The world of infinite permanence 新世界創世記

銀骨

1 プロローグ

───前書き───

この話自体はVRゲームとなっておりますが、別にVRゲームじゃなくてもいいと作者は思っております。(?)

「VRゲーム要素は殆どないと思います。」←こういうことです。

まぁ、VRゲームだからこそのシナリオもあるとは思いますが。

それを踏まえて読んでいただけると幸いです。


───以下本編──


西暦3046年


 約900年前に世間を驚嘆させたゲームがあった。そのゲームは『Worldワールド Developmentディベロップメント Onlineオンライン』──『WDO』と呼ばれるゲームである。


 このゲームは『Worldワールド Creationクリエイション Simulationシミュレーション Systemシステム』と呼ばれるシステムで創られており、これは細かい条件指定をして仮想世界を1から創るモノである。



     △▼△▼△


 『Worldワールド Developmentディベロップメント Onlineオンライン』は、世界の始まりから約100年が経過したころを開拓開発するというゲームであった。

 プレイヤーはある程度発展した町からスタートし、襲い来る聖物せいぶつ魔物まぶつを撃退していきながらまだ見ぬ未開の地を発展させていく。というゲームである。


 よく創作物などで出てくる魔物まものという敵対生物は、このゲームの世界での魔物まぶつと呼ばれる、動物が魔力の過剰摂取をし、暴走をしているモノのことを言う。聖物は動物が聖力の過剰摂取をし、暴走をしているモノのことである。



     △▼△▼△


 なぜ、今この『World Development Online』の話をしたのかというと、このゲームを作った会社がこのゲームの続編のゲームを配信する予定という情報をある日突然流したからである。

 そのゲームの名前は『The worldワールド ofオブ infiniteインフィニット permanenceパーマネンス』という。


それと同時にPVプロモーションビデオが公開された。その最後には、このPVが公開された1日後にゲームの予約が開始されるとの情報があった。


 PVの内容は、1人の青年が何もないところから光に包まれて現れる様子から始まり、その青年が街の門から出ていきスライムのようなモノを倒す映像、世界の様々な光景の映像、そして演説か何かをしている様子の人物とその演説か何かを聞いている様子の大都市の住民の肉体が消え去り、1人の青髪の青年がその静寂に包まれた都市で虚空に向かって何かを叫ぶ様子を最後にPVは終了した。




  ──とあるところにそのPVを見た極普通の1人の高校生の青年がいた。

 その青年の名は、『貝洲かいず 瑞保みずほ』といった。

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