IEYASUTURN(東京大江戸幕府築城)
タゴメ
第1話 蒼京(あおきょう)から江戸津川(えどつかわ)へ
日本本州の最北端にある日本の首都
そこは日本屈指の高層ビル街。そこの1個の高層ビルのオフィスで働く女性がいた。青いショートヘアーのキャリアーウーマン。課長という役職を持ち、多くの部下を従えて多くの企業との商談を成立させてきた。
「青森さんはまるで戦国時代を平定した
「そんな無駄口を叩いている暇があったらさっさと仕事を進めるでい。あだしはハワイの会社とのプロジェクトを成功させないといけないんでい」
「すいません」
優秀な部下が自分の実績を天下人の名で例えてきたが興味はない。興味といえば、この会社を多国籍企業として世界中に常に影響力を与えておくことだ。
世界三大汎用モバイルオペレーティングシステムつまりスマートフォンの1種類――
「お母さん、何でい?」
「
埼玉県
「お母さん……ごめんでい……ハワイの取引先との会合があって帰れないんでい……」
「てやんでい!!! べろぼーが!!!
自分の1人息子、
「
青森林檎は自分から一方的に
「ごめんなさい……
青森林檎はそのまま休憩室を出て行ってオフィスルームに戻るのだった。
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埼玉県
村のどこかの古民家。そこで自宅電話で話していた
暦の背中に声が届く。
「(;^ω^)おばーちゃん。いいでい。お母さんはお仕事でしょ? 誰かってしたいてやんでーなことはあるでい」
青い長髪をお下げにしてくくり、
「ケンちゃん。おばーちゃんがもう1回、電話してね。帰郷するように叱るから」
「(;^ω^)いいでい。今、お母さんの仕事が好調なら無理矢理帰ってこさせるのはてやんでいなことでい。俺っちがべらぼーなことになっちまうしな」
「(-_-)関西の人、て東北最北端に日本の首都があるから飛行機しか行く手段がないでいな……」
幼少期、母親が帰郷したときはよく
明治維新といえば、北海道函館で坂本龍馬を筆頭とする攘夷志士たちが「函館政権」というテロ組織を立ち上げてクーデターを起こす。
「(;^ω^)埼玉県最南端は見捨てる、てわけですかい。なんか埼玉県最南端に住んでいる住民は蛮族という蔑称されていて南蛮、て呼ばれていたなーー」
【狸姫】「おい、そこのお前じゃないの。そこのお前じゃないの」
少女の声だった。
「(;^ω^)気のせいでいな……べらぼーめ。そんなわけねーでい」
【狸姫】「おい、振り向けじゃないの!!! 小生は地縛霊じゃいの!!!」
少女の声は自称、地縛霊のようだ。
「(;^ω^)あの……誰でい?」
仕方なく
【狸姫】「ズルイじゃないのぉおおおおおおおお!!!!」
茶色い長髪を着飾る扇子の髪飾りは全開にする。扇子のところに怒る絵文字が表示される。
「Σ( ̄□ ̄|||)な、何なんでい!!! 乙女の秘蔵なもんを見せんじゃないんでい!!!」
【狸姫】「豊臣秀吉公により、この
「(ノД`)・゜・。……………どのように反応したらいいんでい?」
何か宇宙の彼方から不思議ちゃん宇宙線を受信しちゃった自称なんとか症の方々は
【狸姫】「地縛霊といってもな。数百年も時代を重ねたらなんかな受肉しちゃった的な♪ そういうじゃないの♪」
「(;^ω^)ゴメンねべらぼーめ。理解特定不能だからとりあえず幽霊? 妖怪? 宇宙人? 未来人でい?」
とりあえず謎の不思議っ子を相手することにした。不思議な言動継続中であるがそれは早くどこかで「死」という区切りをつけて欲しいと
【狸姫】「異国の教えでいえば、小生は天使というものじゃないの。過去、現代、未来を一本で流れている時空の大河――
退屈はしない脳内設定だ。
「(;^ω^)で?」
【狸姫】「小生たち人が崇める神様の正体は
この
【狸姫】「大半の霊魂は意識や記憶も天の川の激流に流されて自我崩壊もしくは記憶喪失になるじゃないの。なんとか激流に波乗りし、意識を保っていた者が人類の次の進化の過程――「天使」へと進化できるんじゃないの」
「(;^ω^)で?」
【狸姫】「天使は天の川で流木を探している。それで天の川に「橋」を建設するんじゃ。大概は失敗するじゃないの」
退屈感がさし迫ってきた。しんどい。しんどうい。
「――(;^ω^)で?」
【狸姫】「小生はこの現代と
「(^_-)-☆面白いお話ありがとうでい♪ 俺はお家に帰るでい♪」
【狸姫】「このドツケ者がぁあああああ!!!! 天の川には枝分かれした支流を作り出せることができるんじゃないの!!! 貴様には小生と一緒に戦国時代へタイムスリップして小生の暗殺を止めて欲しいんじゃないの!!! それで小生の野望!!! この埼玉県最南端――
「( ノД`)シクシク…痛いんでい……あのさ痛いんでい……。それさ……人に頼む態度なんでい? べらぼーすぎるでい。なんかお約束パターンでい……」
【狸姫】「あたぼうじゃないの!!!! そのお約束パターンじゃないの!!!」
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