悪役令嬢は貢ぎます

01 . 百合ゲーの世界に


わたくしは目を覚ます。


「ここは?.....」


目覚めて、私は起き上がる。

意識が、ハッキリとした時、何かが流れるように私の頭に私とは違う記憶が入る


「なんなのこれは!」


そして流れ込んできた記憶は、私とは違う、しかも男性の記憶

その人物の名前は分からないが、あるPCゲームをしている最中の記憶


そう、それが今私がいる世界『百合が*咲くころ』という略してゆりころの百合ゲーの舞台という事が、その記憶から読み取れた。


自我は私でもその男性の部分が4割程備わってしまって少し不服になる。


だが、それは重要じゃない、なぜなら私はそのゲームのどの立ち位置でも嫌がらせをするキャラクターで、私こと、鳳凰院麗華ほうおういんれいかという人物はいわゆる悪役令嬢なのだ。


そして不服にも、確かに言動はお世辞にもいいとは言えない。

この記憶にあるゲームの中の私も取り巻きを侍らせて嫌がらせをしているが、今は断じてここまで考えることは無い。


なのでこうならないように、今からでも改善しなくてはならない。

幸いにも、この本編から、残り5年もあるのだから!今は10歳だから改善する余地はある。


だけど、万が一があるかもと思い、この記憶は誰にも言わずに、私は家族であるお父様に相談し、色々とお金で解決しようと思う。


こちらにもゲームはあるが、課金なる言葉があるが、私は投資の方がいいのでは?と思ってしまう。


そういう私は世界でも屈指の投資家の家系で鳳凰院財閥の一人娘で鳳凰院グループの跡取りなのだ。


だから、私のお小遣いもそれなりにあるのだ!ハッハッハー!!おっとごほん!少し記憶の方の方が出てしまったわ。


とりあえず、今すべき事は、この5年で親達と仲良くなって屋敷のメイドやその他の人達とも仲良くならないとね!!

そうと決まれば!!色々頑張らないと!!と思っていたが、何かいい案がないかな?


――そうだ!あと少しでお父様の会社でパーティーがあるわ!!

それに参加させてもらって改善できるように取り計らえばいいわね!!


そうと決まればお父様の所に言って相談しないとね




✣✣✣✣✣




――というわけで、家にあるお父様の執務室に着く

扉をノックすると、扉の向こうから『どうぞ』とお父様が返事をし、私は『失礼します』と言ってはいる。


「どうしたんだい、麗華こんなに早く来て、もしかしてパパに会いたくて来たのかい?」


と言われニコニコしながら私を見つめてくる。

私もお父様は大好きだし、尊敬もしている、でも、今日は、この記憶もあって少し恥ずかしいことでも行けると思い、私はお父様に告げる。


「うん!私ねパパに会いたくて、来ちゃったの!いつも仕事で忙しくしているから、何かしたくてきたの、だからパパ!!何かわたしにできることがあったら行ってみて!!」


そういうと、お父様は感激したのか少し瞳をうるわせて尋ねてくる。


「どうしたんだい今日は?何か欲しいものでも出来たのか?それなら何でも言ってみなさい、どんな事でも叶えてあげるよ。」


お父様はそういうが、私は首を横に振り、お父様に気持ちを伝える。


「いいえ、パパそうでは無いんです。

いつも私は、わがままし放題で、パパやママとの時間を作っていなかったことに気づいてしまって、

ちょっと、情けないと思ってしまったんです。だから、これからはできるだけパパやママ、他の人達とも関わっていこうと思っただけなんです。

でも今更ですよね...使用人やメイドさん達には気づく合っていたので、もう嫌われちゃってるかも....ですか....」


これぞ!泣き落とし、今の父親なら、かなり来るものがあるのではと思っていたら、椅子から立ち上がり、私を強く抱きしめます。

それに応えるように私もお父様の背中に手を回します。

そうすると、優しく頭を撫でてくれてなんとも言えない高揚感が生まれる


そんなことを思っているとお父様が、私に優しい言葉で、労うように言葉告げます。


「麗華は偉いな、そんなことを思っていてくれたなんて、私は凄く嬉しいよ。

でも、虐げる様なことはしない方がいいのは確かだが、私達は下の者に遜出へりくだることはしないようにね。

此方は、彼らをやっとている立場だから」


「うん!分かったわパパ!!それとね、私誕生日パーティーとかもそうだけど、パパと一緒にパーティーに行ったことあまり無かったから、これからは一緒に行けたら嬉しいな!!

そこでね、そこであった私と同じぐらいのお友達とか出来たりしたら嬉しんだ!えへへ♡」


そんな子供っぽい言葉を言うと、なにかに打たれたかのように、胸に手を当てている。

これで、お父様は落ちたな!ハッハッハ!計画通り!!とっ!イケナイイケナイ


そうして、私はこれからお母様や使用人達を篭絡する為駆け回り、今日一日で、今まで振舞ったことの無い姿を見せたのもあってか、屋敷は私の話題で持ち切りになるのだった。




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お読み下さりありがとございます!


面白そうだったり楽しんでもらえたならいいね👍この作品をオススメできると思ったら✨3点の程よろしくお願いしますm(_ _)m



すみません!!m(_ _)m

12月に上げるというのは、あれは嘘....では無い!が!1話だけでもと思い投稿しました!!


少しだけ、主人公の記憶を薄めて、言動は興奮した時やたまに出るぐらいで、収めようと思った次第です。はい( '-' )


とりあえずはここからの展開は、考え中なので、すみませんが、待っていてくれると嬉しいです。

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