第1章 奈々編.2

-濮目線-


今日も奈々と一緒にお弁当を

食べていた.ただ,,それだけのはずだった.

いつも通り,,屋上で奈々と

話していたら階段近くから

女子の黄色い声が聞こえてきた.


---------

まさか,,,,

---------


その通りだった.

太陽が来たのだ.

太陽が来た瞬間,,奈々は走って

太陽のところまで行く.

そして,,奈々はキラキラした笑顔を

太陽に向けている.

太陽が来たときにしか奈々は

あの表情はしない.

あの表情が見られるのは

嬉しいけど,,濮にもあの笑顔を向けてほしい.

ただ,,それだけのはずだった.


なのに....

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