第15話『明日をみる人面獣』

 戦えば戦うほどに、思い知る。

 それは、人間というものの本質が、孤独にあるという事だ。


 この身に刻み込まれた痛みの数だけ、心が揺れ動く。しかし、それはけして他人の目に映らない変化だった。ゆえに人間は手前勝手な想像で、他人の気持ちを推し量ることしかできず、その者が抱える真実とのズレによって孤独を感じるのだろう。


 全身をパンチで切り刻まれた静川は、野々見沢への畏怖で心が揺れ動いていた。

 シューズがキャンバスをこする音、グローブが奏でる風切り音、それらは調和のとれた音楽のように野々見沢から生み出されていた。限界まで削り込まれた鉛筆の芯を思わせる、完成された暴力の美しさ。ロープにもたれかかり、おぼつかない足取りでにじり寄る静川の不完全な醜さと、それはあまりに対照的だった。


 完全なタイミングで飛んでくるパンチは、たとえそれがジャブひとつ、ヘッドギア越しであろうが、かならずダメージを発生させる。

 汗とワセリンの匂いが充満するリングの中では、獣の息遣いが続いていた。一方は冷酷な捕食者の、そしてもう一方は、追い詰められた獲物のそれ。


 初動が読まれる。だから先手を取られてしまう。

 おそらく野々見沢のジャブには、先制攻撃というゲームの技のような特性が付与されているのだろう。ゲームなど十年近くプレイしていないが、ボクシングは最高にスリルあるそれには違いなかった。なにせ、下手をすると本当に死ぬ。


 左ジャブを打つとみせかけて、大きくステップインする。体を密着させてしまえば、お得意のジャブも打てまい。そう考えて打ち込んだボディブローに合わせて、野々見沢はわずかに上体を反らしてスペースをひねり出し、こちらがカウンターのジャブをもらってしまう。

……こんな展開が、もう4ラウンドも続いている。


 何度目かのカウンターを顎にジャストヒットさせられて、静川の意識が寸断する。そしてまた、彼は尻餅を突いた衝撃で我に返るのだ。さっきまでと違うのは、両足の反応がほぼ完全に途絶している点だった。


「そこまでや」


 コーナーで見守っていた南が、複雑な表情でスパーを止めにかかった。


 4ラウンドで4ダウン。ポイントでも完敗である。

 どうやら野々見沢のボクシングは、バンタムでも充分通用するらしいが、静川にとっては余計な情報が増えただけだった。

 リングから降りた静川の体は、両足の踏ん張りを失っていた。バンタム仕様に増量した全身が、崩れるようにリングサイドへ座り込む。見上げれば、野々見沢はまだリングの中でシャドーを続けていた。


 南は淡々と、静川のグローブを外しにかかる。


「……言いにくいんやけどな。お前ら、レベル違いすぎてスパーになってへんで」

「知ってる」

「あいつ天才や」

「知ってるよ。だから連れてきた」


 野々見沢は、芸術のようなジャブを打ち続けている。


 あれほど凶悪なパンチが、どうして美しいと感じるのだろうか。初めてナイフや日本刀を見た時の、あの感覚に似ているのだがどこか違う。野々見沢のジャブはまだ進化の余地を残している。本人もそれを知っていて、黙々と練習を続けているのかもしれなかった。


 4ラウンド、実に七百二十秒もかけてサンドバッグにされた静川は、汗まみれのヘッドギアと前髪の隙間から、リングの上に残る野々見沢を睨み見上げていた。


「どうやったら、あいつを倒せるんだろう? あんた、わかるか?」


 もはや次の対戦相手である富樫のことなど、静川にはどうでもよくなっていた。

 それよりも、野々見沢を倒す方が先だった。この男を倒せるなら、他のボクサーなど物の数ではないとすら思えた。


「精度の差やろ。あらゆる意味で」


 南は紐を締めすぎたヘッドギアを外すのに、悪戦苦闘している。静川は座り込んだまま、自由になった両手を見下ろした。


 バンテージを巻いた拳は、野々見沢とそれほどサイズ差があるわけではない。客観的にみて、身体能力上は静川の方が有利だった。にもかかわらず、ここまで手も足も出ないとなると、才能の差という身も蓋もない逃げ口上を吐きそうになる。しかし、静川は現役のプロボクサーなのだ。そうした言い訳は、引退してからすればいい。


 プロは、考える事から、けして逃げてはならないのだ。


「精度、か……」


 一口に精度の差といっても、単にパンチの命中精度だけを指す言葉ではない。


 おそらく野々見沢は、体を動かしている精度そのものが他のボクサー達とは違うのだ。格闘技ではまれにみる天才的運動性、それは腕が強い、脚が強いといった単一の筋出力だけでは成立しない。いくつもの筋骨、神経伝達や反射によって生み出される連動性に支えられているのだ。つまり体を動かす為の脳や神経そのもの、コントローラーから違うということ。


 それはもしかしたら、努力で手に入れられるものなのかもしれないが、残り三週間で易々と手に入るようなものでもないだろう。ならば静川は別の手段を考えるしかない。単純なパワーでは野々見沢に勝っているのだから、ようはパンチが当たるようになればいいわけである。


「なぁ、南さん。ハンドスピードで俺に劣ってる野々見沢は、どうやってこっちのパンチにカウンターを合わせているんだ?」

「そんなことも知らんのか……。パンチを打つ前に起こる予備動作や筋肉の隆起で、お前の初動を読んどるんや。それから動作パターンもな。だから遅いパンチに先手を取られる」

「ああ、成る程」


 南がいて本当に助かった、と、静川は素直にそう思った。

 実戦経験値を持たない新海や、言語能力に乏しい野々見沢だけでは、この状況はどうにもならなかっただろう。


 野々見沢は、なにも超能力で静川の初動を察知しているわけではない。彼は静川の肉体が漏洩した攻撃情報を収集し、次の行動を先読みしているだけなのだ。逆に、野々見沢のジャブは溜めのモーションがそぎ落とされており、パンチが実体化するまでの情報漏洩がほとんどない。

 気が付くと、パンチは静川に当たっている。つまり先読みとモーションで、野々見沢は静川とのハンドスピード差を覆しているのだ。


 息を整えて立ち上がると、野々見沢は鏡の前でシャドーを行っていた。しかし、彼がなぜそれをするのか、今の静川にははっきりと理解できる。

 驚くべきは、野々見沢が誰に言われるでもなく、それを本能的に分かっているという点だ。何百万回と繰り返したジャブなら、少しは自信をつけてもよさそうなものだが、彼は常に、己の動きに贅肉が付着していないかチェックしているのである。


 野々見沢もまた、人間なのだ。

 しかし彼は、己を律する能力を持った、特別な人間だった。


「このあと、ミットを持ってくれるか?」

「そのつもりやで」

「俺を、よく見ていてくれ」

「? ……、わかった」


 その翌日から、パンチは野々見沢に届きはじめた。



◆      ◆     ◆




 練習収めの日。

 ロードワークを終えた静川がシャワーに向かう途中、南が話しかけてきた。


「静川。ウエイト、どないや」

「心配しなくていい。ちゃんと間に合わせる」

「ほうか」


 バンタムに転級して初試合だが、静川のウエイトコントロールは以前より楽になっていた。


 これまでのライトフライ級ではリミットが48.98㎏、一方でバンタムは53.52㎏、その差は4.54㎏である。今まで静川の行ってきた減量幅は、平常時の体重63.98㎏からライトフライのリミットまでの15㎏。信じがたいことだが、実に全体重の20パーセント以上を削っていたのだ。

 それが今回の減量は10㎏、正確には筋肉量も微増しているためもう少し多いだろうが、それでも今までの三分の二の減量で良いのである。


 ところが、このなくなった減量幅4.54㎏には大きな落とし穴がある。確かに減量そのものは楽になった。だがその反面、静川は体格の有利を失っているのだ。


 ウエイト制を採用している現代格闘技では、減量を耐え抜く事さえできるのなら、異常なほどのフレームを試合に持ち込むことができる。一般人の目に触れる機会があるテレビ放映やネット中継で、まれに不釣り合いな体格の選手同士が戦う姿をみることがあるのも、それが理由だ。


 ライトフライで体格の有利を振りかざしてきた静川だが、今度は自分がその不条理に晒されることになるだろう。


「富樫の研究、ちゃんとやっとるか?」

「まぁ、それなりに」


 嘘だった。本当は毎日、三試合以上は必ず確認している。富樫の癖の洗い出し、試合を重ねるごとに修正されている隙、未修正の隙、そして反則もだ。


 静川の真実に、南は察しがついているらしい。彼はそれ以上、何も言わなかった。その後ろでは、先に着替えを済ませていた野々見沢が、普段着のジャージ姿でリュックを背負っていた。


「さ、先に、か、帰って、い、いるぞ。み、南……」


 富樫戦のために練習に付き合ってくれていた野々見沢は、その後、改めて新海ジムとの契約を結んでいた。このボクサーの超常的な実力は新海も知るところで、静川とのスパーリングをみるかぎり、金の卵以外の何物でもなかったのだ。最近、南とルームシェアして住居も確保したらしい。


 こうして同じジムの中で練習をしていても、静川は南のコミュニケーション能力の高さには驚かされてばかりだった。はじめは彼の指導を渋っていた静川自身も、今では自然と敬意を払うようになっている。


「せやな。先に帰っといてくれ。俺はこのあと、静川と行くとこあるから」


 そんな約束はしていなかった。しかし、南のことだ、試合前のボクサーに無用な負担をかけるような男ではない。静川にとって必要な用事なのだろう。


――、そう思ったからこそ、大人しく南に付き合って駅前の喫茶店までやってきた静川だった。が、先に待っていたのは、よりにもよって馬場だった。


「や、久しぶりだねえ。静川君。南君も元気そうで」

「なんであんたが……?」

「お前なぁ、取材受ける約束しとったんやろうが。いつまで経っても日にち返事せんから、馬場さん困って俺に連絡してきたんやで?」


 南に言われて、そういえば野々見沢戦の準備期間に、そんな約束をした覚えがあるのを静川は思い出した。馬場の連絡先など知らなかったので、うやむやになってしまったのだろうと勝手に決めつけていたのだが、そうはいかなかったらしい。


 久しぶりに会った馬場はやはり薄汚れていたが、どこか表情がゆるくなっている気がした。テーブルには飲みかけのコーヒー。静川がソーサーを確認すると、シュガースティックが四本も開けられている。

 喫煙者は舌が汚れるため、味を感じにくくなるそうだが、馬場もそのせいで濃い味を好んでいるのだろうか。


「バンタムに転級したんだって? 前よりも顔色いいじゃないか」

「減量幅が狭くなったからな。取材なんだろ? さっさと終わらせてくれ」


 減量が少なくて済むとはいえ、それでも10㎏以上の過酷さは変わらない。減量苦を顔には出さない静川でも、さすがに試合前は気が短くなる。同席した南が隣に陣取っているのも、危機管理のためだ。無論、馬場の身を案じてのことである。


「富樫戦、結構注目されてるよ。なにしろこの対戦で、年始に行われるチャンピオンカーニバルの挑戦者が決まるんだからねえ」


 静川の目がわずかに細くなる。


 馬場の言葉は、富樫陣営が静川との試合を組んだ本心に違いない。

 十月に行われる今回の試合と、ランキング一位と二位で行う日本王座決定戦の勝者同士が、来年の二月に予定されているチャンピオンカーニバルで、指名挑戦試合をすることになるからだ。


「この試合、勝てば日本タイトル挑戦権が手に入る。自信のほどはどうかな?」

「関係ない。試合が組まれれば勝つだけだ」

「へえ。相手の富樫哲也はアマチュア経験もあるハードパンチャー。ライトフライから上がってきたばかりの静川君には、ちょっと荷が重いってのが編集部の見方だよ」


 富樫の拳質については、試合映像から大方の予想はできていた。ジャブから組み立てる丁寧なボクシングが印象的だが、富樫哲也の本性は倒し屋である。

 その高いKO率を支えているのが、見ただけでわかるあの太い腕から繰り出される強拳だった。……、と、普通はそう考えるだろう。


「軽量級とは思えない腕してるからねえ。いかにも強そうなパンチ打つじゃないか、彼。打ち抜かれたら、大抵の選手は即KOだよ」


 どうでもよかった。しかし、だらだらと話を続けられるのも億劫なので、静川は自分の意見だけ伝えてさっさと辞去することにする。


「パンチは腕だけで打つわけじゃない。むしろ俺は、富樫が生粋のハードパンチャーだとは思わない、ただの誤解だ」

「誤解?」


 隣で話を聞いていた南も、興味深そうに顔をこちらへ向けている。


 静川はしまった、という顔をした。

 話を終わらせるつもりが、逆に広げる結果になってしまった。こうなると、ある程度の説明は仕方がないだろう。手の内を見せるわけにはいかないが、富樫のパンチについて馬場には教えることにした。幸い、南はまだ口を挟むつもりはないらしい。


「ボクシングのパンチは全身の筋肉連動で発生する『結果』だ。一部の筋肉だけが発達しすぎていると、連動性が阻害されて逆にパワーがなくなる。富樫の体を見ればわかるだろ、明らかにバランスが悪い」

「でも、彼はKOを量産している。それは事実だろう?」

「あの腕の太さのせいで、周りが誤解しているんだ。富樫の腕には単純な力はあっても、パンチに繋がる力はそれほどない。KOを生んでいるのはいつもワン・ツーだ。つまり、あいつは強打者ではなく、好打者なんだよ」


 馬場も南も目を丸くしている。今まで誰にもこうした説明をしたことはなかったが、どうやら静川の言いたいことは、二人に正しく伝わったようだ。


 自分が弱いボクサーである事を、他の誰よりも理解している。


 だからこそ静川は、試合前には相手の分析を怠らない。そして得られたデータを信じ過ぎても、また疑い過ぎてもいけないことを知っていた。


「やっぱ、めっちゃ冷静やなお前。試合前に下手なこと言わへんか思もて、ちょっと心配やったけど」

「余計なお世話だ」

「俺、先に失礼するわ。野々見沢を待たせとるし」

「ああ」


 相変わらずヤンキーのような格好の南は、軽い身のこなしで立ち上がると律儀に馬場へ会釈した。


「ほな」

「お疲れ様、南君。復帰するときは最初に僕に連絡してね」

「勘弁してください、もうこりごりですわ」


 こりごりなのは静川の方だった。もう一度、同じ条件で南と戦えと言われたなら、間違いなくやられるのは静川の方だろう。


 小さな背中を見送った途端、静川は正面に邪悪な気配を感じ取った。


 馬場の表情が初めて出会ったあの時の、いやらしさを帯びている。だが、静川も驚きはしなかった。さっきまでは南が邪魔で、馬場は本当にしたかった『取材』ができずにいたのだろう。


「ずいぶん南君と仲良くなったんだねえ、木津君」

「お前……」

「一応ね、僕も病院にはお見舞いに行ったんだ。君が寝ている間に色々知れて面白かったよ。木津研二く――、とっと」


 最後まで言わせず、馬場の胸倉を掴み上げていた。伊達に握力を鍛えているわけではない、その気になれば、このまま絞め落とすぐらいの事はできるだろう。


 店内にはそれなりに客がいる。だが、もう木津の視界には入っていなかった。


「黙れ」

「おいおい、こんなところで暴力はまずいでしょ? プロなんだから」

「黙れって言ってるだろ」

「会長に聞いたよ。ご両親の承諾書、捏造していたそうじゃないか」

「……」

「だから話がこじれたんだろう?」


 その通りだった。


 国内でプロボクサーになるためには、JBCの規定するプロライセンスを取得する必要がある。このライセンスは、日本プロボクシング協会に加盟しているジムに所属する練習生にしか与えられない。ただし、未成年者の場合はそれに加えて親権者の承諾書が必要になってくるのである。


「それがどうした?」


 もともと、高校受験を放棄してニート状態であった木津は、運動を目的にすると言って両親をだまし、新海ジムに潜り込んでいた。その後、偽造した承諾書を新海にちらつかせ、まんまとプロライセンスを取得していたのである。


 こうして木津は、およそ一年半にもわたってプロ活動を親に隠匿していたのだ。

 ところが、先日の失神騒ぎで彼は入院する羽目になり、両親と見舞いに訪れた新海親子との邂逅によって、ついにこの真実が明るみに出たわけだ。気の小さい母親などは、さぞ動揺したことだろう。


「それと、もう一つ」


 胸倉を掴まれたまま、馬場はなおも言葉を重ねた。


「どうして君は、亡くなった静川大樹を名乗っているんだい?」

「静川は……」

「飛び降り自殺だったらしいね、彼。……、で? 本当は君が殺したの?」


 反射的に殴りそうになったが、すんでのところで木津は思いとどまった。


 その一発は、これまで練習に付き合ってくれた南や野々見沢の努力まで無にしてしまう。感情に任せて好き勝手に暴れては、馬場の思うツボだ。何しろこの男は、選手のストーリーや人間性を取材するわけではなく、スキャンダルをスクープすることが目的なのである。


「自分で調べろ」


 胸倉から木津の手をほどいた馬場は、依然醜悪な面構えのまま、残りのコーヒーを飲み干す。ところが、それを皮切りにして、彼の口調はがらりと変わった。


「ったく……、そこは一発、ガツンとくるトコだろうが、静川君よぉ。慰謝料請求させてくれよ、な? 今おれ、金に困ってんだって」

「ヤミ金でも行ってろ、クズ野郎」

「んな事言うなよ……。なぁ、マジで困ってんだよ……」


 空になったカップを覗き込む馬場の瞳は、よく見ると焦点が定まっていなかった。

 

 不審に思った木津は、慎重に尋ねた。


「あんた、なんでそんなに金に困ってるんだ?」

「そんなもん、これだよ。これ」


 馬場は当たり前のように、胸ポケットから小さな紙片を取り出してみせた。何の変哲もない、ただの白紙。少なくともそのようにしか見えなかった木津は、馬場の意図が分からず眉根を寄せた。


「……、分かんないか、子供だねぇ」


 馬場は切手大の紙片を内ポケットに戻すと、先に席を立った。相変わらず、視点はおぼつかない様子だったが、それでも歩行には支障はないらしい。


「次の試合、。……、そんでよ、もっと金の絡むボクサーになれ」


 一切、警戒を緩めずに、木津は馬場の背を見送った。



◆      ◆     ◆

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