絶滅種の『龍人種』に転生したけど『現代武器』で気ままに生きる
紅華@くれは
絶滅種への転生
第1話 転生①
「ん……ここは…?」
目を覚ますとそこはあたら一面真っ白に包まれた謎の空間だった。
そして目の前には今まで見たことない美女がこちらを向いていた。
「あ、目が覚めましたか?」
「え、あ、はい」
突然、目の前にいた美女が話しかけてきた。
「どうしてこんな所にいるのか分かりますか、
「え……?どうして俺の名前を…?」
そう、俺の名は
「そうですね、どうして貴方の名前を知っているのかというと……」
「言うと…?」
「神様だからです!」
「…………へ?」
ん~……痛い人……なのか?
「あ!今私のことを『痛い人』と思いましたね!」
「何故それを?!」
「私は神様ですからね!相手の考えていることくらい手に取るように分かるんです!」
「……」
確かにそう思っていたが……もしそうだとしたらプライバシーの侵害なのでは……と言うか何というか残念な神様だな
「あまり悪口を言わないで下さい!泣いちゃいますよ!」
そう言うと彼女は涙目になっていた。案外弄りがいがありそうだなと思ったのは内緒だ。
「ああ、すみません。目の前に神様がいることに驚いていました」
「ふふん!そうでしょうそうでしょう!貴方の目の前に居るのは『メルフィナ』を管理する七神が一柱、生命神リラリアなのですから!」
なんか凄いんだろうけど自慢げに話していて腹立つ……
「わぁー凄いなぁ(棒読み)」
「そんなんですよ、凄いんですよ!それなのに貴方は最初から私の悪口を言ってきて……ぐすっ」
急に泣き出した……感情大丈夫なのか?とりあえず話を変えよう
「それで、生命神リラリア様が俺に何のご用ですか?」
………まぁなんとなく分かるけど
「そうですね……驚かないでくださいよ?」
「ええ」
「単刀直入に言います。貴方は死にました。」
「そうなんですか」
そうだろうなぁとは思っていたけど人から直接言われると辛いなぁ……いや、神様か
「……へ?」
突然、
「どうかしたんですか、リラリア様?」
一応こんなのでも神様だし様付けするか…こんな奴だけど
「いや、えっと、普通こんなこと言われたら驚いたり放心状態になったりすると思ったんですけど……」
「まぁ俺がどうして死んだのかはリラリア様が自慢げに話していたときに思い出したので」
俺はサバゲーをしている途中、誤って転落し、そのまま意識を途絶えたようだ。なんて間抜けな死に方だ。せめて腹上死がよかったな
「ならこれからどんなことするかも知っていたり……?」
「?…いえ、分かりませんよ?」
「{よかったぁ…
「何か言いましたか?」
「いえなにも」
「それで、俺は一体どうなるんです?地獄ですか?天国ですか?俺としては天国の方が──」
「いえ、貴方が行くのは綿差が管理する世界、『メルフィナ』に転生して貰います!」
「…………は?」
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