冷たい鉄の 鍵だから

赤いリボンを 結んでた

大事なものを 守る鍵と

いつの頃から 知ったのだろう

『クレヨン社 かぎとりぼんのはなし』




 ど~も!わたくしです。

 ネタ探しに某ヤフーを眺めていたら、こんな記事を見つけました。

 禁止されない場所存在しない…埼玉の「県虐待禁止条例」一部改正案が委員会可決 継続審議の動議発動も否決

 https://news.yahoo.co.jp/articles/b24e4064eadd44a47cfc53f2f413b0bf26acbb76


 スゴイ事を考える人が居るもんだ……


 たぶんコノ条例を考えた人は、「自分の手で子供を育てて」いない人なのだろう。

 独り者のわたくしがコレ以上の事を言う立場では無いな……

(後は皆さんで各自判断して下さい)



 さて、わたくしは幼稚園の頃から鍵っ子でした。

 両親は共働きで、昼間の家には誰もいませんでした。

 誰も居ない家に帰る事に何も感じていませんでした。

(それよりも、早くランドセルを置いて遊びに行きたかった!)

 友達と遊ぶ予定の無い日は、独りで本や雑誌を読んで色々想像(創造)して過ごしていました。

 おかげで、独りで考えて何とかする癖がついていました。


 わたくしの中では家に人が居ない事は「あたりまえ」と納得していました。

 夕方、帰って来た母親に今日の出来事を話す事が一番の楽しみでした。

 父親はわたくしが寝たあとに帰ってきて、起きる前に出勤していました。

 休日にしか父の顔を見た事がありませんでした。

 休日に父はキャッチボールしてくれました。


 当時のわたくしは両親の愛情を感じ取っていました。


 今になっても、恩返しは出来ていませんが……


 そんな幼い頃の思い出が元になった小説、

『ともだち?』

 https://kakuyomu.jp/works/16817330661616950659


 今も誰も居ない家に帰り続けるわたくしです。



小さい手には少し重たい鍵で

誰もまだ帰ってないドアを開ける

柱時計が鐘を鳴らし

「おかえりなさい」と歌う

そしてテーブルの上にはいつも

やさしいメモ……

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