第35話 チーズ カード(Cheese Curd)
今日は、グルメの回です。
アメリカのレストランって、ほとんどがチェーン店だったり、ファストフードなんですが。
ファストフードでも、地元でしか展開していないレストラン、というのがあります。今日紹介するFre○dy’s Frozen Custard & Steakburgers、中西部、ほぼほぼこの地域でしか展開していないレストランです。
ここのハンバーガー、ステーキバーガーって言ってますけど、いわゆるステーキじゃありません。ぺったん、ぺったんと鉄板で薄く焼いた牛ひき肉を二枚重ねたパティを使います。ビーフ100%の意味で使っていると思われます。
すでにふつうに塩味がついているので、ケチャップは好みでつけます。French fries は、細く短く切ったスタイルで、黒コショウとパプリカのきいた「Freddy’s seasoning」というのにまぶされて出てきます。好みでFreddy’s sauceかケチャップをつけて食べます。
このFreddy’s sauce はCanesの時と基本は同じで、ケチャップとマヨを合わせたものです。でも、こちらはパプリカが効いています。ふつうと辛い、二種類あって、辛い方はハラペーニョフレーバーといいますが、あんまり辛くありません。
このソースは、ケチャップの代わりにハンバーガーにつけたりもします。
でも、Freddy’sで一番有名なのは、Cheese curd(チーズ カード)です。この食べ物は中西部では有名です。
https://kakuyomu.jp/users/Tsukimorioto/news/16817330659071858224
けど、思いません?
Curd って、なんなの?
私も本当は何なのかよくわかんなかったんですよ。でも、いつもミルクを買っている農場の奥さんに聞いたところ、
「チーズが出来上がった時にはぽろぽろした状態だけれど、それをひとつに固める前の状態がカード」
ということで、カテゴリーとしてはチーズということでいいようです。
ただ。
チーズを作る工程がわからないので、これがふつうなのかはわからないんですが、発酵させている系のチーズではないような気がします。まず、特有の強いにおいがないこと。歯ぎれがよく、ねっとりした感はないこと。裂けるチーズみたいな歯ざわりですが、裂けるわけじゃない、という、そういうチーズです。
で、レストランで提供されるCheese curdは、衣をつけるのですが、日本スタイルの荒いパン粉ではなく、細引きのパン粉をつけて揚げます。多分ですが、卵は使わず、小麦粉とバターミルクをなんどかくぐらせて、パン粉をつける、というスタイルだと思います。
塩がきいてるのでそのまま食べてもいいですし、ケチャップやFreddy’s sauceをつけてもいいです。モッツァレラみたいにビヨーンと伸びるわけではありません(笑)
もうひとつの名物はフローズンカスタード。フレンチアイスクリームっていうんですかね、卵が入ってるやつです。カスタードクリーム的な。でも、まあ、普通の甘いアイスです。
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