ロジックは存在する

モノゴトは千差万別なのだから、良し悪しの判断は「そういう特性である」と受け止めてからでないと不可能なはずだ。


たとえば「青信号だから渡っても良いのか悪いのか」という判断は「車や人が赤では止まっていて、青では進んでいる」という特性を理解しなければ判断できない。


すると、赤でも進んでくる車がいるならば、歩行者は青だからといって進んで大丈夫とは限らないと分かる。


あたり前のような話なのだが、意外に特性の理解を万人はおろそかにしがちだ。


この人は良い人か悪い人か?

この食べ物は良い物か悪い物か?


そのようにして判断してしまった上で、後から都合よく特性をコジつけてしまうことが、現象のように世間そこらじゅうで発生している。


世の中には、簡単なロジックから難しいロジックまで存在する。


必ず存在する。


それでも無いと思えるのは、それが複雑すぎて人間にとって理解不能なロジックだからだ。

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