■コンビニ _作戦会議11/12/09:55■
「はい注目!
こんなもんやと思うんやけど確認してや。
ヤタちゃんの話から今後の方針を書き出したで」
┌────────────────────┐
│『ホールズ』からの浸食を止める作戦会議 │
│①イナゴの殲滅 │
│②ラッパ吹きの確認 │
│③転生者の確認 │
│④ホールズを管理している神の確認 │
│⑤穴の処理 │
└────────────────────┘
「それで、イナゴ殲滅にあたりステータスの確認をしあおう。まずは俺から」
ゴンさんはA4のコピー用紙に向けて「ステータスオープン」と唱えた。
「これが俺のステータスや」
差し出されたコピー用紙に俺とヤタは揃って視線を落とした。
□■□
“”“”“”“”“”“”“”STATUS“”“”“”“”“”“”“”
生命力 15
神力 102
魔力 5
筋力 55
敏捷 25
器用 5
知力 473(+30)
守備 10(+5)
幸運 1
“”“”“”“”“”“”“”“”JOB“”“”“”“”“”“”“”“””
コンビニ店長
”““”“”“”“”“”“”MASTER“”“”“”“”“”“”“
天使
“”“”“”“”“”“”“”ABILITY“”“”“”“”“”“”“”
奇跡 レベル1/10
魔法 レベル1/10
商人 レベル10/10
“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”
□■□
「え、そんな馬鹿な!何ですかこの知力!」
「弱い…JOBが店長だし…」
「ふははは!」
何故かゴンさんは誇らしげに笑っている。
「そういえばJOBって何なの?
俺の時は『コンビニ店員』じゃなかったけど」
「本人が一番それに従事したいと思ったものかな。ジョブから学べるアビリティとステータスの恩恵、カッコプラスに影響してくる」
「なるほど。ちなみにゴンさんのステータスでイナゴって倒せます?」
「無理かな」
ヤタの視線を受けてゴンさんは笑い声を大にする。
「はぁーーはっはっは!
そう思うかも知れんけど、俺にはこれがあるんや」
ゴンさんは長いリュックの様な物を引っ張り出してきた。
「ガンホルスター…背負うタイプとか…」
ヤタはそう呟くと何故か顔がひきつっている。
「お、ヤタちゃん詳しい!ほんならコレも分かるんやないの」
ゴンさんは誇らしげに銃を取り出し机に置いた。
「でか!」
「ふははは!」
「パイファー ツェリスカ…世界最強のリボルバー拳銃…6kg」
「6kg!?米袋より重い拳銃!?そんなの扱えるんですか!?」
「ゴンの『器用』は5しかないから、まずあたらないかな…」
「ふははは!」
色々と課題は山積みのようだった。
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