第12話

ボクの大阪の家の部屋には、いつも霊の存在を感じている。


家全体にも、家を守ってくれてはる大きな霊を感じるけど、ボクの部屋にも、ボクの部屋を守ってくれてはる霊を感じている。


ボクは部屋で、えっちな女の子の絵を描きたくなって、勉強してても、いつも絵を描いているけど、その絵を霊も見てくれてる気する。


夜、寝てると、ボクのもとにあらわれて、優しく抱きしめて愛撫してキスしてくれている。

ボクの体は、ちっちゃい頃から、もともと女の子みたいだったけど、毎晩、霊に抱きしめられて愛撫されてるうちに、もっともっと女の子みたいな柔らかくて曲線的な体になっていった。


ボクの部屋の霊は、女の子の芸術家みたいだ。

毎晩あらわれる雰囲気からして女の子なんだけど、芸術をやってる女流作家とか女流画家とか、そういう子のように感じる。

2022/11/18



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