空想を売り出す上でのターゲット選定

商売?として将来的には利益を得ることを目的とした場合にしなければならないことがある。

それは、どういった人たちをターゲットにすることだ。アイドルアニメだったら10代から30代までだろうし、それについても女性向けか男性向けかという細かい区別がある。

想像上の何かを売り出すということは実際には存在しないものについて、その価値があることを錯覚させなければならない。

1kgの金塊であればどこへ行ってもその価値は保証できるが、この世に存在すらしていない物語やキャラクターは実質的にそのような価値を持ってはいない。ただし、ターゲットとした人を夢中にすることができればその価値は際限なく膨れ上がると言ってもいい。一度有名になればたとえどれだけ無価値と思えるような出来の作品を生み出してしまったとしても同じ作品の新しい商品だからと言う理由で買う人は一定数いる。言い方は悪くなるが、何かを売りたいのなら愚かな購買者を味方につけるべきである。

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