■路上_STATUS11/12/06:30■
“”“”“”“”“”“”“”STATUS“”“”“”“”“”“”“”
雨森内沙汰 レベル1
※血の契約済
生命力 2
魔力 1
筋力 2 (+5)
敏捷 2(+5)
器用 95(+5)
知力 3
守備 1
幸運 7
“”“”“”“”“”“”“”“”JOB“”“”“”“”“”“”“”“””
メッセンジャー
“”“”“”“”“”“”“”ABILITY“”“”“”“”“”“”“”
運ぶ レベル1/10
梱包 レベル1/10
“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”
□■□
ブロック塀に刻まれたステータスを見ながら俺は先に口を開いた。
「ステータスって、上限100がMAXとかなんです…なの?」
「そんな事はないよ。私のを見る?」
「できれば是非」
「ステータスオープン」
ヤタは俺と違い静かに唱える。
大声じゃなくてもできるのなら先に試させて欲しかったんだけど…。
□■□
“”“”“”“”“”“”“”STATUS“”“”“”“”“”“”“”
雨森弥太郎 レベル71
(旧名 ャタァㇿ・ガァルァティㇲ)
※血の契約済
生命力 3
神力 421
魔力 359
筋力 1
敏捷 2
器用 103(+50)
知力 360(+50)
守備 1
幸運 3
“”“”“”“”“”“”“”“”JOB“”“”“”“”“”“”“”“””
魔法使い
”““”“”“”“”“”“”MASTER“”“”“”“”“”“”“
神使い
“”“”“”“”“”“”“”ABILITY“”“”“”“”“”“”“”
奇跡 レベル10/10
魔法 レベル10/10
“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”“”
□■□
いやなんだか、数字バグってないですか?
「色々と気になる点があるんですけど」
「な、何かな」
ヤタとはまだ短い付き合いだが、何だか今までと雰囲気が違った。
なんだか焦っているような、落ち着きを装っている気がする。
「その、一番気になるのは【血の契約者】ってところ。
あとはその【雨森弥太郎】って名前についてなんですけど…」
ステータスが仮に自分の意思で書き換えられるとしても、弥太郎という漢字は俺の頭の中にしかなかった。字を説明した訳では無いのでヤタは知らないはずだ…。
となると、元からその名前…男という事になるのだが…。旧名もあるんだよ…。
俺、知らない間に命名しちゃってた…とか?
「そこは私も実は混乱しているんだ。
も、もしかして…私の知らないところでその。
私に…
ところどころで声が裏返っているヤタはやはり焦っている。
このままではあらぬ誤解をされてしまう、事情を説明しないと。
「そそそそんな、事するわけないじゃないですか!
ヤタが割り箸を握って寝落ちしてたから割り箸を握っている手から回収して、布団に誘導したくらいですよ!」
「ふ、ふむ」
「………あ」
「あ?あって何だ!?」
軽く頭の髪を引っ張られた、かなり動揺しているようだ。
「いてててて。いやその、ヤタの握っていた割り箸を取るときにですね」
「取るときに!?」
「せ、静電気か何かで指が弾かれたんですよ。
その時は激痛だけだったんですけど、しばらくしたらその指から血が滴っているのを確認したんですね。これってもしかして、血の契約者と関係ありますか?」
「ううう…ま、まさかそんな事で【血の契り】が結ばれたの…」
背負っているヤタから生気が抜けたのか何故か急に重くなった気がする。
相当うなだれているに違いない。
「【血の契り】って何ですか?」
「血と血を混ぜ合わせ一族に加わる際の儀式だよ」
「い、ち、ぞく?」
「神に認められた、仲かな…」
「うえぇぇぇぇ!?」
これは結婚?
それとも養子??
もう警察に任せられなくなってきたんじゃないのこれ!?
「ご、ごめんなさい、なんだか大変な事に!?」
「ナイナイ、ひとまず気にしないで。済んだ事は仕方がないかな」
俺が慌てるぶん冷静になっているのか、ヤタは少し落ち着きを取り戻したようだ。
「今はそんな話より先にしないといけない話があるし、あと回しにしよう」
「わ、わかりました」
俺はどう責任を取っていくことになるんだろう…。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます