Column17 「根堀り・葉堀り」、何故「葉堀り」?
——根堀り葉堀り、わけを聞かれた。
「根堀り葉堀り」という言葉は、皆さんご存知かと思いますが「細かい点まで何もかも残らず(ほじくるように)」という意味です。(『岩波国語辞典 第八版』より)
しかし、「根堀り」は分かりますが、何故「葉堀り」というのか疑問に思ったことはないでしょうか。(もしや私だけ……?)
葉を掘るとはどういうことなのか想像してみたのですが、落ち葉が積もりに積もってそれを掘るということかな……と思ったのですが、相当くだらないですね。すみません(笑)
それで、何故「葉堀り」なのか調べてみたところ、『明鏡国語辞典 第三版』に「『根堀り』に語調を合わせたもの」と書いてありました。『精選版日本国語大辞典』にも書いてあるので、信憑性は高そうです。
ということで、あっさり解決。
何か深い理由があったのかなと思ったらそうでもなく、ただの語調合わせだったんですね。ちなみにこの表現は、少なくとも1651年から使われています。
とはいえ、「根掘り葉掘り」は言いやすいですよね。語調にこだわっただけのことはあると思います。それによく考えたら「根も葉もない」とも言いますし、「根」と「葉」は「木」の関連ということもあって、相性がいいのかもしれません。
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