14.私はカルボナーラが嫌いになった。

 十月の推薦結果で、私の大学合格が決まった時。

 お姉ちゃんは流石私の妹だとか、同じ大学に通えて嬉しいとか言ってくれて嬉しかった。

 君は一言、構内のカフェにあるカルボナーラの話をしてから、食べに行こうねと約束してくれた。


 ……あれからもう三年。

 私は未だ、お姉ちゃんの彼氏に恋をしている。

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