僕の才能み〜つけた!

@rrrr0329

第1章

ep1 始まりの星空

僕の名前は真神羅月。才能ゼロの高校1年生。自分に才能がないと気付いたのは受験の時。周りは凄く頭のいい学校に行ったり、凄く運動に長けた学校に行ったり、凄い芸術系の学校に行ったり…。そんな中僕は、ただただ普通の学校に普通の生徒として通っている。そして、才能のある人を見ると毎回思うことがある。なんで自分には才能が無いんだろう。才能欲しい〜〜!と。そんなことを思いながら今日もバイト。コンビニの夜間バイトだ。現在22時5分前だ。あと5分。

「お疲れ様でした。」僕は店長に上がることを伝えた。帰り道、ふと空を見上げると、東京のわりには星が見えた。東京と言ってもほぼ埼玉だが。僕はなんとなく願った。"なんでもいいから才能が欲しい!!"と。どうやら僕は疲れているらしい…。幻聴が聞こえる。その願い叶えてあげよう。と。その瞬間前に女の人が現れた。さっきまで誰もいなかったのに。その女性はこっちに向かって来た。そして

「やぁ。君!今、願ったよね?なんでもいいから才能が欲しい!って。」

と話しかけてきた。なんで知ってるんだ?

怖ッ!?

「え、えっと確かに願いましたけど、なんでそれを...?」

「よくぞ聞いてくれたね。私がさっき君の脳に話しかけた、言わば天の声、または幻聴?ってやつだよ。それよりさぁ、君、才能欲しいんだよね?」

「あ、はい。」

「でも、君才能あるのだよね〜。w」

「え?何を言ってるんですか?僕ですよ?The一般人。平凡・普通の僕ですよ?。逆に、なんの才能があるんですか?」

「ん〜?魔法だよ。言い忘れていたわね。私は異世界から来たのよ。」

「はあ〜?異世界何を言ってるんですか?魔法ふざけないでください。そんなものあるわけ無い。」

「それがあるのよね〜。今、魔法使ったら信じてくれるかしら?」

「まあ、それなら...。」

『フレイム・バーン』

女性が呪文?みたいなのを唱えた。すると火がついた...!

「凄い。凄い!異世界ってホントにあるんだ!?」

「どうだ異世界に来るか?」

「ん〜。異世界か。死にそう。」

「さっきも言ったがお前には才能がある。」

「そっか。じゃあ行きます。。。というかどうやって行くんですか?」

「ん?転生的な感じだよ〜。でも死にはしないから平気だ。」

「なるほど...?」

「ついでに容姿も変えられるがどうする?」

「えっと、髪の毛を____」

「よし、異世界へ行く準備は出来たか?」

「はい!」

「じゃあいくわよ〜」

『チャネン・チェジー』

女性が唱えると世界が変わった。辺りは草原でThe自然という感じだった。近くに広い、まるでお城のような建物がある。そして東京で見るよりもずっと、星が綺麗だった。

「わぁ〜凄い!綺麗!何アレ、お城?でかっ!」

「あ〜、あれはね。私の住んでいる場所さ。お城は大袈裟だ。正確に言うなら屋敷ね。あそこが今日からあなたの住む場所に、なるのよ。」

「...。え?!えーーーーーー!凄っ!」

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