類 @kamiisimizu-aguru
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