ぜりーえっぐ −miracle of nature (episode 8 6.6.6)−

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第1話

 永遠に音の無い世界、濃く青い世界が無限に広がり、秒単位で今も生まれていき、拡大して行った。 

 神!?さえも悪魔!?さえも抑える事が出来ない世界。

 少しだけ怖さを感じていた。

《何者かが、裏で工作するように動くと、対象物がバランスを取るように運命の何かが自然に動いていた!?》


 見た目 温厚で平和を望み、仲間同士をアピールしているが、最終的判断には、冷酷・破壊・全滅を目論む特異型異星人は、静かに最新最終兵器を作り、試すべく、ゴミ回収宇宙船に隠し積み、秘密裏に悠々と移動していた。


 突然、宇宙空間に稲妻!? ドスンッ!?、と鉄製!?で出来た重そうな船に何か、小さな障害物が当たったような感覚があり、一瞬だけ電気が消え、元に戻った。

 何なんだという感じに周りがなり、そこらじゅうで機械や異星人達の点検や各所確認作業が行なわれた。


 カシーッ、カシーッ✕5 確認中に他の何かも同時に動く。

 異星人や物の動きが、通常に戻った時だった。

 一体の楕円形の物が、動き始める。

《船の設計図・船の航海図・全宇宙地図・戦略図(攻撃予定図・侵略予定図)etc》

 データを入手する!? 備考 録音。

 コロコロコロ、コツン、(action full check memorize ●☓▲!?)壁にぶつかる。

 目が無いのに船の内部をタマゴ!?内部の目!?で辺りを見渡した。 


(停止していても何も始まらない)

 少しずつ、少しずつ、ぎこちなく動いて移動し始める。

 転がる、滑る、壁を通り抜ける(ショートワープ)、ブレーキ、歩く、ビョーン✕3とはずむ、壁を蹴る、勢いで天井を長く滑ったり、忍び足で歩いて行く、高い所をくっ付いて滑って行く。

 スキップ、スキップ、ランランラン。

 ケンパ〜、ケンパ〜、ケン、ケン、パ〜、透明、壁と同化!? 外の濃い青色の宇宙空間へ出る、船外に出たにも拘(かか)わらず、穴は、閉じられて無くなっていた。


 大まかなデータを細分化していき、生きて行けそうな条件がある地域、環境が整っている所、資源が豊富な所、狙われやすそうな星星をチェックしていき、バリアを張り、空気を出して、その星の方面に向けて宇宙を浮遊し、移動して行った。

 小さい卵が、より一層 小さく成って消えて行く。


 小さな渦巻やアメーバ類の微生物が、多々見えていた。

 日々広がって行く大宇宙があった。

 白い尾の彗星が流れて行く。

 その中の一つ、太陽系!?に向かって運命に導かれるかのように流れて行く。

 大気圏突入、地球上の大気時でも、火を出して流れ落ちる事は、無かった!? また一瞬の事なのでレーダー!?にも引っかかる事は、なく、クレーターをも作る事は、なく、地球上での存在は、無いものとされた。 


         1.


 ブラジルは、アマゾン川を楽に覆い尽くすぐらいの濃い黒色と灰色の二色の雲でいっぱいだった。

 雷が何度も✕3 怒ったドラムを表現をするように叩き、鳴らし続け、大地に槍を突き立てていった。

 ジャングルの中は、暗く、草木も眠る丑三つ時という言葉が、ぴたりと当てはまる程だった。

 多くの木々やシダや葉は、シャワーで洗われ綺麗にされ、大地に雫を垂らしていた。

 まだ、細くて小さい葉は、雫が地面に落ちるたびに葉を揺らして御辞儀をしていた。

 しかし、その後 シダ類の葉は、グ〜ン!?と上に伸び、たまご!?も上に行き、空中に浮いた!? 卵!?は、中心の雌花  周りの草木は、太陽の陽光のように右回りに左回りにと開いて動いて行った。


 その時を見ていたかのようにザザザザーッ、と来たワニに行き成り、食べられた。

 恐そうな無表情のワニが、その場に居た。

 何かモンクがあるのかと言いたいように周りを確認をしてから、ゆっく〜り、ゆっく〜りと歩き出した。

 しかし、ワニは、止まった、腹の中で異変を感じたからだった。

 腹の中で大きな針ネズミ!?が、動き出したからだ!? 少しずつ、少しずつ、暴れ方が、荒々しく成って行く。

 トゲのような刃が、肉を切り、体外に無数のトゲが突き出た。

 ワニは、デスロールをするように成った。

 細長い体を『く』の字に、また『逆く』の字に、また尻尾をバタバタしだした、恐い口も大きく開けたり、閉じたりしだした。

 大きな口を開けるとトゲが無くなり、楕円形の卵がスルー、ピョン、ピョンといった感じで飛び出て来た、こいつが私を食ったのか〜といった感じで止まって立っていた。


 少しの間 時間が経った、ワニも止まるか、口を開けて威嚇していた、自然に少し後ずさりする……再度 口を開けて閉めかかった時だった……。

 タマゴが透明に成り、下の方に下の方に小さな光が行き始めた。

 しかし、光は、無くなった……!?……ワニの足が動き始めた一瞬だった、勿論、人間なら、見切る事が出来る筈が無かった、細か過ぎる動きなど……細かい点の光、縦線、そして、ドンッ、ビリビリビリ〜ッ、ジュア〜……白い湯けむり、周りが見えなかった、ワニの体は、細かい電気が流れ続けていた、目は、閉じて死んでいた。

 もうピクリともしない。

 透明な卵は、我が身に小さな花火を映して上げていた、段々と黒く成って行く。


 悪い事は、続くもので 遠くから、その小さな花火を見据えて放さない1.8mの俊敏な動物がいた。

 餌をロックしたのは、マダラ模様のジャガーだった、音を少なくして徐々に獲物に近付いて行く。

 敵に攻撃能力が無いと判断したのか、木や枝をぬうようにして一気に距離を縮め出した、至近距離で一時停止みたいに止まり、瞬間的に卵を咥えた、もう離さないといった感じの表情だった。

 危険と判断される動物。


 しかし、行き成り、ジャガーは、目を丸くした、見えない口元を見るような仕草をする。

 卵を咥えた口は、卵の細工で口から、離れなく成っていた、前触れ無くビビッと驚く程度の電気を流す、ビックリして外そうと暴れるジャガー、ジャングルを暴れ走る。

 ジャガーごとバリアを張って空中に浮かび上がって行った、下一面にジャングルが見えて来る、ジャガーは、ビックリしたようだが、疲れたのか、動きが普通に戻って来た、口から離れ、首の後ろで中空に浮き、2本の手綱(たづな)を取る。

 時間の経過と共に次第に下方に降りて行った。

 地上に降りて電気を使って前後左右にジャガーを移動させて行く、この時、ジャガーの足が地に付いているのか、バリアで浮いているのかは、紙一重だった、人間のいる方に移動して行く、そして計算された場所の辺りでジャガーから離れた。


 幼いシダの尖った先端に5.5cm位の薄ピンク色の水晶玉が止まっていた。

 荒々しい植物、見えない動物の存在感、水晶玉の薄ピンクのアート感は、違和感があった。


 絡み合う草や木々、全てを秘密裏にしようとする企みが見え隠れしそうな暗いジャングル、だが青く広がる昼間の空には、点の物体が居た。

 大空には、神をも恐がらせる鍵爪を持った全長1mのオウギワシが空中を旋回していた。

 頭に黒い冠(かんむり)、ペンギンのような白黒のボディ、縞々の靴下を履いていた奴。

 日頃は、大木の最上階に灰色の巣を構え、人間の手が届かない世界を支配していた。


 悠々と羽根を広げ、悠々と旋回していた、悠々と…行き成り、豹変したように標的をロックオンし、急下降し始めた、フルスピードにそして、瞬く間に鍵爪が、襲い掛かる。

 ザー、ザッザー、葉をくぐり抜け、ピンクの卵アートを捕らえた。

 ガギッ、キー、キーイッ、タマゴを鷲掴みし、巣に持ち帰ったのだった。


 掴まえた物が目立ったのか、獲物が欲しく成ったのか、もう一羽のオウギワシが、遠くから、たまごを狙っていた。

 高くから、後ろから、跡を付け続けていた。

 自分勝手な奴、ずる賢い奴は、どこの世界にも有るようで……次第に威嚇し合い、奪い合い、喧嘩が始まった、突付き合う、追い掛け合う、蹴り合う、むしり合う。


 ケンカで負けたのか!?、気持ちで勝ったのか!?、運命だったのか!?、一羽が尾を見せて逃げて行き、また一羽が卵を鍵爪ではさみ、高い位置を悠々と勝ち誇ったように飛んで行った。

 人が居る街や都市の方に飛んで行く。


 ゆっくりと考え!?体内のコンピューターを動かして行った。

 時間、場所、居住地からの距離、ワシの行動、人の行動を緻密に分析、推測して行く。

 空を羽根を広げて悠々と飛んで行く、我が物顔で、支配して飛んで行く。

 突然、押さえられている足にビビッと電気を流した。

 キーキー、キュル、キュルルッ

、キュルルッ、爪が開かれ卵は、下方に落ちて行った。

 多くの木々、緑の葉っぱの雑草内に白い卵が消えて行った。


 中では、テーブルを囲み、5人が椅子に座って話しをしていた。

 リーダー格で冷酷、ドラキュラ風貌のスティーブ・スミス(45歳)と、特攻隊長で、入れ墨を持つリチャード・クラーク(35歳)、元特殊部隊のジョージ・カオス(32歳)、頭脳派でサイバーテロ担当のDr.穂刈(32歳)、そして金庫番で鍵解錠担当の由利・スライト(28歳)だった。


 草木が茂り永遠に広がるアマゾンのジャングル、超低空飛行で不規則で飛ぶミサイルが、まだ暗がりが残る早朝に悠々と危険な香りを乗せ、人が大勢居る方向に向きを変更して飛ばされて行く。 

 長〜い時間を飛び続け、長〜い距離を移動して行く、そして……。


 人を誘うようにポーン、ポーン、ポーン、パチパチパチ、という音と幻の色鮮やかな映像、小さな昔のプロペラ機!?か、トンボ!?で誘っていた。 

『KEEP OUT』という汚れ錆びたチェーンが会社の都合で張られていた。

 そこを男が《確認》と《冒険》!?の為にエリア内に足を踏み入れていた、一瞬 目の前に光り輝く物が合った、気に成って草木を掻き分け、探し、ジャングルに入って行った。

「……ホオ〜、お前か〜、ンッ……マダラ模様の卵!? 恐竜の卵!? もう少し綺麗な方が、良いかな〜、少しブサイクだな〜、お前、まっ、何も無いより、良・い・か・な!? 見っけっ、そして、も〜らった」さっと拾い上げ、ポケットに入れたのだった。

 秘密裏に自宅に持って帰る。


 自宅の小さなお庭近くでパンパンパン、ガ〜ガ〜ガ〜、パンパンパン、ガ〜ガ〜ガ〜と音がして来た。

 斑の卵!?が可愛く目立つように変身する。

 いっぱい☓2 雑草が茂って中 卵の形や三角や四角の形で薄く色の付いた積み木!? 

 七色に輝く、小さなドラゴンが踊り舞い飛ぶ、一緒に七色の幾つかの小さな虹がキラキラが跡を残し、楽しむように飛び跳ねていた。 

 奨平の娘 未由が、それを見つけ、おもむろに掌で掴む。


    🔴 episode 8 6.6.6 🔴


 将兵は、仕事時間が終了しても、考え事をしていた。 昨日 仕事時間に掛かって来たテロ集団 ノスティからの電話の事と明日 家族が帰る事だった。 

「いいか、もう一度だけ言う。 これが、最後の警告だ。 オズダイヤから完全に手を引けっ。 さもなければ、お前の身辺に危険が及ぶぞ。 命の保障もしない。 悪魔の誕生時刻に神の啓示が下るぞ。 フフッ」

 落ち着いた低い声と喋り慣れた、相手に恐怖感を与える口調が、奨兵の頭に焼き付くように残っていた。

 廊下を歩いて、階段を降りて来たが、頭がボーッ、としていて足取りが重かった。

 歩を進めているうちに、知らず知らずに気分転換!?でか外へ出ていた。


 会社から出た所で、輝く程美しいオレンジ色の夕焼けに気を引かれて、足を止めた。

 その芸術的な自然現象から、今、置かれている体の状態が、バカバカしく成った。

 頭がボ〜ッとしている事、足取りが思い事、自分の中の変な感じ!? それぞれがオレンジ色の夕焼けに洗い流されていった。

 気の持ちようか、肩の荷が降りたような感じがしていた。

 そして……、笑顔で「ありがとう」と太陽に言い、アパートに向かって、また歩き始めたのだった。

 しかし、頭の隅っこにノスティの警告の事と、周りが静か過ぎる事!?が気に掛かっていた。


 アパートから、公園で遊んでいる未由を見て寛(くつろ)いでいる奨兵だった。

 目の前には、テレビ。 そして愛用の薄茶色の長椅子に腰掛けて、日本のビール、クローバーの七福を飲んでいた。

 キッチンでは、ザイール最後の晩となる今日、優美子が多くの料理を鼻歌を気持ち良く奏でながら、両手を動かして作っていた。

「ヨッシッ。 パパッ、パーパッ」

 キッチンで優美子が奨兵を呼んでいた。

「ナニッ、なーにっ、呼んだっ」

 ビールを飲み干して、立ち上がり、キッチンの方へ歩いて行った。


 中間辺りに置いてある冷蔵庫を右手で開けて、左手でビールを取り出す。

「パパったらー、料理を運んで未由を呼んで来てっ」

「ねっ、料理を運ぶの手伝って、それから、未由を呼んで来て、そしたら、ビールをあげるから」

 目を見ながら、ゆっくりした優しい声で話しをしたのだった。

「もう」

 奨兵が微笑みながら、愚図り、優美子の左頬にキスをした。

『ハイ、ハ〜イッ』

と、ゆっくりと言って二人で料理運びをしたのだった。


 小さ目の皿や器に肉じゃが、キャベツとカニ缶の湯でギョーザ、イタリアンスパゲティ、ピザ、マーボー豆腐、野菜サラダ、オムライス、茶碗蒸し、コーンスープが並び、机の上を彩っていた、

「さってとっ、次は、未由かっ」

 そう言って、一瞬 掛け時計を見たのだった。


 何だか分からないけど、気に掛かり、時計を見入ってしまっていた。

 午後6時02分。 秒針は、微妙に動いて進んで行く。

 少しだけボーッとして見ていた。

 そして不意に壁に掛けられたカレンダーに視線が移った、頭の中に色々な言葉、場麺が走馬灯のように出て来た、軽い疑問!? 深い疑問!?


 土曜の6日。 

「……悪魔の誕生時刻に、神の啓示が下るぞ!?……」

 奨兵は、閃(ひらめ)いてしまった。

 6・6・6、もしや、6日6時6分。

 とっさに言葉が出た。

「未由っ、ミユーッ」

 突然、奨兵は、走りだした。 玄関の方に向かって、

「パパッ、どうしたのっ」

 奨兵の行動が気に掛かり、優美子も走り出した。

 玄関を出て、廊下や階段を走り降り、二人で未由の居る公園まで猛ダッシュをして行ったのだった。


 未由は、1人で公園の砂場の中に居た。 

 周りには、自分で作ったミッキーマウスやスヌーピーやコアラのミャーやトトロ、ドナルドダック、ダーフィー、ピーターパン、ロジャーラビット、ピノキオが居た……。

 現実の未由自身は、というと砂場に置いてある虹色に輝く卵!?から、未由の額に一筋の橙色の光が当たり、目を摘むっていて、夢!?の中に居るようにピンクのクラシックなメリーゴーランドの白馬に乗っていた。

「ワ〜イ、ワ〜イ、キャハハハハッ」

とみんなに右手をご愛嬌に降っでいた。


 アパートから、外に出て奨兵と優美子は、砂場近くまで走って来ていた。

「未由っ、ミユーッ」

 橙色の光が消え、目をゆっくり開き、ゆっくりと声のする方に首を向けた未由が居た。

 6日6時6分 丁度。

 そして悪魔は、極超音速ハイブリッド!?無軌道弾道ミサイルは、低く飛んで来て《 行き成り 》黄色の閃光を発して輝いた。


 衝撃波や暴風が丸い波紋を地面に描いて多くの人々に襲い掛かった、真っ赤な豪炎が物凄い勢いで広がって行く。

 一昔前の縦に長い赤いキノコでは、なく、《 赤いトランプのスペードだった、幹が太い 》、そして怖い位に《 圧倒的破壊力のスペード型キノコ印象 》だった。

 鼓動が【ドッキ】と1秒位で動く事に奨兵、優美子、未由に襲い掛かって行く。


 しかし、その時だった。

 早く無音でシャボン玉の膜!?が広がった、3人を飲み込む。

 そして、弾道ミサイルの爆発した結果に出来る《 核のキノコ・赤いスペード型キノコ 》をサッカーのゴールの網!?が一瞬にして覆(おお)った。

 次第に網が光を放って行く、光が強く成って行く、赤色が薄く成る!? 縦と横の線がカレンダーのように長方形の型で真っ直ぐな見た目に成る。


 核が成長して行く、左右上下の線が、小さく細かく成って行く、音が無くなる、核の動きだけが、ゆっくりに成って行く、そして止まった。

 1区域区域が、黄色く輝き始める。

 高温も!衝撃力も放射能も音も何も何もかも無くなった!?

 遥か彼方の濃い青色の宇宙に飛ばされたのだった。


 移動→各種のフィルターを1つ、また1つと機械作業のように坦々と通して行く。

 ランダムに地球上の各エリアを宇宙に飛ばしては、フィルターに掛けて元に戻して行く作業が、繰り返し☓3☓∞ 進められて行った。

 オアフ島モアナルアガーデンの『 あの木  なんの木 気になる木 』の《 鮮やかな緑の大木 》が、ゆっくりとブロック崩しゲームのように宇宙に飛んでは、ランダムに点滅し、浄化され、空中の上空に戻って行く。

 0.69秒の一瞬だけ、レオナルド・ダ・ヴィンチの『 モナリザ 』の絵が映し出される。 


 そして次第に長方形のブロックが、若者に好かれない!? 古風だけど、心が洗われるような透き通る青が、似合う昔の 『 白砂青松 ( はくさせいしょう )』に切れるようにと変わって行った。

 その『 白砂青松 』の青い松の木の絵の中に良く探さないと解らない位の隠し絵が入っていた、アンモナイト!?の絵が小さく、ドロと痩せた球根に見え!? 松と新種!?のひまわり!?を四つ巴戦で重ねて描かれていた。

 絵を見た全ての人々が、

「ん〜……こりゃ解らないよね!?……まんまと騙された!?…ある意味!? アンモナイト!? 松、ひまわり!? これは、反則行為だよね!?……確かに、そう、言われて見れば!? そう見えるかも!?……」と

いったアンモナイト!?青松画だった。

 まさに《 色の纏(マト)リッター 》である。


 白砂青松の地球上の空中の大きいスクリーンが。 移動している遥か彼方の宇宙に。

 まるで始めの音がない、映画館にいる感じで行き成り、真っ暗に成った。

 ドデカく真っ赤な太陽、水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星、冥王星、といった太陽系の立体的な映像が映し出される。 

 軌跡の星であり、青い海や生物がいる地球や輪を持つ土星がある場所だった。

 白い宇宙鳩!?がひらひらと素早く飛んだ所 つまり、土星→木星→金星時は、中を通り抜けた時に星の表面が〈淡いピンクの桜〉が咲いては、元に戻って行った。

 親子・兄弟・姉妹・気遣う仲間達と握手したり、挨拶したり、ハグしたり、し合う。

 普段無い所に中位のヒマワリ ( ファイトレメディエーション・環境浄化・二次汚染の低下の役割りをするとされる ) が、多めにあったが、夢のように消えて無くなって行った。

 未由は、手の中で何かが動いているのが、

分かり、目を覚ました。

掌の中には、薄いピンク色のプリン(ぜりーえっぐ)が居た。

 軽く腰辺りを左右に振り、ダンスをしていた。

それを見た未由は、

「あなたが助けてくれたのね……可愛いダンスよ」

 親子3人は、集まって抱き合い、互いの顔を見て微笑んでいた。 

 そして何事も無かったように普通の日常の世界に戻って行った。

 人間らの記憶は、抜けていた。

 

 ノスティの5人のメンバーは、ヘリのUH−1・HUEYに乗って遠ざかっていた。

 夕焼け空の小さな点に近いトンボに見えていた。

「オーオッオッオッ〜……」

と、いう歓喜の声と納得の笑みを浮かべ、下方の怪物を見ていた。

「フーン、核とは、違って面白いもんだな〜。 真っ赤な新種のクラゲ!?か、キノコ!?か。 綺麗なもんだな〜」

 リーダーのスティーブンが喋った。

「でも、ボスの言っていた個性が無いですよ、頭を上げて威圧するようなコブラみたいに見えません、すみません、ボス、まだ改良の余地が有ります、次は、必ず完成させます」

 頭を下げたDr.穂苅だった。

「まァ〜、仕方がないだろう、実際とシュミレーションとでは、上手くいかない所が出て来て当然だ、気にするなっ、ナーッ、みんなも そう思うだろう」

「そうだ、そうだ、仕方がない」、「まッ!? 確かに前のキノコと形が違う、でも俺、個人的には、好きだぜ、地面や地面下まで飲み込み、それでいて頭を上まで上げない……余裕の新型宇宙型核爆弾の形よ、ヘッ、未来的」

「ンッ、フフフフッ」

 軽く頷き、そして色っぽくもあり、満足そうな表情でみんなは、微笑んでいた。

「始めの《 新型の核は、半熟卵の真っ赤な子が、フラフープをしているんだ 》フフフフッ……」 目に焼き付けて帰って行ったのだった。


 熱探知機により、地球の防衛庁と地球外生物は、【太陽系で何かが、起きた事、土星、木星、金星の星の表面に生体反応が一瞬 出来た事が地球と地球外生物は、同時に分かってしまっていた。 コンピューターの記録にも残る。

 ……関心を持つ!?……。

 方角変更、太陽系に、そして地球に。



  終章 別のエピローグ ( 宇宙の伝説を1つ作るプリン )   



 獰猛な奴等は、地球人が調べているレーダーの外枠付近に来ていた。

 地球に向かってステレスミサイル!?を躊躇なく10発程度 撃ち、発射を済ませていた。

 スラッシュ・ローズが肘を付いて軽く軽く微笑んでいた。


 人間のレーダーが捉えられない分!? プリン( ぜりー・えっぐ )の判断!?で一瞬だけミサイルを止めたり、同士撃ちさせたり、人間が迎え撃ったりしてゲームをしているように一瞬×5 7:3の割り合で目まぐるしく攻撃ミサイルをやっつけていった。

 2回目は、人間界でいう核が使われたが、これも粉砕した。

「……フハハハハ〜、面白いわね〜、俺、甘く見ていたわ……俺をバカにしたら、もう終わり、こんな奴等に手こずっていたら、俺の名が落ちる、一気に最終兵器でイケッ……さ〜、ヤレッ……」

 顔を上げると同時にレーザービーム砲を押した。


 しかし、地球に当たる前に消えた。

「……ハ〜……消えた〜……何があったの〜……!?」

 再度 撃ち放つ前に自らの宇宙船が損傷を負わされた。

 行き成り、宇宙船の機体に《 ガツン 》と強い衝撃が走った。

 目が点に成り、瞳孔が開きっぱなしに成った。

 何が起こったの、ナニッ、今の衝撃は!?・!?・!?……どうする!?……大きい!?……あるボタンを押した。

 逃避!?!?!? 自分だけ逃げたのだった。

 その理由は、機体は、大きい、(恐い!?……) 人生で始めての事だった。

 もうスピードで突っ走って行く、ジグザグに飛ぶ、連続ワープをする、遥か彼方へ、妨害電波を出す、主電源を切る。


(逃げるが勝ちなんだよ、俺は、未来に必要な偉大な奴なんだよ、だ・か・ら、死ねないんだよ、フッ)


※ 《action full check memorize ●☓△!?》

 ゴミ処理宇宙船に信号を送り、手動で起動スイッチをONにした。

 またレーダーで予測探知をし、ワープ、転送、宇宙の宙空に接地をした。

 宙空に広めに探知器を5つ起き、完璧に逃さないように《ダイヤモンド探査》を作ってみせたのだった。 包囲網に引っ掛かるのを気長に静かに待ち続ける……!?

 検査キットを変えて緻密に調査して行く。

 

 何時間 経ったのか、分からなかった、《

そこの部分だけが、真っ白だった 》、そこだけが、抜けていた!?……。

 しかし、確実に時間だけは、過ぎて行った。 戦っていた宇宙船は、ヤラれたのだろうと自身で思っていた。

 まだまだ時間が、経って行く、周りには、誰一人として居なかった。


 しかし、その時だった。

「……見〜つ・け・た・っ・!?……」

 【 ロック 】 外部からの通信操作でマシーンの主電源 及び 動力を100%失った。

「これから、この場で、AIによる最高裁判を行います……言葉は、記録されますのでご了承下さい」( …意味が無いと思うけど… )


 恐い異星人には、目に映っていた。

(……ナニッ、あれが伝説で聞いた事がある、《平和の鳥 真っ白いハト!?》……)


 全省略 

「……以下の事により、刑を確定する、処刑を実行する……」 (天罰だな、今度 来る時は、気を付けて来いよ、迎えに行くからな……良い心を持って来いよ!?……)


 宇宙の色にカモフラージュしたjelly egg秘密部隊AIマシーンは、少しずつ小さな姿を現した。 次第に動き始めて小さい形を必要程度の大きさまでワープ、連結、そして、合体し続けた。 ( ready go )


 広い広い音の無い宇宙で前後左右だけでは、なく、ダイヤモンドの形をしたエリアがあった。

 ゆっくりゆっくりと刑を行なって行く。

 塵(ちり)を吸って行く、宇宙ゴミを吸って行く、機体がきしみ始める、フロントガラスにヒビが、はいる、機体の羽や細い部分が折れたり、割れたりして黒いダイヤモンドの角の丸型接続部に吸い込まれて行く。

「ア〜ッ、あアあアあア〜〜ー!?!?……」

 割れる!? 裂ける!? 次第に機体全体が千切れ始めた、ドッという瞬間のあとグシャグシャ〜、バリバリ〜、クシュクシュクシュ〜、と音!?を立てて全てを粉砕、粉塵し、人工的に作られたブラックホールに悪の異星人は、五体丸ごと飲み込まれたのだった。

 jelly eggが、散らばるやら、戻るやらして行く。


※ 明日は、我が身である。  

※ 人の命は、地球より重い。

      

    

                  終






 




 



 


 




 




 



 


 

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