番外編 1000PV感謝!
「セレス様そろそろ起きてください」
サミダレが部屋のカーテンを開けて部屋に刺す日の光に目を細めながら寝ぼけ眼を擦りながらゆっくりとセレスが起きる
「おはようございます」
「おはようサミさん」
朝の挨拶を軽く交わして動きやすい服に着替えてセレスが自分の部屋を後にした
「剣振ってくる」
「かしこまりました」
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木々に囲まれ、すぐ側にある湖畔にいる野生動物の朝の声しかない場所で木刀を構えて基本の振りを確かめる
「100本……とりあえず休憩しよう」
湖畔の水で顔を洗って切り株に腰掛けた
木と木を飛び移るリスを眺め、湖畔を泳ぐアヒルを眺め、ゆっくりと流れる雲を眺める
「やっぱりここは静かでいいな」
ルポの森と呼ばれているこの場所はセラスタのお気に入りの場所だ
セラスタの横にリスがやってきてセラスタの顔を見つめていた
「悪いな。君にあげる食べ物は持ってないんだ」
リスの頭を優しく撫でてそう言った
リスは首を傾げるとそのまま森の方に走っていった
「さてと……あと100本やったら戻ろうかな」
立ち上がって木刀を構えた
セラスタが木刀を振っている間は森の動物たちも静かに見守るように、少し離れた場所でセラスタを見ていた
「100本終わったし、騎士団の訓練場にでも行こうかな」
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騎士団の訓練場は広く、いつでも訓練をしている人がいる
「セラスタ団長に礼!」
セラスタが来ているのに気づいた人が訓練場全体に響き渡る声で挨拶をした
「礼!」
他の騎士団員が声を揃えて一斉に頭を下げた
「中断させて悪いな 続けてくれ」
セラスタの言葉を聞いてそれぞれがやっていた練習を再開した
「団長殿」
「ようノルン調子はどうだ」
ノルンが訓練場の奥から走ってきて会釈をした
「わらわは今日も調子は良いのじゃ」
嬉しそうに答えたノルンの頭を思わず撫でた
「あ! 悪いノルン、変な意味は無いからな!」
撫でられた自分の頭を触ってノルンは黙っていた
「あ……! き、気にしてないのじゃ! わらわはそろそろ失礼するのじゃ!」
ノルンは顔を赤くして慌てて訓練場の奥に戻ってしまった
やってしまったと思って焦っていたら後ろからアレストに肩を叩かれた
「団長今度の遠征の資料とかあるから執務室に来てほしいんだけど、時間空いてる?」
「あぁ、空いてるから今行く」
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「とりあえず今日はこの積み上がってる書類全部内容を見てね」
「多くないか?」
執務室の机に積み上がった書類を前に言葉が詰まった
「青い紙が挟んであるところまでが今日中の書類で、他は今日中じゃない書類だから青い紙までは終わらせてね」
そう言い残してアレストは執務室を後にした
その後は机に積み上がった書類との格闘だった
各部隊で揃えてる武器の値段
包帯や薬品などの値段
火薬の値段
武器、包帯、薬品、火薬などの消費数と購入数の確認
前回の遠征の報告書類
各部隊の功績
似たような内容の書類から全然違う内容の書類などたくさんの書類の確認や承認をした
途中サミさんがコーヒーとサンドイッチを持ってきてくれたが、書類の内容を読みながらサンドイッチを食べていたからあまり休憩はできていない
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「あ、やっぱ寝てるっすね」
「せやね、起こさんようにしとこか」
静かにカルエトとポルトが執務室に入って机に突っ伏して寝ているセラスタに毛布をかけた
「お疲れ様っす団長」
「ええ夢見てな」
その後もアレストやセレスト、キルトなどもセラスタの様子を見に来ていたが、寝ていたセラスタは知らない
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1000PVありがとうございます!
番外編ということで『ある日のセラスタの日常』を書きました
見てくださる皆様に感謝!
感想コメントは全て目を通しています!
とても励みになってます!
これからもよろしくお願い致します!
毎週土曜日か日曜日に投稿いたします!
近況ノートにセラスタとポルトのビジュがあります!
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