第9回 水路で頭を突かれ続ける男

 リィ・プム水道で敗退したデニム軍。


 いったんバルマムッサに戻り、演習で鍛え直します。

 これで全員がレベル11に上がりました。

 ゲスト扱いのカチュアのみ、レベル10。


 レベル11は、敵のザコと同レベルです。

 今度こそ、水道に陣取るガルガスタン軍に対抗できそうです。

 待ってろ、タコ一味!


 

 さて、今回は初期配置から大きく動かぬことにしました。

 前回は、デニム・鳥兄貴・ヴォルテール・アーチャー男子を前方ブロックまで移動させたのですが、デニムが水路に落とされて右往左往。

 そのうちに初期配置から動かなかった神父たちが戦闘不能に。

 兵法では、戦力分断はやってはいけないことでした。


 

 そして再戦!

 デニム軍は、初期配置から右に数ブロック移動。

 デニムと鳥兄貴は、前方の1マス飛び出たブロックに着地。

 上から見た図↓

 中央黒がデニムの着地地点。その右が鳥兄貴。

 後ろには、ヴォルテール、サラ、アーチャー男子、ルーンフェンサー。


  □ □ □

  □ ■ ■

   □□□□



 ところが、私は忘却していました。

 デニム(ルーンフェンサー)は、水に侵入できるクラスです。

 川に入れるのです。

 水路にも入れます。


 ……3ターン目、接近して来たタコが足でデニムを殴りました!

 手前の水路に落下するデニム!

 そうです、2回目も彼は同じように水路に落とされました!

 同じ愚を繰り返す男!

 そうです。

 水に入れないナイトであれば、殴られただけで済みました。

 しかし水に入れるが故に、殴られた衝撃で水路に落とされたのです。

 彼を突き落としたタコは、悠然と去って行きました。


  

 しかし、高さの関係でデニムは水路から上がれません。

 水路から上がるには、左に進んで大きく迂回するよりありません。

 しかし、戦闘は始まっています。

 デニムの頭上を、矢と吹き矢が飛び交います。

 一応デニムは回復魔法ヒールとアイスブラストⅡを装備。

 こうなったら迂回は諦め、ここで回復に専念しましょう!


 そのうちに、敵ナイトがデニムの真ん前のブロックに乗っかりました。

 剣で頭を突いて来やがりますが、敵の位置が高くてデニムの剣が届きません。

 移動しようにも、タコが周囲を行ったり来たり。

 タコは、ウィザードたちに特殊攻撃を放ちます。

 2発当たれば致命傷です。

 

 デニムは頭を突かれながらも、回復魔法を掛け続けます。

 ヴォルテールも回復魔法係です。

 ナイトの移動力の遅さが災いしてます。

 壁役と回復に専念しているせいで、剣のスキルがサッパリ上がりません(武器や魔法を使い続ければスキルが上がる)。

 

 デニム軍は必死こいて、敵を1人ずつ潰していきます。

 たまに二匹のタコがデニムの隣に来て、殴っては去り殴っては去り。

 上にいる敵ナイトからは、頭を突かれ放題。

 しかし、主人公補正で元から体力があります。

 数発殴られても、そうそう瀕死にはなりません。


 アーチャー二人のトレメンダスとブラックダウンが頼りです。

 それと鳥兄貴の必殺技で敵の数が減っていきます。

 デニムも、たまにアイスブラストⅡを放ち、当たることもあります。


 激戦の末、敵リーダーのクレリックは撤退しました!

 タコ二匹とドラゴンテイマーは倒せませんでしたが、まあ良し。


 

 再び、バルマムッサに戻ってショップで買い物。

 合成の書などを買い足します。

 ここで新ルートが開いています。

 リィ・プム水道の左側には、港町アシュトン。

 とりあえず、アシュトンに向かいました。

 ここでも、ガルガスタン軍が駐留していました。

 敵リーダーは、またしてもクレリック。

 枢機卿が率いる国家なので、僧侶も軍の指揮を執るのでしょう。


 デニムたちは高台の草地で、敵は下方に散らばっています。

 ゴーレムも近くに三体います。

 こちらは、初期配置地点で敵を迎え撃ちましょう。

 ヴォルテール、鳥兄貴、サラ、ルーンフェンサー、デニムが一列に並び立ち、魔法職を守りつつ、近付く敵に攻撃を加える布陣です。

 敵が接近して来て、デニムがショートボウで攻撃を始めます。


 

 ところが……ここでカチュアがブチ切れました!


「このヘタレが! 姉さんが戦いを教えてやる!」

「何やってんだ、姉さーん!!」


 予想もしなかったカチュアの行動AIに全員が白目!

 余りにビックリしたので、画面写真も撮りました(直撮り)。

 第10回公開と同時に、近況ノートに写真をアップします。

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