一月 ロキシー

 Roxyロキシー

 彼女はそう名乗った。





 誰かにうしろをつけられている。そう気が付いたのは、ほんの数分前のこと。江戸見えどみ坂をくだり、虎ノ門とらのもん駅へと向かう道中。唸り声をあげて冬の風を切るマツダファミリア八〇〇を横目に、私は背後に神経を尖らせる。

 足取りの軽さから、おそらく女。十代後半から二十代前半と言ったところだろうか。しかし、どうして気配を察したのかと問われると、一体全体どうしてだろう。自身にさえ説明できないから不思議だった。あれこれと、理由を考える。東京の冬が生温なまぬるいから平常を保てたとか、いつもより通行人が少なかったからとか、坂の勾配こうばいのせいで平地より身振りが大きくならざるをえないからとか。しかし、そのどれもが後付けの理由でしかなかった。第六感が働いたと説明すれば鼻で笑うだろうか。だが、もはや論理的な説明は不可能だ。もし、歴史が偶然と必然の混合物であるのならば、私の背が女の存在を捉えたという出来事は、まさに偶然に分類されるべきものだった。事実、彼女の気配の殺し方は完璧であり、黄昏たそがれに身を溶かすその技術は、敵ながらに見事であった。もし彼女が、所属する先を同じくするともがらであるのなら、弟子入りを懇願したかもしれない。


「内調……? いや、米国中CI情報局Aか……」


 眼前には白黒モノクロの街。響くはカセットテープ音質の雑踏。そんな映像の世界の中にあって、色放つ彼女は異質でしかなかった。彼女に色があるように感じた。例えるなら琥珀こはく。街の一か所だけ、映像の一か所だけ、鮮やかな色塗りがほどこされていた。

 ――ありゃりゃ、られたかな?

 女の声が聞こえてくるようだった。ああ……後ろで苦笑いを浮かべている。距離にして二百メートルだろうか。それなのに、表情まで読み取れてしまうのだから、不思議としか言いようがなかった。数秒前まで、何事もないように装いながら、駅まで向かおうと考えていたが、やめた。きっと彼女には、私のことも白黒の世界に浮かぶ一点の異物として見えているのだろう。果たして何色に見えているのだろうか。そんなことを考えながら、女が私に追いつくのを待つ。


「誰かと思えば、風間かざま冬花とうか? うわっ、やっぱ冬花とうかちゃんだ!! いやぁ、すっごいだね!!」

「誰かつけてると思ってたけど、貴方あなただったとはね、秋月あきづきなぎさ


 知り合いだった。偶然を装う秋月あきづきなぎさと名乗る少女に眉をひそめつつ、お互いにを呼び合う状況に心の中で冷笑を浮かべる。秋月あきづきなぎさは、同じ都内の大学に通う女学生。研究室こそ異なったが、数少ない女学生同士として存在を認識し合っていた。――というのは表向き。

 その実、彼女は和名:秋月あきづきなぎさを名乗るCIA工作員。そして、での対峙は、これが三度目。だから、私の中では要注意人物の一人だった。昨年、私が日韓基本条約締結を巡るデモ₍₁₎を盛り上げようと、工作活動をしていたところへ突如として乗り込んできて、色々と邪魔されたのは苦い思い出だ。屈辱だった。きっとこのデモのことが歴史の教科書に載ることは無いだろう。そして、教科書に載らないといえば、秋月あきづきなぎさはベ平連(ベトナムに平和を!市民連合)を潰すために、暴力団に資金を流そうとしたことがあった。その現場を押さえ、阻止しようとした時には、お互いに銃口を向け合うことになった。今や不倶戴天ふぐたいてんの敵といったところ。だから、顔も名前もよく覚えていた。

 見れば、その風貌はどこからどう見ても日本人(私もそうだが)。しかし、私がサハリン出身であるように、なぎさの親もどちらかがアメリカ人だろう。英語を喋る姿は、ネイティブのそれだった。そう考えてあらさがしをすれば、わずかながら日本語のアクセントにぎこちなさを見出すことが出来た。


「で? こんなとこで何してたの、冬花とうかちゃん?」

「ねぇ、下の名前で呼びあう仲じゃないでしょ? 馴れ馴れしいよ」

「まぁまぁ、いいじゃん。ね、ソーニャСоняちゃん?」


 こいつ……。音をたてたくなる舌の代わりに、奥歯で感情を噛み殺した。なるほど、素性すじょうは調べ上げられているらしい。

 ならば、どうする? くなる上は、とコートの内側に手を伸ばし、命の取り引きを始めることを一瞬考えたが、彼女の腕が私の肩に回されては、圧し掛かる体重の方に意識が引きずられた。

 

「なるほど。泳がされてたんだね」

「いんやー。個人的に興味があったから調べただけよー。まぁ、知れたのは名前くらいなもんで、有益な情報は出てこなかったけどね。――ソーニャってのもコードネームかなんかでしょ?」


 まぁ、同業者同士、仲良くしようよ。それが、彼女の言い分だった。呉越ごえつ同舟どうしゅうと言いたかったのか、それとも共通敵の存在を示唆しているのかは不明だった。確かに、毛沢東主義者や、そうでなくとも中共(中国共産党)絡みの連中には、厄介さを感じていた。


「私、Roxyロキシー

「?」

Roxyロキシー Hernandezヘルナンデス. だよ」


 コードネーム……? とは思えなかった。ならば本名かとも思ったが、合理的な思考が、即座にその可能性を棄却した。ならば、これまた私を油断させるための即席の偽名だろうか。そう言えば、Roxyは元々ペルシャ語で「夜明け」、Hernandezは辿たどればドイツ古語で「大胆な旅人」だった気がする。転じて、フェルディナンド――これは、偉大な航海者マゼランの名だ。


Roxy Hernandez夜明けの航海者か。随分ずいぶんとお洒落な名前だね」


 くだらない計画だ。名の裏にあるものを看破かんぱしたりと得意になっては、女の下卑げびた企みに冷ややかな視線を投げつける。

 しかし、どうしたことか。なぎさは「えへへ」とどこか嬉しそうな反応を示したものだから、苛立ちは増すばかりであった。この女の行動原理がまるで分からない。私のことをソ連国K家保安G委員会Bと知りながら接触し、なおかつ親しげに関わりを持とうとする彼女は、気でも触れているのだろうか。

 とはいえ、お互いに工作員だと認識していたのだ。リークする機会は、これまでにいくらでもあった。それでも、お互いにそうしなかったのは、お互いにそうしないという暗黙の了解が成り立っていた側面があった(単純に、リークすること自体がリスクでもあるのだが)。なるほど、さながら今のアメリカとソ連のようだ。すなわち平和共存。思えば、あの核戦争に至るチキンレースから四年。この時代を大きな歴史の流れの中で論ずるならば、世界の破滅を回避した二つの超大国が、緊張緩和に向けて動き出す冷戦の一幕であった。しかし、暦の上でも春はまだ遠い。そんな中にあって、一月の東京の風は、やはり生温く感じた。



「……」



 不意に、なぎさの表情が歪んでいった。徐々に浅く、速く、荒くなる呼吸。過呼吸? いや、これは心臓発作? 呼吸がしづらかったのか、それとも弱みを突かれまいとしたのか、堪らずなぎさは私の肩から離れた。医療の専門家ではないので分からないが、おそらく症状としては軽いもの。それでも、胸を抑えて足をふらつかせるなぎさに、私は何を思ったのか身体を支えてやることになった。触れて分かる、小さな肩と細い腕。それから、申し訳なさそうに向けられる視線。目の前の人間が、か弱い一人の少女に見えたとでもいうのだろうか。咄嗟とっさに差しべた手に、私が一番驚いていた。

 持病か何かだろうか。先ほどまでの快活さが嘘であるかのように、すっかりしおれてしまったなぎさは、それについて何も言及しなかった。口にしたのは「ごめんね」と「意外と優しいんだね」の二言。正直、この女を放っておくことは出来たかもしれない。ただ、つい先日の一月十一日に、タシュケントに赴いていたインド首相・シャストリが心臓発作で急死したばかり。そのことが頭をよぎってしまっただけに、放っておくわけにはいかなかった。だから、この時ばかりは自分の肩書をすっかり忘れて、なぎさに向き合うことになった。とりあえず、落ち着くまでだ。こいつに恩を売っておいてもいいだろうとの考えが頭を巡ったのは、むしろ介抱する方便を探していた時だった。逆に、探していた腰を据えられる場所は、都合よく見つかるわけではない。結局、座る場所に選ばれたのは、運良く通りかかったタクシーの座席だった。


「一人でちゃんと帰れそう?」

「……うち……来る?」


 相当弱ってる。呼吸は落ち着いてきているようだが、辛そうに目を閉じている。「家の場所がバレてもいいの?」と切り出せる状況でもなかった。かと言って、乗りかかった船から降りるわけにもいかない。「これ、貸しね」と実際に口にすることで、寄り添うことを正当化した。そんな時に限って、なぎさは私の心中を嘲笑うかのように「えへへ」と照れ笑いを作ろうとするものだから、余計に付き添わないわけにはいかなくなった。今日だけだ。今日だけ……。




 *****

 



 すっかり陽が落ちた中で、辿たどいたのは一軒のアパートだった。そのうちの一室が、秋月あきづき一家が住む場所だと言う。ということは、CIA関係者が待ち構えているのか? そう身構えた私だったが、なぎさは大丈夫と言った。手続き上はそうなっているものの、現状は一人暮らしだから、と。

 鍵を開けば闇。明かりをともして、視界を確保する。するとどうだろう。人工的な光を浴びて、ふっと私は我に返った。ここは、一般人の家なんかではない。CIAの活動拠点だ。となれば、何か役立つ情報があるのではないか。そうして、部屋を見渡す。小綺麗なキッチン。それからリビング……一見すると普通の3LDKのようだが――



 刹那、私の身体は宙を舞っていた。



 全身を貫く衝撃。視界が映しているのは天井。そこでようやく、私は投げ飛ばされたのだと理解した。それも、背負い投げ。痛みよりも、混乱が先立つ私。そして状況を飲み込むよりも先に、眼前にM1911の銃口が付きつけられた。天上からの光源を遮るなぎさの顔。彼女は陰の中で不敵な笑みを浮かべていた。そこにはもはや、体調不良を訴える女の子の姿などなかった。いいや、初めからそんな少女は存在していなかった。


「発作は……?」

うっそでーす!! いやぁ、ほんとごめんねー。けど、予想以上に心配してくれるんだもん。内心、途中で笑いを堪えるのが大変だった」


 演技の才能あるかも。そんなふうに自画自賛するなぎさは、本当に楽しそうだった。だまされる方が悪い。確かにそうだろう。だが、名誉のためにある事実を述べておくと、三カ月後に同様の手口で、ソ連大使館のボクロフスキー一等書記官が誘拐未遂に遭うこととなる。だから、これは歴史の必然であろう。その新聞記事によれば、ある米情報機関員と交流を持っていたボクロフスキー氏であったが、その米情報機関員が心臓発作のような症状を訴えたので、彼がそれに付き添ったところ、見事にめられかけたという₍₂₎。私はいわばその予行演習に付き合わされたのである。

 唖然。それはすぐに怒りに変わった。「資本主義者め」。気付くとそう吐き捨てていた。だが、それで状況がどうにかなるわけでもない。自然な流れで、起き上がろうとする私の蟀谷こめかみに銃口が押し付けられる。


「さぁ、教えてもらおうか。一番イッチバン最初の質問だよ。で何してたの?」

「何かしているように見えた? ただの散歩だけど?」

「へぇ……。でも、あそこってさ、ホテルオークラ(旧:ホテルオークラ東京)とアメリカ大使館あるんだけど、それでもただの散歩?」

「じゃあ逆に、麻布台あざぶだいを散歩する人は、みんなソ連にとっては危険人物ってわけだ。ははは……そんなんじゃあ、誰も東京タワーに遊びに行けなくなっちゃう――ねぇッ!!」


 いや、東京タワーあるのは芝公園でしょうが。そんなどうでもいい反論がなぎさから繰り出されかけたが、その前に私は身を翻して、素早く武器を奪い取った。咄嗟とっさに抵抗しようとするなぎさだったが、体術の心得なら私の方が一枚上。先ほど、投げ飛ばされてしまったのは、不意を突かれてしまったから。足を崩してバランスを失わせると、覆いかぶさるようにして床に叩きつけてやった。形成は逆転。今度は、こちらが銃口を突き付けて迫る。


「家の周りなら地の利があるとでも? ピッグス湾から何も学んでないようだね、アメリカ人。ああ、ごめん。ここは家の中だったね。まったく、居場所までバラして何がしたいんだか。イギリス人が君らのことを馬鹿呼ばわりする理由が分かった気がするよ」

「言うじゃん、共産主義者コミュニスト

「教えてもらおうか。沖縄の返還交渉。そのフィクサーは誰?」

「?」


 昨年、一九六五年八月。佐藤さとう栄作えいさく首相が「沖縄の祖国復帰が実現しない限り、わが国にとって『戦後』が終わっていない₍₃₎」と発言し波紋を呼んでいた。しかし、アメリカにとって沖縄が持つ基地の重要性は大きく、ましてやヴェトナム戦争の最中さなか。まさに嘉手納かでな基地から、B52爆撃機がヴェトナムへと飛んでいく情勢下での発言であった。とはいえ、アメリカ側も沖縄の祖国復帰運動の大きさを認識しており、放置すれば沖縄を失う羽目になると予測を立てていた。したがって、もはや返すか否かではなく、「いつ」「どのように」返還するかが争点の中心となっていたのである。その交渉役となるのは誰か? それを探るべく、交渉場所と成り得るホテルオークラ及び米国大使館に出入りする人間を、通行人を装いつつ見張っていた。


「Uh-huh. 嗅ぎまわってたのって、沖縄のことだったのかぁ……」

「知りたいことなんて、他にもいくらでもある。挙げればキリがないよ」

 

 知りたいことだらけだ。沖縄の返還交渉に関しても知りたい。二年前の中共の核実験を受けて、日本も核保有に乗り出すのかも知りたい。昨年の日韓基本条約は、アメリカ側がかなり後押しする形で成立したが、これらのことが日米安保体制にいかなる影響を及ぼすのかも注視すべき点だ。沖縄返還問題にせよ核問題にせよ、日米安保体制に亀裂やそうでなくとも不和をもたらしうる重要案件であった。

 そして最大の焦点と言えば、やはりヴェトナム戦争の行方だ。北ベトナム側との直接接触が明らかになった今、和平交渉が進むことも考えられる。先日には、ハリマン移動特使が来日し、佐藤さとう栄作えいさくとの間で和平工作に関しての説明を行ったとの報道もなされた。アメリカ側は昨年の十二月二十四日クリスマスから北ベトナムへの空爆を止めているようだが……。



 銃はもう一丁あった。



 なぎさは、もう一丁隠し持っていた。そうだ、これで終わるはずがなかった。北ヴェトナムへの空爆は続く。こいつらは、弱者を何とも思わない。平気で焼き殺して悦に浸る資本主義者で帝国主義者だ。騙し、欺き、奪い、辱め、殺す。こいつらのやり口はいつもこうだ。


「銃を下ろしなよ。冬花とうかちゃん。撃つ気なんてないくせにさ」

「脅しに見える、なぎさ? お生憎様あいにくさま。私は、キューバ危機の時に、フルシチョフのことを弱腰だと思った人間の一人だよ」

「ちょいちょい。ここ住宅街のど真ん中なんだけど?」

「関係ないよ。私は撃てる。あんたは?」


 一九六二年十月。あの時、海の底で核魚雷発射を自制し、核戦争を防いだアルヒーポフ艦長は確かに英雄だったかもしれない。だが今、私の手の中にあるのは、核のボタンでも何でもない。だから、撃つのは造作もないことだ。それどころか、相手は死んで当然、ロクでなしの資本主義者だ。その脳漿のうしょうを弾けさせて、その口を二度と利けなくすることは、むしろ願ったり叶ったりだ。


「……」

「……」

「……ほーら、撃ちなよ」

「……そっちこそ」

「もしかしてビビってる? 共産主義者さん」

「その銃はお飾りなの? 資本主義者」


 それでも。

 撃つのを躊躇ためらわれたのは、彼女の目が自信で満ちあふれていたからだ。見つめ合えば見つめ合うほど、その瞳に吸い込まれていく。わずかに茶色が混じる黒。典型的な日本人の目だ。けれど私は、その瞳の向こう側に琥珀色を見た。明星みょうじょうにも似た色。銃を下ろす理由があるのだとすれば、たぶんそれだけで十分だった。


ソフィアСофияルキーニシュナЛукиничнаマヤコーフスカヤМаяковская。殺すのは後日にしてあげる」

「Wow. 長い名前だね。改めまして、Roxyロキシー Hernandezヘルナンデス。今日のところは見逃すよ」

「あんたの琥珀色アンバーに免じて」

「あなたの紫水晶アメジストに免じて」


 世界は白黒モノクロ

 カラーテレビの普及率。

 この時、わずか〇・三パーセント。






 



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⁽¹⁾ 日韓基本条約は、一九六五年六月二二日に署名され、同年一二月一八日に発効したが、これを巡って、反対する革新政党、団体、学生がデモを行った。

⁽²⁾ 「東京のアパートで連行寸前に逃げる ソ連大使館員誘かい事件」讀賣新聞、昭和四一年(一九六六年)四月一四日(夕刊)。

⁽³⁾ ちなみに、この演説にはアメリカ側の圧力があったと指摘されている。すなわち、日本防衛に対する沖縄基地の重要性を、演説内に盛り込むように介入してきたのである。したがって、首相演説には「極東における平和と安定のために、沖縄が果たしている役割は極めて重要」との一節を加えることとなった。とはいえ、アメリカの介入に対して、ただただ受け身だったわけではなくく、山野やまの幸吉こうきち総理府特別地域連合局長の原案をもとに検討がなされ、「『戦後』が終わっていない」の一節を加えて、佐藤さとう栄作えいさくは意地を見せることとなった。(「65年 佐藤首相の沖縄訪問 外交文書/米圧力で演説修正/基地の重要性盛り込む」沖縄タイムス、二〇一五年一月一六日(朝刊)。服部龍二『佐藤栄作――最長不動政権への道』(朝日新聞出版社、二〇一七年)二〇九-二一六頁)

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