Only Yes

”誰かが不快に思うから“は規制の理由にはならない

”多数が不快に思うから“少数が規制されるのだから


”ゲイとか関係なく素敵“

”マイノリティじゃなくても人生は大変“

とかく物事の拡大化、問題の矮小化

ある現実に真正面からは向き合いたくないという怠惰


君は”いい人“でいたいんだ

「人に優しく」「人を嫌っちゃいけない」

そう言いながら君は君なりに嫌いな人を嫌ってる

君は自分の行いに気づいていないだけなんだ

だって君は”いい人“だから


こういう人がいい人

いい人はこういう行動を取る

いい人が取るであろう行動を取る

俺はいい人なんだろうか


嫌う権利を侵害できない

頭の中でならいくら殺されても構わない

”嫌なこと“を受け入れる心の広さを持ちたい

それっていい人なのか

それとも物分かりのいい人を

ただ演じているだけなのか


ある傷も壁も障害も全ては個性

そうして社会的なバリアは隠蔽される


俺や俺の周りではOKだからOK、は、

理屈として弱い

私や私の周りでは駄目だから駄目、に、

立ち向かえない


差別がいけないのは

かわいそうだから?

自分もいつか同じ目に遭うかもしれないから?

少なくともその方が美しいから?


違う そうじゃない

それが殺人だからだ


そう差別を許容すると

社会が悪い方へと向かうからだ


いきなり社会は変わらないし変えられない

いずれ世界は変化していくのかもしれない

でもきっと自己完結の語り合いだけじゃ何も変わらない

この世界にいるのは俺たちだけじゃないから


君がいない俺はいない

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