第70話 普通(?)の探索者達4



【※この話は連続更新分です!!】



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「富士森、戻ったか。ふむ……お前等は大丈夫そうだな」



 階段を上って入り口の通路に戻ると、富士森達を教官が出迎えた。


 その言葉を聞き、小泉が『やっぱり……』と複雑そうに呟く。



「階段に居る連中は駄目だったんですね?」


「ん……まぁな。なぁに、特に。育成コースで脱落しなかった奴等も、大半が最初の探索で挫折する。それが現実って奴だ」



 日本では探索者に成る為の敷居は低い。


 だが、それはあくまで『チャンス』を得られる敷居が低いだけであり、実際にそのチャンスを生かして真の探索者に成る者は限られている。


 けれども最初の探索で挫折しなかったら安心と言う話でもない。


 後の超人化で伸び代が無かったり、有用な異能に目覚める事が無ければ、その時点で探索者としての『素質が無い』と判断し、チームを自ら去る者も居る。


 逆に情に絆され、そのままパーティを組んだままで行動するのも危うい。


 そうした状態で探索を進めて行く内に『素質が無い者』がモンスターに殺され、強化された敵に対応できずにパーティーが全滅するケースも多くあったからだ。


 真の探索者に成るにはそうした幾つもの苦難が待ち受けており、狭き門なのである。


 それを見届けてきた教官からしたら、あの階段の光景は特に珍しいモノではないのだ。



「ともかく、お前等は成し遂げたんだろ? どれ、何か素材でも持ってきたか?」


「はい。チキンロングレッグの爪を……一体分だけ。Bマウスも二体倒したんですが、あいつ等は採れる素材が無い」



 鴨川がリュックからタオルに包まれた素材を出し、教官に差し出す。それを受け取った教官はタオルの中身を覗き込み、静かに頷いた。



「確かに奴の爪だな。どうする、回収班に届けて換金するか? それとも自分達でとして持っておくか?」


「記念?」


「意外に多いぞ? 初めての探索で仕留めたモンスターの証と言うか、記念として最初の素材を売らない奴等はな。ネックレスにしたりしてるチームも居るぐらいだ」


「と、言われてもな……」



 其処で鴨川は他の三人を見渡す。


 富士森達も仲が悪い訳ではないのだが、一年前に『余り者』どうしで組んだばかりであり、まだ深い絆がある訳ではない。


 故に鴨川は教官の提案に少し困惑する。だが、富士森だけは真っ先に肯定的な反応を見せた。



「いいじゃん、それ! お揃いであるモンスターの爪を皆で持ってさぁ、高校生の時みたいなキャピキャピした気分に浸ろうよ!」


「高校生は獰猛なモンスターの爪なんか持たねぇよ」



 小泉がそうツッコミを入れ、直ぐに現実的な問いを教官に投げ掛ける。



「その爪を売るとしたら幾らするんです?」


「奥多摩の多田からは一匹分を五万で政府が買い取ってたらしいが……アレは青森に新種が沸く前の話でな。今の相場は三万だ。これからは定期的に採れるだろうしな」


「三万……一人当たり七千五百円か。一日分のバイト代みたいなもんだな」


「いいじゃないですか!! 十分ですよ、売りましょう!!」



 値段を聞くと即座に夜桜が売る派に回る。


 以前から薄々と富士森達も気付いてはいたのだが、どうやら夜桜は金銭目的で探索者の道を選んだらしい。


 今回の探索の途中で自らそれを打ち明けてもいたが、以前の物静かな様子が何処か恋しく思える富士森達であった。


 現時点では記念派が富士森、売る派が夜桜、残りの二人は無投票。


 それを察した富士森が直ぐに両手を高く振り上げながら声高に主張する。



「駄目だよ~!! これは一生物の記念品だよ? 何時かさぁ、深部探索者になったアタシ達がこの爪を見て『ふっ、こんな奴に手間取ってた時期もあったな』ごっこができるんだよ!?」


「そんなごっこは別にしたくもねぇよ」



 冷静に小泉がそうツッコム。しかし、意外にも富士森の主張に鴨川が同意の言葉を向ける。



「だが、確かに一生物ではあるだろう。これを逃せば、もう二度と最初の素材は手にできないのだからな」


「えぇ? カモっさんって意外にロマンな人……?」



 これで無投票なのは小泉一人となり、他の三人から視線を向けられる。


 金銭欲に塗れた夜桜を選ぶか、幼稚な富士森とロマンチスト鴨川を選ぶのか。


 小泉は暫く真剣に悩んだが……その後のチーム内の関係も考慮し、後者を選んだ。



「わぁったよ、記念品として持っておこう。夜桜もガッカリすんなよ? どうせその内がっぽり稼げる様になるからさ。今は記念品を選ぼうぜ?」


「……そう、ですね。七千五百円は何時でも手に入る。けど、この爪は今回しか入手できないんですもんね」


「いや、何時でも手に入る訳じゃねーとは思うが……まぁいいや」



 小泉のフォローを受け、夜桜も頷いた。それを見届けた教官はタオルに入った素材を鴨川に返し、一つ忠告する。



「記念品として持つのはいいが、お前達は超人化もしてないし、爪が尖ったままなのは危険だぞ。ちゃんと自分達で爪先を丸くするなりの処理をしておけよ?」



 すると富士森は即座に小泉に向けて右手の人差し指を向け、キリっとした表情で告げた。



「よっし! リーダー命令としてウミりんに爪研ぎを任せたッ!!」


「い~や~だ~よッ!! なんでそんな地味な作業をやんなきゃいけねーんだよ! やるとしても自分の分だけするわ!!」


「えぇ、ケチ臭いなぁ。そういう我侭がチームの輪を乱すんだよ? ちゃんと爪切りも用意するからさぁ、お願いできない?」


「我侭なのはお前だろ!! そもそも市販の爪切り如きでこの爪をどうこうできるか!!」



 と、何時もの漫才が始まる。


 それを見ていた教官は密かに口角の端を持ち上げ、内心で『大成するかもな』と富士森達の今後を予想した。


 そんな風に和やかな時間を過ごしていると、突如として入り口の境界線の向こうから教官を呼ぶ声が響き渡る。



『教官殿!! 少し宜しいですか!?』


「ん……?」



 入り口に居たのは青森駐屯地から派遣された自衛隊の男だった。


 ダンジョン警備を請け負うのは本来なら迷宮庁に属する警備員なのだが、青森ダンジョンは突如出現して即座に完成した為、警備員の動員がまだ完了してないのである。


 故に、今は臨時の警備役として自衛隊の部隊が近くの駐屯地から召集されてるのだが、何かトラブルが発生したらしい。


 教官はそっと溜め息を零し、興味深そうに眺める富士森達に向かって『其処で待機してろ』と一言だけ告げて外へ向かう。



「どうした?」


「はっ! それが……どうも面倒な事になりまして」


「その面倒を言えと言っている」



 教官は煮え切らない相手に対し、真っ向から問い質す。


 まがりなりにも教え子達のの邪魔をされて、少し苛立っていたからだ。


 探索者の指導を受け持つ迷宮庁に属する教官。


 彼女は当然ながら『超人化』を済ませている元探索者であり、そんな相手の怒りを買って堪るかと慌てて自衛隊員は答える。



「え、えっと……巡回中の部隊が発見したのでありますが、どうやら『ダンジョンに入れろ』等と主張しながら此処に向かう一般人の男性達が居るようなのです」


「それがどうした? そういう馬鹿な奴等を追い返すのが諸君の仕事なのではないのか?」


「そうなのですが……数が"多すぎる"のです。百人を軽く超える数で此処に向かってるとの事で、我々の警告も無視して行進を続けているのです。当然ながら守るべき市民に向けて発砲する訳にもいかず……」


「まるで意味が分からんな。何故そうなった? それにダンジョンに入れろだと? 奴等が男の時点でダンジョンに入れないのは世間一般の常……――あぁ、



 其処でようやく教官も状況を把握する。


 何の間違いか奥多摩では『多田独理』と言う少年がダンジョンに入り込み、挙句の果てには超人化にも成功して日本政府公認の『探索者』になってしまった。


 そうした『男性の探索者』が誕生した影響が、今になって現れてしまったと言う事らしい。



「ちっ……これだから男ってのは厄介だ。未だに自分達が強者の立場で居るつもりらしい。古い時代の価値観を捨てきれずに、哀れなもんだな」



 目の前に"男の自衛隊員"が居るにも関わらず、教官はそう吐き捨てた。


 だか、自衛隊員は特に驚きもせずにその言葉を受け入れる。


 こうした価値観は既に今の世の中では"普通"であり、この程度で一々苛立ちを覚えていたらストレスで早死にするのがオチだからだ。


 教官は顎に手を添えて少し考え込み、そして小さく頷いた後で指示を出す。



「構わん、そいつ等を此処まで通せ。自衛隊も奴等を止めなくていい」


「え? よろしいのですか?」


「あぁ、どうせ奴等にダンジョンの境界線は越えられない。それは既に青森にダンジョンが出現した直後に政府が試してる」



 青森に突如として日本で二つ目のダンジョンが生まれたその直後、奥多摩の件を思い返し、政府は直ちに『男がダンジョンに入れるのか』を試している。だが、結果としては失敗に終わっているのだ。


 当然ながらその実験結果を迷宮庁に属する一員として知らされており、教官は特に心配する事ではないと判断する。



「だから自衛隊は下がってていい。政府には職務放棄では無かったと後で私から説明しておく。だから貴様も退避してろ。あぁ、警察には連絡しておけよ? 私が追い返した後で奴等を捕まえさせてくれ」


「り、了解しました! どうかお気をつけて! 警察にも即座に連絡をします」


「あぁ……いや、待て!!」



 そう言って去ろうとした自衛隊員を教官は呼び止め、振り向いた相手に対し事も無げに追加の注文を飛ばす。



「それと……救急車も呼んでおけ。いいな?」



 その言葉を聞いた瞬間、自衛隊員は背筋が凍る様な錯覚を感じながら見事な敬礼をした。



「は、はっ!!」


「いい返事だ、もう行け」



 許しが出ると、即座に自衛隊員は去って行く。


 教官は『面倒が起きたな』と溜め息を零し、境界線を超えてダンジョンの入り口に足を踏み入れる。


 すると当然ながら入り口の奥で待機していた富士森達に何が起きたかを訪ねられ、教官は自衛隊員に伝えられた事をそのまま彼女達に伝えた。


 それを聞き、小泉は真っ先にその顔を青褪めさせて叫ぶ。



「う、嘘だろ!? ぼ、暴徒が此処に向かってるぅ!? な……なんでそんな状況で自衛隊を下がらせたんですか!!」


「暴徒は言いすぎだ。ただ、現実が見えてない男共が此処に向かってるだけだ」


「似た様なもんだろ!!」



 これには思わず小泉が何時ものノリでツッコミを飛ばしてしまう。


 普通なら教官に対する言葉遣いで諌める場面なのだろうが、今回ばかりは夜桜も小泉に同意した。



「そ、そうですよ! 教官は超人なのかもしれませんが、私達はまだ普通なんですよ?! もし、男の人達が境界線を越えてきたら……私達は……」



 其処まで言った所で彼女は強く瞼を閉じる。

 恐らく脳内に浮かんだ悲惨な絵を消し去りたいのだろう。


 教官は混乱する小泉と、怯える夜桜の肩に優しく手を置いた。



「安心しろ、もしそうなったら私が全力でお前達を守ってみせるさ。指一本すら触れさせん」



 そんな感動的な光景にも関わらず、富士森は何時もの調子のままで言う。



「やだぁ……教官ったら意外に情熱的だったんだね」


「お前は守らんからな、富士森」


「ひでぇ!! 私もか弱い乙女なのにぃ~」



 だが、くねくねと体を揺する富士森を眺める教官の眼差しは優しいモノだった。恐らく彼女は万が一が起きれば、言葉とは裏腹に全力を尽くして富士森も守るだろう。


 そんな雰囲気で唯一寡黙なままだった鴨川がふと視線を上げ、入り口を見ると警告を発する。



「来ました、教官」


「ん……お前達は下がってろ。馬鹿な男共の対応は私がする」



 教官はその場から離れ、境界線の近くに向かう。


 すると今まさにダンジョン前の敷地に教官が口にした『馬鹿な男共』が足を踏み入れている場面だった。


 教官は仁王立ちの姿で待ち構え、男達もまっすぐとダンジョンの入り口に向かってくる。


 そして遂に境界線を挟んだままの状態で間近に対面し、教官はゆっくりと唇を上下に開いた。



「ようこそ、現実を見れない哀れな男共。どうせ奥多摩の件で『自分も探索者に成れる』などと、有り得ない夢を見たんだろ? ふっ……良い歳した大人の癖に哀れなもんだな」



 集まった男は殆どが歳を食った者だった。


 つまりはダンジョンが出現する経験を持つ男性達であり、今の女性優位な世界に反感を強く持つ世代なのである。


 それを確認した教官は心底哀れんだ目で彼等を見下す。



『なんだと……っ!?』



 いきなりの挑発を受け、手を伸ばそうとした先頭の男の手が境界線で弾かれる。


 それを確認し、どうだと言わんばかりに教官は手を横に振り抜いた。



「それが現実だ、貴様等は境界線を越えられない。ダンジョンはそういう作りになっているんだよ。こんなの……今は義務教育で習う事だぞ? あぁ、すまない。歳を取ったお前達はそうした新たな知識を脳内にアップデートできてないのかな? なんなら、今発行されてる新世代向けの教科書でも贈呈しようか?」



 最後にそう言って教官は鼻で笑う。


 すると男達の怒りとこれまでの不満が一気に爆発し、一斉に男達が境界線に詰め寄ってくる。



『ふざけんな女の癖に!!』


『調子に乗りやがってぇええええええ!!』


『思い知らせてやるからなァッ!!』



 男達は次々と押し寄せ、そして境界線に弾かれる。誰一人として通過できず、そのまま無駄な時間が流れていく。


 その内に弾き飛ばされた者同士が勝手にぶつかり合い、怪我人すら出てくる始末だ。


 流石にそんな状況では勢いが削がれ、その内に境界線へと踏み込む事を止めてしまう。


 そのタイミングを見計らい、教官は再度口を開く。



「……これで分かったろ? 奥多摩の件は有り得ない奇跡が起きた様なモノだ。そして、奇跡はそう簡単に起こらない。もしもまた奇跡が起こったとしても、貴様等に探索者が務まる筈もないだろうがな」



 教官は徹底的に男達を見下し、打ちのめす。しかし、そんな彼女に対してまだ反抗する者が居た。



『ちっ、偉そうにしやがって……! 男が居るから社会が成り立ってるんだぞ!! お前等が冒険ごっこをしていられるのも、俺達のお陰なんだ!!』


「――冒険ごっこ?」



 直後、教官は自ら境界線の外へと踏み出した直後に、目に止まらない速さで移動し、相手の男の喉下を掴んで宙に持ち上げていた。


 周囲に居た他の男性たちは度肝を抜かれ、全く反応できずに見守る事しかできないでいる。



「私達が……探索者がどれ程の犠牲を払い、世界に貢献してきたか知らないのか? 今、お前を無力化してるこの力を利用しても、歯が立たない化け物がダンジョンには居るんだ」


「ぐっ、い……は、離せぇ……ッ」



 教官は必死にやりすぎない様に力を抑えつつ、食い縛った歯の隙間から言葉を搾り出して行く。



「どれ程の強敵が、恐怖が、危険がダンジョンに渦巻いていると思う? お前達は知らないだろう。あぁ、それは仕方ない。何故ならお前達男はダンジョンに入れない……いや、待てよ? もしかしたら入れるかもな、試してみようか」


「な、なに?」



 言うと、教官は男を掴みながらダンジョンの境界線に立ち、無造作に男を押し付ける様にした。けれども境界線は越えられず、境界線上を超えようとした男の手足や頭がガクンと後ろへと跳ねる。



「おや、失敗したか? ふむ、次はもっと私が力強く補助してやろう」


「や、やめ……ァア!!」



 再度として、教官が男を境界線上を超えさせようとするが、上手くいかない。跳ね飛ばされる反動で衣服が裂け、何度もビクンビクンと跳ねる様な動作を繰り返すだけで終わる。


 頃合を見て、教官は男を地面に降ろし、その様子を呆然と見ていた男達に向き直って言う。



「ふむ、どうやらこの男は駄目だったらしいな。他に境界線を越えたい者は居るか?もし、居るのであれば私が手助けしてやるぞ?」


「ふ、ふざけんな!! 今のは完全な暴行行為じゃねぇか!! 違法だぞ!!」


「暴行? 違法? 何を言ってる、今のは手助けだよ。お前達は境界線を超えに来たのだろう? それを手助けしてやったと言うに、心外だな。そもそも……お前達がしてる行為も違法なのだぞ? 自分達が今まさに法を犯してる癖に、他人にソレをされると法を盾に抗議するなど、どれだけ情けないんだ、お前等は?」



 至極全うな指摘を受け、男達は怯む。


 特に『男のプライド』と言う、前時代的な価値観を強く持つ世代であったから効果は抜群だった。


 次第に冷めた空気が広がっていき、暴徒達は徐々にその場から去り始める。



「くそ、化け物が……」


「やってられるか……クソっ」



 捨て台詞を零し、男達は怪我をした仲間を連れて次々に去って行く。


 それを強い眼差しで睨み付けながら、教官は小さく呟いた。



「一度、人に奇跡を見せると欲が止まらなくなる……だから奇跡は嫌いだ。……まさか、の奇跡まで起きるとはな」



 一度目の奇跡は二十年前にこの世にダンジョンが生まれた事。


 二度目の奇跡は奥多摩で一人の探索者が生まれてしまった事。


 三度目の奇跡は日本国内で二つ目の例外的なダンジョンが青森に誕生した事。


 今正に、何かしらの変化が世界に起きようとしている。


 一度目の奇跡の渦中で生き抜いてきた教官は、その時の混乱を思い返しながら天を見上げた。



「……四度目は起きるのか?」



 ――もうあまり、変化の渦中で苦労はしたくないんだがな。



 その言葉は口に出さず、自身の胸の中だけに響かせた。



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