第10話 だから違うってば!!
保乃ちゃんは、ママと自分の分のハンバーグをキレイに完食し終えると、やはりまだまだ
小学校4年生だ。眠ってしまったのだ。
ママはそんな保乃ちゃんを見ながらも、頭を撫でる。
『保乃ちゃんには苦労かけたわね?ごめんね?』
保乃ちゃんママは、保乃ちゃんの部屋へと、
眠ってしまった保乃ちゃんを抱きかかえて連れて行った。
その時……足にゴミ箱が当たり、ゴミが散乱してしまった!
と?……フとゲームが捨てられていることに、ママは初めて気が付いた!
ゲームをしばらく、眺めていたが……保乃ちゃんらしいわね?と
ゴミ箱ごと、持っていき分別を始めるママだった。
その物音を察知したホノカは、
何事だと、不安に駆られた。
イチモツの神様も、言葉数が減ってきた。
ホノカに告げる。
【最後じゃ。もうダメじゃ。】
保乃ちゃんママは、ゴミの分別が終わると、そのまま
そのゴミを収集場にポイッと捨てた!!
野ざらしになる、ホノカ。
冬の外は寒くて寒くて仕方ない。
助けて欲しくて、
大声を上げるが……
近寄ってくるのは、どら猫ばかりだった。
ホノカは、保乃ちゃんに対して
意味不明な怒りをぶつける!
『ふざけんなーーー!!!』
◇◇◇◇◇◇◇
明くる日の朝……。
ゴミまみれの収集場では、主婦が井戸端会議を、開いていた。
ホノカは叫ぶ!
『助けて!!!死にたくない!!!誰か!!』
そのうち……嫌な音が聞こえてきた。
ウィィ~~~ン、ガシャン
ガシャン。ガシャン。
遂にゴミ収集車が来てしまった!!!!
ゴミ収集車に乗った人達は、無残にもゲームソフトが入ったゴミ袋を思いっ切り、ぶん投げた!!!
ゴミ収集車が、、、、!!!!?
ホノカは全て終わった!と観念した時……
収集車は音を立てながらも、
ガシャーーーーン!!!
王子様達も、ホノカも……エキストラ達も、
この世から消えたのだった……
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