2022年11月上旬① 山と谷、あとヒネリ

書き続けて、おおよそ20話。

振り返ってみて気付いた。

物語に山と谷が出来ている。




『失敗召喚師の残念レポート』の世界は、

魔獣が溢れる、人間にとっては厳しい世界。

その日常も我々とは異なる世界。


(自爆はするが)平凡かつ平和な日常と、

魔獣との対峙する非日常。


ジルの物語にその二つが出来ていた。


おおよそ5の倍数の話において、

明確な戦闘描写が出来ていた。


仲間達と語り合いながら研究に邁進する日常。

研究のために発生した戦闘が行われる非日常。


メリハリが出来るのとキャラを活躍させやすい。


無意識にやっていたが、これは良いのでは。

今後は意識してやっていこう。




魔獣の名前。


スライム、ゴブリン、ドラゴンetc.


実に分かりやすい。

でも面白くない。


あ、いや、それが出てくる作品が面白くない、

という意味ではない。


ヒネリが無くて個人的に面白くない、という事。


スライムと言えば、某有名RPGゲームの青いアレ。

ゴブリンと言えば、近頃強キャラになってる緑色のアレ。

ドラゴンと言えば、火を吹いて空飛ぶトカゲ。


誰もが知る、誰もが分かる、そんな存在。


大元は、J・R・R・トールキンの『指輪物語』なのだろうか?


その要素をそのまま持ってくるのは、

『異世界』

ではないのではないだろうか?


私はそう考えてしまう。


別にそれらの存在を出す作品を批判してる訳ではない。

ゲーム的な世界を否定している訳ではない。


ただ、単純に。

私はひねくれ者なのだ。


じゃあ魔獣の名前も独自で産み出そう。




今更だが私は『魔物』と表現していない。

全て『魔獣』だ。


理由は単純。

狼を見て『物』と表現するか?

というただの疑問。

どう考えても『獣』だろう。


いや、『魔物』という表現は、日本に元々ある。

だがそれは『妖怪』や『物の怪』に近い。

霊的な存在、っぽい感じだろうか。


目の前にいる明確な脅威を『霊』とは言わないだろう。

対して『魔獣』は『Beast』

そのものズバリ、獣だ。


こっちの方が自作の中に埋め込むにはしっくりする。

だから『魔獣』なのだ。




魔獣の名前は完全な造語にする。


前半数話は聞き馴染みのある名前で書いてしまったが、

まあそれは良いだろう。

これから先を変えていけばいいだけだ。


まず漢字で魔獣の名前を表記する。

他国の言語を組み合わせて呼び名を決める。


この流れである。


絶対に被らない、そんな名前。

私の『異世界』における固有名詞。




限界一杯ヒネリに捻った。

何度も言うが私は捻くれ者なのだ。

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