悲しみ咬みしめ

この世界の悲しみは

心の牙を砥ぐ砥石


いつか喉元に届く日を夢見てる


幸せに牙を抜かれ

忘れそうな何かを

思い出すために用意された

心のための砥石


闘わなければ平穏でしょう

飼い慣らされた幸せは

逆さまの蜜

流された涙は見て見ぬふり


不条理に目を瞑り

得た束の間の平穏は

いつか荒波の航海へ


この世界の悲しみは

心の牙を砥ぐ砥石


いつか喉元に届く日を夢見てる


虚幸きょこうに牙を抜かれ

忘れそうな何かを

思い出すために用意された

心のための砥石

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