竜の娘の英雄譚

司馬波 風太郎

プロット

③竜の少女の英雄譚


世界感

 人類はいない世界。それ以外の種族が生活している世界観です。様々な種族がいますが主な種族をここには記載します。街や文明は西洋ファンタジーの世界のイメージです。


参考作品

アークナイツ

ドラゴンクエスト

スターウォーズ


種族について

いろいろな種族がいる設定ですがここでは最初の一巻時点で物語に関わってくる大きな種族だけ記載します。


竜族

 この世界で最も強い種族。基本的に温厚で友好的。多種族から尊敬されていたが邪竜族と争いに破れ滅ぼされた。


魔族

 竜族の中でも力や恐怖を信奉する者達が袂を竜族と袂を分かって進化した種族。基本的に性格が攻撃的で独善な者が多い。今の魔王になってから元々同族だった竜族を滅ぼし世界支配を目指してあらゆる種族に侵攻を開始する。


犬族

この世界でもっとも数が多い種族。集団で行動することが多く、統率も取れているため一番影響力が強い。ただ戦闘力は並のため、魔族に押されて種族としては衰退気味。


猫族

犬族と同じくらいの数のいる種族。基本的に最低限の協力はするが個人で動く者が多い。


小人族

小柄で尖った耳が特徴的な種族。他の種族よりマナの扱いに長けている。竜族と同じく魔王に常に狙われており身を隠して生活している。少し気難しい性格の者が多い。身を隠しながらもマナを使って他の種族より便利な生活を送っている。



基本的な種族は上記に記載した種族です。見た目はアークナイツのキャラクターをイメージしてもらえたらと思います。


世界の状態について

 この物語の世界の状態をを一言で言うなら魔王によって支配されようとしている状態。この世界に住んでいるものは魔王の恐怖に怯えながら過ごしています。種族については竜族はすでに魔王にほぼ滅ぼされた状態です。主人公のアーシア及びパトリシアはその竜族の王族の生き残り。二人が強い力を持って生まれた。いずれ二人が魔王を打倒出来るほど魔王軍の魔の手から逃れるために両親はレインに預け、隠すように指示。アーシアのほうはレイン本人が面倒を見ることになった。


用語

マナ

この世界のエネルギー。小人族や竜族はマナの扱いに長けており、そのおかげで他の種族より魔族に対抗できた。このエネルギーを媒介にして竜族は肉体を強化したり、武器に纏わせて攻撃力を増したりしている。小人族の場合は魔法として使用し、火を起こしたり水を生成したり生活に役立てることもあれば、戦いにも利用する。魔族は竜族と似た使い方をするがより攻撃的に進化している。ただほとんどの種族はマナを自ら扱うことはできず、マナの扱いに長けた種族とそうでない種族で生活水準に格差がある。


一巻において舞台になる街

アーラム

アーシアとレインが最初に住んでいた街。魔族の侵攻で滅ぶ。


ロウェルナ

1章の舞台。アーシア達がアシュリー達と出会う。アーシア達が来た時は魔物に占拠されている。


モルゴナ国

アーラムやロウェルナが属していた国。


シリンディア領

パトリシアの親が領主を務めているモルゴナ国内の領地。国内の中でも発展した領地となっている。第2章の舞台。


登場人物


主人公

アーシア

性別:女性

性格

好奇心旺盛でいろんなことに興味を持つ。明るく前向きな性格。両親のことは本人は知らない。両親が立派な人物だったとは聞かされて育った。そのため両親に憧れがある。

魔王に滅ぼされた竜族の娘。本人は幼かったため、自分がなんの種族か知らない。時々故郷が滅ぼされた時にことを夢に見るがアーシアにはなんのことか理解できない。犬族のレインに両親が彼女を預け、犬族の元で育てられるも自分が周りと違うことに苦しんでいる。それを周りの人間には言っていない。そのため周りのものと感覚が会わず、時々喧嘩になることも。竜族の王族の最後の生き残り。自分の生い立ちを聞かされたこと、魔王によって村を滅ぼされたことから魔王を滅ぼすことを決意する。


セリフイメージ

「はあ……なにか面白いことないかな~」

「どうして……どうして……!」

「私、やるよ。魔王を滅ぼして皆の敵を取る」


魔王ヴォロス

この世界の支配者にもっとも近い者。圧倒的な力で世界を支配しようと企む。自分にとって最大の驚異となる種族は全部滅ぼすつもり。種族は魔族。圧倒的な力を持ち、世界を力による支配で治めようとする。驚異となる竜族の王の最後の生き残りであるアーシアとパトリシアを狙って探し回っている。


セリフイメージ

「余の支配の邪魔になる者はすべて消す。たとえそれが女子供であってもだ」

「見つけたぞ、竜の遺児。今度こそ根絶やしにしてくれる」

「余は絶対者。この世界に君臨する比類なき支配者である」


アシュリー

猫族

性別:女

アーシア達の旅の途中で出会う。魔族に家族を殺され天涯孤独の猫族の少女。基本他人に心を許さない性格。最初は疑り深くアーシア達に接するが次第に心を開いていく。根っこは優しい。素直になれない性格。


セリフイメージ

「なによ、あんたに助けてっていった覚えはないんだけど」

「ああ、もう! なんでこんな面倒事に巻き込まれなきゃいけないの!」

「他人の敵とるなんて面倒なものを背負ってさ、あんたもなんでそんな面倒な道を選んだのよ」


レイン

犬族

性別:男

犬族の壮年の男性。本当の親を知らない主人公の育ての親。時に厳しく、時に優しく主人公に接する。自分のところで主人公をかくまっていたが、魔王軍に街を襲われる。その際に主人公に出生の秘密について話す。以降主人公の魔王を倒す旅に付き添う。実直で真面目。お転婆で好奇心旺盛なアーシアに振り回されることも多い。


セリフイメージ

「……奴らの狙いは……君だ、アーシア」

「そうだ。かつて魔族が竜族を滅ぼした時、君の親であった王は生まれたばかりの君を隠すことにして、古い友人であった私に君を託したんだ」

「アーシア、君はもっと強くなれる。だから進み続けなさい」


パトリシア

種族:竜族

モルゴナ国のシリンディア領領主の義理の娘。登場時は魔族に攫われ捕らわれている。アーシアの姉妹で妹、本人達は真実を知らない。冷静で理知的な性格。子供がいなかった両親に拾われ、愛されて育てられたため非常に寛容で穏やかな性格である。しかし大事な者が傷つけられたりした場合は戦うことを躊躇わない。

セリフイメージ

「私にはこの領地の民の生活と安全を守る責任があります」

「魔王……民を脅かす者としてあなたは滅ぼさなければなりませんね」

「少し落ち着いて考えましょう」


序章 文字数1万~2万

 最初はアーシアの夢のシーンから始まる。辺り一面が燃えているがアーシアはなんの記憶か分からず目を覚ます。ここでアーシアが現在置かれている境遇の説明を行う。彼女は周りが犬族ばかりの街アーランで育てられている。本人は自分がどの種族か知らず、周りに上手くなじめていない。彼女が仲良くしていたのは育ての親である犬族のレインと友人であるミナだけだけである。そんな状況で彼女は鬱屈した感情を抱えつつも基本的には皮肉屋だが根が素直な性格に育つ。ある日、アーシアはレインと共にアーランの街を離れて出かけていた。二人が用事を終えて戻ってくるとアーランの街が燃えている。慌てて街に戻るアーシア。街に戻った彼女が見たのは魔族に襲われ、為す術なく殺されていく街の住人だった。アーシアは友人のミナが殺されるところを見てしまう。その後、生き残るために逃げようとするが魔族に気付かれ、殺されそうになる。しかし、追いついたレインが魔族を撃退しアーシアを助け街から逃げることに成功。逃げた先でアーシアはレインから自分の出生及び種族について聞かされる。そして魔王に殺された両親や友人の敵をとるために魔王を倒す決意をする。


第一章 文字数 2万~4万

 二人は魔王打倒の仲間を集めるために各地を周り、魔王軍から解放していくことを目標に行動を開始する。その途中でアシュリーという猫族の少女に出会う、出会うのは。アシュリーが魔族から追われている時。なぜ追われていたのかを尋ねるとアシュリーから彼女がいたロウェルナという街が魔王軍に襲われて逃げてきたと答える。話を聞いた二人はロウェルナの街を解放するためにアシュリーに協力することにする。

 ロウェルナに潜入するために二人はアシュリーに案内を頼む。彼女に案内されて街の中に潜入。占領した魔王軍を率いていた魔物を倒し、街を解放する。


第二章 文字数 2万~4万

 魔物を倒した二人はアシュリーに自分達の目的を告げる。アシュリーは助けてもらった恩から二人に協力することにする。二人は魔王討伐の仲間を集めるためにモルゴア国の中心の王都へ向かう。丁度そこでは様々な国が集まって魔族に対抗するための会議が開かれていた。国中の領地から領主達が集められる会議に向かう途中の一行の中にパトリシアが居る。そこを魔族が襲い、パトリシアがさらわれる。一方、王都に着いた三人はレインの伝手を頼ってパトリシアの父に会おうとするが屋敷を訪れ彼女がさらわれたことを聞かされる。三人は助けるためにさらった魔物の本拠地に潜入する。捕らわれていたパトリシアを助け出したアーシア達は本拠地から脱出しようとする。そこでパトリシアを攫った魔族と戦闘へ。勝利し、パトリシアを連れて帰ることに成功。彼女から自分の領地を脅かす魔物達を掃討するのに協力して欲しいと頼まれる。三人は今後魔王掃討に協力するのを条件にパトリシアに協力することに。魔物掃討で魔王軍の主力に一人と衝突。大きく苦戦したがレオンがなんとか相打ちに持ち込み勝利。レオンはアーシアにさらに強くなりたかったら小人族のもとに行けと告げて息絶える。


第三章 文字数 1万~2万

 アーシアは自分の力を鍛えるため、レオンが言っていた小人族の元へと旅立つ。パトリシアは魔族と戦うため、周りの人間に協力を呼びかけることを開始して一巻終了。


2巻以後の展開について

 2巻以後はアーシアが強くなって魔王打倒に動いていく方向で話を進めたいと考えています。



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